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2026/03/17

30代女性 出っ歯と開咬に対しアンカースクリューを用いたワイヤー矯正で治療した症例

ご相談内容

「昔から出っ歯が気になっていて、治したいと思っていた。また、噛み合わせが悪く奥歯に負担がかかっていて、噛むと痛いことがある」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、上前歯が大きく前に出ている上顎前突であり、上下の前歯が噛み合わずに口を閉じても前歯同士が接触しない「開咬(かいこう)」の状態でした。
レントゲン撮影をして詳しく調べた結果、歯の位置だけでなく、骨格的な問題があることが分かりました。

また、前歯で食べ物をうまく噛み切ることができないため、奥歯にも強い負担がかかっているだけでなく、このまま放置すると、奥歯がすり減ったり痛みが生じたりするリスクもあります。

以上のことから、噛み合わせを改善する治療が必要だと診断しました。

行ったご提案・治療内容

患者様の場合、骨格的な上顎前突が噛み合わせを乱している主な原因であることから、矯正治療では前歯を後方へ大きく動かすためのスペースを確保する必要があります。
そのため、今回は以下2つの方法を提案しました。

①抜歯後、アンカースクリューを用いたワイヤー矯正
アンカースクリューとは、顎の骨に埋め込んで歯を移動させる固定源とする矯正用の小さなネジのことです。
上顎の奥歯(第1小臼歯)を左右1本ずつ抜き、奥歯にアンカースクリューを埋め込みます。上奥歯をしっかりと固定することで、抜歯で確保したスペースを最大限に活用しながら、前歯を効率よく後方へ牽引することが可能です。

メリット:骨格的な上顎前突に対応しやすく、前歯を大きく後方へ動かすことができる
デメリット:抜歯後に痛みや腫れが伴う場合がある。ワイヤー矯正装置は取り外しができないため、やや目立つ

②取り外し可能な装置を使用するマウスピース矯正
透明な樹脂製のマウスピース(アライナー)を段階的に交換しながら、歯を少しずつ動かしていく矯正方法です。

メリット:装置が透明で目立ちにくく、取り外しができる
デメリット:決められた時間装着しないと、十分な効果が得られにくい。骨格の問題で重度の上顎前突になっている場合は対応が難しい

以上のメリットとデメリットを丁寧にお伝えしたところ、患者様は①のアンカースクリューを用いたワイヤー矯正を選択されました。

まず、上顎の左右奥歯を抜き、前歯を後方に動かすためのスペースを確保します。
次にアンカースクリューを埋入し、上下の歯にワイヤー矯正装置を装着して、少しずつ歯を動かしました。

治療の結果、前歯が正しく噛み合うようになり、横顔のバランスも整いました。

矯正治療終了後は、歯が元の場所に戻らないよう上下前歯に保定装置(リテーナー)を装着し、治療を終了しています。

この治療のリスクについて

・治療中、発音しにくい場合があります
・治療中、舌が動かしにくいことがあります
・治療中、装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になる場合があります
・冷たいものを飲んだときに歯がしみる「知覚過敏」の症状が出る場合があります
・持病をお持ちの方や、服用中のお薬の種類によっては、外科処置ができない場合があります
・外科処置後に痛みが長引く場合があります。必要に応じ痛み止めを併用します

  • 年齢・性別 30代女性
  • 診療種別 自由診療
  • 治療期間の目安 2年6ヶ月
  • 治療回数の目安 -
  • 治療費総額の目安 約1,000,000円

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休診日 日曜 祝日
代表者 大塚 正行

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