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2024/08/19

70代男性 残っていた状態の悪い歯をすべて抜いたあとインプラントを用いた総入れ歯で修復した症例

ご相談内容

「下の入れ歯を支えている歯がグラグラしている。しっかりと噛めるように治してほしい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、お口の中には歯が5本しかありませんでした。
左上には、詰め物が装着された奥歯が1本だけ残っていましたが、詰め物の下には虫歯が再発しているおそれがあり、長期保存が難しいと考えられます。

下顎には、残っている前歯4本のうち左右の犬歯で支える入れ歯が入っていましたが、前歯が4本ともグラグラとしていることが原因で入れ歯が安定せず、しっかりと噛むことができません。
そのため、下顎の歯を今後も入れ歯の土台として使うことは難しい状態でした。

行ったご提案・治療内容

残っている歯5本はすべて状態が悪いことから、抜歯が必要であることをお伝えしました。また、上下ともに歯が1本もない「無歯顎(むしがく)」になると、食べ物を噛む機能である「咀嚼(そしゃく)能力」が低下しやすいため、しっかり噛めるよう上下それぞれに入れ歯を入れる治療を提案し、了承いただきました。
入れ歯治療の方法は、以下のとおりです。

下顎:自費診療の「インプラント義歯」
人工歯根「インプラント」を埋め込んで入れ歯を固定する方法で、今回は粘膜と接する部分が金属製でぴったりフィットする総入れ歯「金属床義歯(きんぞくしょうぎし)」を使用します。インプラントは、抜歯と同時に埋め込む「抜歯即時法」を採用することで、治療期間の短縮が期待できます。

上顎:保険適応の総入れ歯
状態が悪い左上の歯は、新たに作製する入れ歯の土台とするには難しいと判断し、抜歯をしてから歯全体を覆う総入れ歯を作製します。

まず下の前歯のうち犬歯を2本抜き、それぞれにインプラントを埋入します。
インプラントが定着するまでの間、引き続き入れ歯を使用して食事ができるよう、中央の前歯2本は残しました。

3ヶ月後、インプラントが骨としっかりくっついたことを確認できたため、中央の前歯2本も抜いて金属床義歯を作製し、同時に上顎の総入れ歯も製作します。
それぞれ装着した状態で噛み合わせなどに問題がないことを確認して、治療を終了しました。

この治療のリスクについて

・インプラントは外科手術のため、術後に痛みや腫れ、違和感を伴います
・メンテナンスを怠ったり、喫煙したりすると、お口の中に大きな悪影響を及ぼし、インプラント周囲炎等にかかる可能性があります
・糖尿病、肝硬変、心臓病などの持病をお持ちの場合、インプラント治療ができない可能性があります
・高血圧、貧血、不整脈などの持病をお持ちの場合、インプラント治療後に治癒不全を招く可能性があります
・入れ歯は着脱式のため、食後の清掃が必要です

  • 年齢・性別 70代男性
  • 診療種別 自由診療
    一部保険診療
  • 治療期間の目安 4ヶ月
  • 治療回数の目安 -
  • 治療費総額の目安 約1,500,000円

※掲載された情報は治療の効果を保証するものではありません。
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住所 〒177-0044 東京都練馬区上石神井4-7-27
診療時間 9:30~13:00 14:30~19:00
休診日 日曜 祝日
代表者 大塚 正行

※記載の内容は最新の情報と異なる場合がございます。正確な情報は歯科医院にご確認ください。

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