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2023/11/09

30代女性「治療したばかりの奥歯が噛むと痛い」歯ぐきを切開して歯根の周りに生じた炎症を取り除く「外科的歯内療法」で被せ物を外さずに治療した症例

ご相談内容

「右上の奥歯が痛くて噛めない。最近被せ直したばかりの歯なので、できれば被せ物を外さずに治療したい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、右上の奥歯(第1大臼歯/6番)の根の周りに炎症が起きている「根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)」を認め、CTを撮影して詳しく調べると、根の周りに膿の袋ができて非常に大きくなっていました。

根尖性歯周炎は放置すると歯を抜かなければならなくなり、周りの歯に炎症が広がる可能性もあります。そのため、すぐに治療が必要な状態と診断しました。

行ったご提案・治療内容

通常であれば被せ物を外して歯の根の治療を行いますが、被せ物を外したくないという患者様のご希望に沿って、歯ぐきを切開し、顕微鏡を用いて歯の根の先端から治療を行う「外科的歯内療法(げかてきしないりょうほう)」をご提案しました。
外科的歯内療法は治療の難易度は高いですが、被せ物を温存したまま歯を残すことができる方法です。

治療に同意いただいた上で、まずは術前のCT撮影で炎症の広がりを確認した後、顕微鏡下で歯ぐきを切開してめくり、あごの骨に穴を開けてを歯の根を露出させました。
根尖性歯周炎は歯の根の先端が感染源になっているため、その部分も合わせて除去が必要です。根の先を3mmほど切除するとともに、炎症を起こしている組織をきれいに取り除きました。

その後、殺菌効果が高い「MTA」セメントを用いて、歯の内部を根の方向からぴったりと封鎖する「逆根管充填(ぎゃくこんかんじゅうてん)」を行い、切開した歯ぐきを緊密に縫い合わせました。

術後の経過・現在のご様子

奥歯の痛みが解消されてしっかり噛めるようになり、被せ物も温存することができました。
患者様にも「手術後の腫れや痛みもほとんどなく、被せ物も外さずに済んで嬉しい」と大変ご満足いただいています。

今後も定期的な検診でご通院いただく予定です。

この治療のリスクについて

・持病をお持ちの方や、服用中のお薬の種類によっては、外科処置ができない場合があります

・外科処置後に腫れ、出血が生じる場合があります

・外科処置後に痛みが長引く場合があります。必要に応じ痛み止めを併用します

・外科処置後のメンテナンスを怠ると、良好な結果が得られない可能性があります

  • 年齢・性別 30代女性
  • 診療種別 自由診療
  • 治療期間の目安 約2週間
  • 治療回数の目安 2回
  • 治療費総額の目安 外科的歯内療法 100,000円

※掲載された情報は治療の効果を保証するものではありません。
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治療前 治療中 治療後

クリニックより

当院では、歯を抜かず残す治療に対して非常に力を入れています。
他院で抜歯が必要と診断された歯でも、治療法によっては温存することが可能な場合がありますので、ぜひご相談ください。

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住所 〒177-0044 東京都練馬区上石神井4-7-27
診療時間 9:30~13:00 14:30~19:00
休診日 日曜 祝日
代表者 大塚 正行

※記載の内容は最新の情報と異なる場合がございます。正確な情報は歯科医院にご確認ください。

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