ご相談内容

13年前からご通院いただいている患者様です。
定期健診で、左下の奥歯（第1大臼歯／6番）の銀歯の周りに虫歯が発見されました。
まだ初期の虫歯だったため、痛みやしみるなどの症状はなく、ご本人も気がついていませんでした。

カウンセリング・診断結果

虫歯は目視だけでなくレントゲン上でも確認でき、画像診断結果から虫歯は比較的浅いことが予想されました。
治療前のレントゲン画像内の右から3番目の歯、白く映った銀歯の隣の黒い影が虫歯の部分です。

行ったご提案・治療内容

患者様には3つの選択肢があることを説明し、ご提案しました。

1つ目は、銀歯は取り外さず、目視で確認できる範囲の虫歯を削り保険適用のプラスチックの詰め物で治療する方法です。
比較的容易な方法のため、治療は1回で終わり患者様の負担も最小限に抑えられるというメリットがあります。
しかし、今回の虫歯は銀歯がご自身の歯と完全に合っていないことから発生していました。そのため、虫歯が銀歯の内部で広がっている場合は虫歯を取り残してしまう可能性があったことから、歯科医としてお勧めできないことをお伝えしました。

2つ目は、銀歯を取り外し虫歯を完全に取り除いたのち、再度保険適用の銀歯を入れる方法です。
この方法は虫歯の取り残しがないことが利点ではあるものの、保険適用の銀歯は精度が低く硬すぎるため、虫歯の再発や歯や噛み合わせへの過度の負担、周りの歯との調和がとりにくいなどのデメリットもあります。

3つ目は、銀歯を外してから虫歯を取り除き、精度のよい自費の詰め物に置き換える方法です。
この方法は保険適用の場合と比較すると費用は高くなるものの、その他に欠点は見つからず、最もお勧めできる治療法です。

患者様は、虫歯のリスクと銀歯の見た目の悪さが回避でき長持ちするという理由から、自費で白い素材の詰め物での治療をご選択されました。

まずは麻酔を行い、古い銀歯を除去してから虫歯を削り、歯の形を詰め物の材質に合うように整えました。
銀歯を取り外す際は、削る範囲を最小限に抑え、歯へのダメージができる限り少なくなるよう心がけ治療を行いました。
その後歯の型を取り、噛み合わせの歪みや治療部位の汚染を防ぐために仮歯を装着して初日の治療が完了しました。

2回目のご来院時に、完成した白いガラスセラミックの詰め物「e-max」を、噛み合わせに合わせて調整し、接着して治療が完了しました。

この治療のリスクについて

・装着に際し、天然歯を削る必要があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります
・一部の治療を除き、自費診療（保険適用外治療）です

• 年齢・性別 50代男性
• 診療種別 自由診療

• 治療期間の目安 -
• 治療回数の目安 2回
• 治療費総額の目安 101,410円

※掲載された情報は治療の効果を保証するものではありません。
ご利用により万一何らかの損害が発生したとしても、当サイトは一切責任を負いかねますのでご了承ください。

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  高岡歯科医院

  TEL:0120680422

  
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