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2024/03/19

30代男性 マイクロスコープを用いた「精密根管治療」で炎症による膿や痛みを改善した症例

ご相談内容

「歯ぐきにニキビのようなものができて、食べ物を噛むと痛い」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、右下の奥歯(第1大臼歯/6番)は過去に神経をとって歯の根の中をきれいにする「根管治療」を行った歯で、再び同じ場所が細菌感染したことで炎症が起きており、歯ぐきに膿の袋である「フィステル」ができていました。

また、隣の右下の奥歯(第2大臼歯/7番)にも虫歯が生じています。

このままの状態を放置すると、炎症が広がり歯根周囲の骨が溶けて抜歯のリスクが高まるため、まず再根管治療を行い、たまった膿を取り除く必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容

肉眼では見えない小さな患部を拡大してしっかり確認できる顕微鏡「マイクロスコープ」を使用した「精密根管治療」で根の内部の細菌を除去する方法を提案し、同意いただきました。

歯根内部に細菌の取り残しがあると再治療のリスクが高まるため、まずマイクロスコープを用いて、過去に詰めた薬剤や細菌感染した部分を丁寧に取り除き、内部を洗浄、消毒してから隙間ができないよう薬剤をしっかり詰めて、再び密閉します。

根管治療後は、歯根に歯と同じようにしなる土台の「ファイバーポスト」を装着し、歯根破折のリスクを軽減しました。
次に、土台の形をきれいに整えてから歯型をとりました。最終的な被せ物として、周囲の歯の色味と合わせたガラスセラミックスを強化した素材「E-max」を採用しました。
E-maxは透明感が高く審美性に優れており歯垢もつきにくく、さらに強度が天然歯と変わらないため、噛み合う歯がすり減ることもありません。

後日、完成したE-maxの被せ物を装着して、治療を終了しました。

この治療のリスクについて

・まれに根管治療後も再治療、外科手術、抜歯などの処置が必要となる場合があります
・治療中まれに器具の破折、被せ物や詰め物など修復物の損傷、歯の破折が起こる場合があります
・治療中や治療後に不快症状が出たり、治療後に痛みや腫れなどが生じたりする可能性があります
・装着に際し、天然歯を削る必要があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外)です

  • 年齢・性別 30代男性
  • 診療種別 自由診療
  • 治療期間の目安 3ヶ月
  • 治療回数の目安 5回
  • 治療費総額の目安 約170,000円
    精密根管治療(1根管)
    ファイバーポスト
    E-maxの被せ物

※掲載された情報は治療の効果を保証するものではありません。
ご利用により万一何らかの損害が発生したとしても、当サイトは一切責任を負いかねますのでご了承ください。

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治療前 治療中 治療後

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診療科目 一般歯科、矯正歯科、小児矯正、ホワイトニング、インプラント、詰め物・被せ物、根管治療、顎関節症治療
自由診療 ワイヤー矯正、マウスピース矯正、インプラント、根管治療、セラミック・ジルコニア、ブリッジ、顎関節症
住所 〒235-0023 神奈川県横浜市磯子区森1-11-4 パシフィック磯子マンション101
アクセス JR根岸線 磯子駅 西口より徒歩3分
診療時間 9:00~13:00 14:30~18:00
休診日 月曜 日曜 祝日
代表者 武内 清隆

※記載の内容は最新の情報と異なる場合がございます。正確な情報は歯科医院にご確認ください。

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