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この症例の提供歯科医院

たぶち歯科 歯内療法専門院 川崎市中原区

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  • その他の診療
2023/10/02

30代女性「ぶつけて上の前歯が欠けた」歯の破折により露出した神経を、細菌感染を阻止するため部分的に取り除いて温存し、欠けたご自身の歯を接着して形を回復させた症例

ご相談内容

「ぶつけて上の前歯が欠けた」と急患でご来院されました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、右上の前歯(中切歯/1番)が破折して内部の神経が露出してしまっている「複雑性歯冠破折(ふくざつせいしかんはせつ)」が認められました。

歯の神経の詳しい診査を行ったところ、機能は正常であると診断しました。

行ったご提案・治療内容

露出した神経をわずかに除去する「部分断髄(ぶぶんだんずい)」を行ってから、破折した歯の頭部分を接着する治療をご提案しました。

部分断髄は、歯の神経を温存する「生活歯髄療法(せいかつしずいりょうほう)」のひとつです。
露出して細菌感染した可能性がある神経を部分的に取り除くことで、奥にある健康な神経を残せることをご説明し、同意いただきました。

まず、治療する歯をゴムのシートで保護する「ラバーダム防湿」を行い、可能な限り清潔な環境下で処置を開始しました。
神経の露出した面を2ミリ程度除去し、残った神経を生体親和性の高い「バイオセラミック」の材料で保護しました。
その後、破折したご自身の歯の欠片をプラスチックの材料で接着し、歯の形を回復させました。

術後の経過・現在のご様子

治療後は、温存した神経が正常な状態を保っているか確認するため定期的にご来院いただき、歯の神経の働きを調べる「歯髄生活度診査(しずいせいかつどしんさ)」やレントゲン診査を継続的に行いました。
現在は受傷から約4年が経過し、痛みなどもなく良好な状態を保っています。
患者様にも「神経を残すことができて良かった」と大変お喜びいただいています。

この治療のリスクについて

・治療中に痛みを伴う場合があります
・治療後は神経が過敏になっているため、痛みが生じる場合があります
・当院での治療はすべて自費診療(保険適用外)です

  • 年齢・性別 30代女性
  • 診療種別 自由診療
  • 治療期間の目安 -
  • 治療回数の目安 処置回数は1回
    その後継続的に経過観察
  • 治療費総額の目安 50,000円程度
    (当時の治療費)

※掲載された情報は治療の効果を保証するものではありません。
ご利用により万一何らかの損害が発生したとしても、当サイトは一切責任を負いかねますのでご了承ください。

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治療前 治療中 治療後

クリニックより

外傷によって神経が露出した「偶発露髄(ぐうはつろずい)」では、神経への細菌感染はほぼ起きていません。
適切な診査診断のもとで適切な処置を行えば、神経の温存はかなりの確率で可能であることが、過去の研究などにより証明されています。

外傷をはじめ、歯の神経にまつわる様々なトラブルを、歯の神経の治療「歯内療法(しないりょうほう)」に精通した歯科医師が診療することは、患者様にとってとても利益が大きいことだと考えております。

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たぶち歯科 歯内療法専門院 川崎市中原区

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診療科目 歯内療法
自由診療 生活歯髄療法、根管治療、外科的歯内療法、歯の外傷に対する処置、歯の漂白(ウォーキングブリーチ)
住所 〒211-0025 神奈川県川崎市中原区木月1-24-14 辰春ビル3階
診療時間 09:30〜13:30/15:00〜18:30
休診日 日曜日・祝祭日
代表者 田渕 康允

※記載の内容は最新の情報と異なる場合がございます。正確な情報は歯科医院にご確認ください。

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