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日比谷公園前歯科医院 千代田区

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2026/08/30

50代女性 重度歯周病で抜歯したあとオーリングアタッチメント付きの入れ歯とスマイルデンチャーで治療した症例

ご相談内容

「上前歯がぐらぐらしていて、見た目も気になるので治したい。また、下の歯茎から血が出ている」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、歯が全体的にぐらぐらしており、中でも上前歯の揺れがとくに顕著でした。また、歯茎の炎症による出血も見られます。

レントゲン撮影をして詳しく検査をした結果、上顎を中心に歯を支える骨が大きく溶けており、重度の歯周病であると判断しました。
歯周病とは、歯と歯茎の境目で細菌が繁殖して炎症を起こす病気です。歯周病が進行すると、炎症が歯を支えている骨にまで広がって少しずつ溶け、骨の減少が原因で歯の揺れが大きくなり、歯の温存が困難になるケースがあります。

今回は歯根の状態などを確認したうえで、上顎の歯5本(右上の第2小臼歯、左右の側切歯、左右の中切歯)については抜く必要があること、下顎はまず歯周病治療を行い、改善が見られなかった場合には抜歯を検討することをお伝えしています。

患者様は日本にいられる期間が限られており、その期間内で治療を進めたいとの希望があったため、早急に治療を開始する必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容

診断結果をお伝えしたうえで、上顎の歯5本を抜く治療に同意いただきました。
また、温存の可能性がある歯については歯周病の治療を行うこと、歯を残した場合でも、歯周病の進行や歯の揺れ、歯磨きなどの清掃状態を継続して確認する必要があることも併せて説明しています。

抜歯後の欠損部を補う方法として、以下3種類の治療を提案しました。

①「オーリングアタッチメント」を使用した入れ歯
残っている歯に小さな連結部品を取り付け、入れ歯側に埋め込んであるゴム製のリングと組み合わせて、入れ歯を固定する方法です。
メリット:残っている歯を利用して入れ歯を固定するため、安定した使用感が期待できる
デメリット:部品を取り付けるため、固定源として利用する歯を削り、神経を除去する必要がある。固定源の歯には力がかかるため、歯の揺れや歯周病の状態を定期的に検査しなければならない。噛む力が強すぎる場合、固定源の歯根が割れるリスクがある。ゴム部分は消耗品なので、定期的に確認して交換する必要がある

②「マグネットアタッチメント」を使用した入れ歯
残っている歯と入れ歯の両方に、磁石と磁石に反応する部品を組み込み、磁力を利用して入れ歯を固定する方法です。
メリット:磁力で入れ歯をしっかりと固定できる
デメリット:入れ歯装着後にMRI検査を行う場合、歯に使用した金属の磁力が乱れ、入れ歯の安定性に影響するおそれがある

③インプラント治療
顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上から人工歯を装着する方法です。
メリット:自然な見た目や噛み心地が期待できる
デメリット:外科処置が必要になる。歯周病の進行などで顎の骨が不足していると、インプラントを埋め込むことができない場合がある

患者様は重度の歯周病であること、ご本人が外科処置を希望していないことから、③のインプラント治療は除外しました。
また、患者様はお身体の事情から、今後MRI撮影を行う可能性があります。そのため②も除外し、①のオーリングアタッチメントを使用した入れ歯が適しているとお伝えし、同意いただきました。

まず、抜歯前に「治療用義歯」の型取りを行います。治療用義歯とは、抜歯直後から使用するための仮の入れ歯です。
抜歯当日に入れ歯を使用できるよう準備してから、上顎の歯5本を抜きました。
抜歯後は、歯茎の治癒に合わせて入れ歯の調整を行っています。

上顎の温存した歯は、歯周病の治療としてクリーニングを実施しました。
歯茎の状態が安定した段階で、オーリングアタッチメントの固定源となる右上2本と左上1本、計3本の歯に対し、神経を除去する処置を行います。

その後、左右に分けて計2回の処置でオーリングを設置します。オーリングの設置後に入れ歯の型取りを行い、2~3週間かけて最終的な入れ歯を作製しました。

その後、患者様より上顎の入れ歯について「より丈夫で薄い入れ歯にしたい」とご相談があったため、上顎の中央部を覆う一般的な「おにぎり型」ではなく、中央部を開けた馬蹄形の「金属床義歯」を提案し、同意いただきました。
金属床義歯とは、歯茎に接する入れ歯の土台部分に、コバルトクロム合金などの金属を使用した入れ歯です。
自費診療なので比較的費用がかかりますが、一般的な入れ歯よりも薄く作ることができるうえ、素材が金属なので丈夫なのが特徴です。

その後、お口の型と噛み合わせ位置の記録をとり、金属床義歯を作製しました。

下顎の歯については、歯周病の治療後も温存が難しいと判断し、右下の歯2本(第2小臼歯、犬歯)を抜く必要があることをお伝えしています。
また、欠損部を部分入れ歯で補うことも併せて提案し、同意いただきました。

部分入れ歯の種類については、患者様と相談し、ピンク色の樹脂を使用した「ノンクラスプデンチャー」の一種である「スマイルデンチャー」を選択しました。
ノンクラスプデンチャーとは、固定用の金属のバネを使用しないタイプの入れ歯で、分厚さが出にくく、弾力があって着脱しやすい特徴があります。
ただ、破損時の修理や入れ歯の内側部分の調整が難しく、不具合があった際は作り直しになる場合がある点も、しっかりとお伝えしました。

まず、右下2本の歯を抜きます。
歯茎が治癒したことを確認したら、口腔内スキャナーを使用してお口の中を3Dデータ化し、データをもとに約2週間でスマイルデンチャーを作製しました。

スマイルデンチャーの前歯部には、噛み合わせを考慮して「メタルレスト」を設置しました。
メタルレストとは、噛んで入れ歯が沈み込んだ際、歯茎側に食い込みすぎることを防止するための金属部品です。

最後に、上下の入れ歯を装着した状態で見た目や噛み合わせに問題がないことを確認し、治療を終了しています。

この治療のリスクについて

・外科処置後に腫れ、出血が続く場合があります
・外科処置後に痛みが長引く場合があります。必要に応じ痛み止めを併用します
・着脱式のため、食後の清掃が必要です
・最初のうちは異物感があり、慣れるまで時間がかかる場合があります
・慣れるまでは、入れ歯の裏側の粘膜に傷ができる場合があります
・治療が終わった後も、十分なセルフケアが必要です

  • 年齢・性別 50代女性
  • 診療種別 自由診療
  • 治療期間の目安 約10ヶ月
  • 治療回数の目安 -
  • 治療費総額の目安 約1,419,000円
    【内訳】
    治療用義歯、コバルトクロム製の金属床義歯、オーリングアタッチメント3本、スマイルデンチャー
    ※抜歯および歯周病治療は保険診療

※掲載された情報は治療の効果を保証するものではありません。
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診療科目 一般歯科、小児歯科、矯正歯科、歯科口腔外科、訪問歯科診療、ホワイトニング、インプラント
自由診療 根管治療、入れ歯、小児矯正、ワイヤー矯正、舌側矯正、マウスピース矯正、部分矯正、セラミック・ジルコニア、オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、デュアルホワイトニング、インプラント、クリーニング、ヒアルロン酸
住所 〒100-0011 東京都千代田区内幸町2丁目2−2 富国生命ビル 地下1階
アクセス ・「内幸町駅」より徒歩1分
・「新橋駅」より徒歩6分
・「霞ヶ関駅」より徒歩4分

※駐車場完備 有料
診療時間 【月〜土】
9:30〜13:00/14:00〜18:30
休診日 日・祝日、年末年始
代表者 乙丸 貴史

※記載の内容は最新の情報と異なる場合がございます。正確な情報は歯科医院にご確認ください。

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