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2026/08/24

50代男性 口腔内スキャナーを用いて作製した入れ歯を抜歯当日に装着した症例

ご相談内容

「歯がボロボロになってしまったので、しっかりと治療したい。以前、残っている歯をすべて抜く必要があると説明されたことがある」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、上顎には5本、下顎には10本の歯が残っていましたが、ほとんどの歯で歯周病や虫歯が進行しており、治療をしたとしても温存は難しい状態です。

ただ、このまま治療をせずに放置すると症状がさらに悪化し、強い痛みが出たり、顎の骨に炎症が広がったりするリスクがあります。

レントゲン撮影や歯茎の検査を行った結果、下顎は左下2本(犬歯、第1小臼歯)以外の歯を、上顎は残っているすべての歯を抜く必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容

診断結果をお伝えし、左下2本(犬歯、第1小臼歯)を除くすべての歯を抜くことに同意いただきました。

抜歯後に失った歯を補う方法として、上顎に総入れ歯、下顎に部分入れ歯を装着する方法を提案しました。どちらも取り外し可能な入れ歯です。
入れ歯の作製方法は、以下2つがあります。

①口腔内スキャナーを使用して入れ歯を作製し抜歯当日に装着する方法
口腔内スキャナーとは、お口の中を小型のカメラで読み取り、歯や歯茎の形を3Dデータ化する機器です。従来の型取りでは、粘土のような材料をお口の中に入れますが、この方法ではその必要がないため、型取りに伴う患者様の負担を軽減できます。
さらに、抜歯前に口腔内スキャナーで取得した3Dデータをもとに作製した入れ歯を、抜歯当日から使用可能です。
ただし、入れ歯を入れた直後からしっかり噛めるようになるわけではなく、少しずつ調整を繰り返しながら使用する必要があります。また、自費診療なので比較的費用がかかります。

②歯科技工士が立ち会って精密な入れ歯を作製する方法
歯科技工士が治療に立ち会い、型取りや噛み合わせの確認、試し入れなどの工程を踏んで精密な入れ歯を作製します。
抜歯後、口腔内全体の状態や形を確認しながら段階的に進めるため、①の方法で作製した入れ歯と比べて、よりご自身に合った入れ歯を作製することが可能です。
一方で、型取りや噛み合わせの確認、試し入れや調整など、複数の工程が必要になるため、入れ歯が完成するまでの治療回数が多くなり、また歯が無い状態の期間が長くなります。

それぞれの方法について、メリットやデメリット、治療回数、料金などをしっかりと説明したところ、患者様は①の方法を選択されました。

また、下顎に残す予定の2本の歯にかかる負担を抑える方法として「マグネットアタッチメント」を提案し、こちらも同意いただきました。
マグネットアタッチメントとは、一般的な入れ歯の固定に用いられる金属のバネの代わりに、磁石を利用する方法です。入れ歯と残っている歯の両方に磁石と磁石に反応する部品を組み込み、磁力を利用して入れ歯を固定します。

まずは口腔内スキャナーを使用して、口腔内の形を3Dデータとして記録しました。
そのデータをもとに、歯科技工士が抜歯後の状態を再現した模型を作り、仮の入れ歯を作製します。
続いて抜歯を行い、当日に入れ歯を装着しました。

抜歯後は、口腔状態に合わせて入れ歯の調整を繰り返します。
抜歯部位と入れ歯の間にできる隙間には、プラスチック材料を追加し、入れ歯が安定するように努めました。

抜歯から1~2ヶ月後、歯茎の治癒が確認できたため、歯茎に合わせて入れ歯の内側を調整します。
加えて、下顎の部分入れ歯とご自身の歯に、マグネットアタッチメントを取り付けました。

約半年間の経過観察後、噛み合わせや歯茎の状態、入れ歯の使用状況などを確認しました。
その過程で患者様とご相談し、修理を重ねた今の入れ歯を使い続けるのではなく、上下とも新しい入れ歯を再作製する計画に同意いただいています。

新しい入れ歯は、3Dプリンターを活用して作製します。
3Dデータをもとに専用の装置で精密に造形することで、お口にぴったり合った入れ歯を短期間で作製できました。

入れ歯の作製後は、以前と同じように下顎の部分入れ歯の内側にマグネットアタッチメントを組み込みました。

最後に、新しい入れ歯の見た目や噛み合わせに問題がないことを確認して、治療を終了しています。

この治療のリスクについて

・外科処置後に腫れ、出血が続く場合があります
・外科処置後に痛みが長引く場合があります。必要に応じ痛み止めを併用します
・着脱式のため、食後の清掃が必要です
・最初のうちは異物感があり、慣れるまで時間がかかる場合があります
・慣れるまでは、入れ歯の裏側の粘膜に傷ができる場合があります

  • 年齢・性別 50代男性
  • 診療種別 自由診療
  • 治療期間の目安 型取りから上下義歯の再作製まで約9ヶ月
  • 治療回数の目安 -
  • 治療費総額の目安 約860,000円
    【内訳】
    初回の入れ歯上下(口腔内スキャナー使用)・新しい入れ歯上下(3Dプリンター技術)・マグネットアタッチメント2本
    ※歯の状態により減額する場合あり

※掲載された情報は治療の効果を保証するものではありません。
ご利用により万一何らかの損害が発生したとしても、当サイトは一切責任を負いかねますのでご了承ください。

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治療前 治療中 治療後

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診療科目 一般歯科、小児歯科、矯正歯科、歯科口腔外科、訪問歯科診療、ホワイトニング、インプラント
自由診療 根管治療、入れ歯、小児矯正、ワイヤー矯正、舌側矯正、マウスピース矯正、部分矯正、セラミック・ジルコニア、オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、デュアルホワイトニング、インプラント、クリーニング、ヒアルロン酸
住所 〒100-0011 東京都千代田区内幸町2丁目2−2 富国生命ビル 地下1階
アクセス ・「内幸町駅」より徒歩1分
・「新橋駅」より徒歩6分
・「霞ヶ関駅」より徒歩4分

※駐車場完備 有料
診療時間 【月〜土】
9:30〜13:00/14:00〜18:30
休診日 日・祝日、年末年始
代表者 乙丸 貴史

※記載の内容は最新の情報と異なる場合がございます。正確な情報は歯科医院にご確認ください。

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