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2024/04/15

70代女性 奥歯の被せ物をやり直して噛み合わせと歯ぐきの腫れを改善した症例

ご相談内容

「長年、食べ物を右側で噛んでいない。右上の入れ歯を装着しても、右側で噛むことができない。また、左下の歯ぐきと右上の前歯が腫れているので診てほしい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、右下の奥歯(第2大臼歯/7番)に装着されている被せ物の高さが低いため、左側の噛み合わせに負担がかかっており、左下の歯ぐきが腫れる原因となっていました。
食べ物を噛み砕き飲み込みやすくする「咀嚼運動」を行う際に、右下の奥歯が正しく噛み合わないため顎を後ろに引く力が弱くなり、顎が前方に向かって動いてしまうことで、上下の前歯がぶつかり、前歯にも負担がかかって腫れが生じた可能性があります。

右側でもしっかり噛めるようにするために、右下奥歯の高さをきちんと整えることで噛み合わせを改善し、腫れも解消できると診断しました。

行ったご提案・治療内容

まず診断結果を丁寧にお伝えした上で、精密な検査で噛み合わせを確認する方法と、歯科用プラスチックで作製した一時的に装着する被せ物「仮歯」で試しに奥歯を高くして前歯と左側にかかる負担の変化を確認する方法を提案したところ、患者様は仮歯を使用した治療を選択されました。
装着されていた被せ物を除去し、仮歯用の樹脂「レジン」を歯の形に整えて噛み合わせを確認したところ、左側奥歯へかかる負担が減少し、左側でバランス良く噛めるようになり、前歯にかかっていた負担も軽減しました。
患者様は仮歯で噛み合わせが大きく変化したことに感動され、右下奥歯の被せ物をやり直す治療に同意いただきました。

はじめに噛み合わせたときの上下顎の垂直的距離を正確に把握するため、上顎と顎関節の位置関係を確認できる装置「フェイスボウ」を使用して状態をしっかり調べます。
次に作製した仮歯を装着し、噛み合わせの高さや前歯と左側への力のかかり具合を再度デジタル計測機器で確認しています。
その後、仮歯を取り外し歯の型取りを行い、完成した最終的な被せ物の高さや適合具合を調整してから装着し、治療を終了しました。

術後の経過・現在のご様子

被せ物をやり直したことで右側でバランス良く噛めるようになり、右上の前歯(中切歯/1番)と左側の腫れも改善し、経過は良好です。

患者様からは「食べ物が右側でもしっかり噛めるようになった」と大変お喜びいただきました。

現在は、良好な状態を保つため定期的にご通院いただいています。

この治療のリスクについて

・強い力や衝撃が加わった場合、割れたり欠けたりする場合があります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です

  • 年齢・性別 70代女性
  • 診療種別 自由診療
  • 治療期間の目安 1ヶ月
  • 治療回数の目安 3回
  • 治療費総額の目安 95,200円

※掲載された情報は治療の効果を保証するものではありません。
ご利用により万一何らかの損害が発生したとしても、当サイトは一切責任を負いかねますのでご了承ください。

クリニックより

噛み合わせという言葉が、一人歩きをしていると思います。歯がぶつかっている・接触している状態を噛み合わせといいます。肝心なことは噛み合わせが良いか、もしくは良くないかです。噛み合わせには悪い状態、不良な状態があることを知っていただきたいと思います。

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診療科目 一般歯科、噛み合わせ治療、顎位治療、補綴治療
自由診療 噛み合わせ治療、顎位治療、入れ歯、インプラント、審美
住所 〒183-0055 東京都府中市府中町1-8-13 村田ビル2F
アクセス 「府中駅」北口より徒歩1分
診療時間 【月・火・水・金】
10:00~18:30
※最終受付:18時

【土】
10:00~17:30
※最終受付:17時
休診日 日曜・木曜・祝祭日
代表者 小菅 伊知郎

※記載の内容は最新の情報と異なる場合がございます。正確な情報は歯科医院にご確認ください。

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