歯が綺麗な女性の写真

着色除去をするなら歯医者さん一択!ホワイトニングとの違いとは?

歯医者さんは虫歯を治療するところだと思っていませんか?治療はもちろんですが、歯医者さんは治療以外にも着色除去など歯のクリーニングも行っています。普段どれだけ丁寧に歯を磨いて綺麗にしているつもりでも、個人でできることは限られてしまうのが現状です。

「定期的に歯のクリーニングをしたい」「たばこで付いた歯の汚れを落としたい」そのような時は、歯のプロフェッショナルである歯医者さんに行きメンテナンスを行なってもらいましょう!

着色除去とは歯の着色や黄ばみを取り除くこと

黄ばんだ歯の写真

着色除去とは、歯の表面にある着色汚れや黄ばみなどを取り除く医療行為です。着色とは、普段私たちが生活をしている中で歯についてしまった汚れのことを差しています。

歯の汚れの原因となるのは、たばこやお茶、コーヒー、ワインなど色の濃い食べ物や飲み物などに多く含まれている色素のこと。この色素は別名ステインとも呼ばれています。

ステイン自体には、害はないのですがそのまま放置すると歯の表面がザラつきの原因となります。歯の表面がザラついていることから、さらに着色などの汚れがつく悪循環に陥ってしまう可能性が高いです。

特に以下の事項に当てはまる方は着色がつきやすいと言われています。ご自身が当てはまらないかチェックしてみましょう。

  • 唾液が少ない方
  • 口の中が乾きがちの方
  • 歯が出ている方
  • 口呼吸を行う方

着色は毎日の歯磨きでは落ちませんので、綺麗にしてもらいたい場合は着色除去などの歯のクリーニングを行うようにしましょう。

着色除去は虫歯の予防にも効果的

見た目の美しさを手に入れるために、着色除去を行うと思われがちですが実は着色除去には歯を綺麗にする以外にも大きな役割があります。

その役割こそが虫歯などの予防です。着色除去では、専用の機材を利用することにより歯磨きでは落とすことができない細菌も綺麗に除去することができます。

細菌を除去することによって、歯が滑らかになり、歯周病や虫歯の予防に効果があるとも言われています。

着色除去をずっと続けている方と着色除去を行っていない方を比較してみると、虫歯や歯周病にかかってしまうリスクが8倍異なる結果が出ています。

着色除去を行うことで、綺麗な歯を手に入れることができるだけではなく虫歯などの予防にもつながるのは一石二鳥だと言えますね。

歯医者さんで着色除去を行う場合の費用

電卓の写真

気になる着色除去の費用ですが、保険の利用ができる場合とできない場合でかなり治療費が異なります。

保険を使っての施術ができる場合は、着色除去の費用はおよそ3,000〜4,000円程度。しかしそもそも保険は治療を目的としていなければ適応されません。着色除去が保険の適応となるには、歯周病などの治療として行うことが必要です。

一方で、保険の利用ができない場合は全額自己負担となります。費用としては5,000〜20,000円程度ですので、どうしても保険が適応された場合と比べると割高になってしまいます。

全額負担で着色除去を行う場合は、歯医者さんによって料金やプランが異なることもありますので自分に合った歯医者さんを探すのがおすすめです。

歯医者さんで着色除去を行う場合の治療頻度

歯の治療をする写真

虫歯の治療は1度に行うことが難しいため、複数回に分けて行いますが、着色除去は基本的に1回で完了します。しかし、着色除去の効果や綺麗な歯を保つためには、3ヶ月ごとの施術がおすすめ。

歯周病の方の場合は、2ヶ月に1回を目安にしてください。そして、1回あたりの治療時間は30分から1時間程度です。

着色除去とホワイトニングは全くの別物

ホワイトニングの写真

着色除去以外に歯を白く綺麗にするための方法として挙げられるホワイトニング。自宅でも手軽に行うことができますが、着色除去とホワイトニングは全くの別物ですので混同しないようにしましょう。

ホワイトニングは、歯の着色除去や歯を削ることなく、美しく白くすることです。歯医者さんで行うホームホワイトニングやデュアルホワイトニングなど、種類も様々です。

しかし、着色除去は色素や歯石の除去など歯のクリーニングを目的としています。着色除去などのクリーニングでは研磨ブラシ、研磨用カップ、研磨剤を使って歯を磨いていきます。ブラシなどが入らないような細かい部分の処置は、エアフローと呼ばれる機材を使います。

エアフローとは、とても細かなパウダー粒子を歯に噴射し虫歯菌やコーヒーなどでついた着色、歯石を除去してくれます。

エアフローを活用することで、歯の細かな部分までしっかりとケアすることができます。

【まとめ】着色除去を行う場合はお近くの歯医者さんへ

今回は、着色除去について解説を行いました。着色除去は歯が綺麗になるだけではなく、虫歯や歯周病の予防にもつながります。また、毎月行うのではなく3ヶ月スパンで施術を受ければ良いので、歯のメンテナンスとして手軽に始めることが可能です。

ただし、着色除去はホワイトニングとは異なり医療行為に当たります。着色除去を受けるためには必ず歯医者さんに受診するようにしましょう。

掲載内容に問題がありますか? 報告する