ホワイトニングは手軽に歯を白くすることができますが、しかし一方でホワイトニングを行ったことを後悔している方もいます。

当コラムでは、なぜホワイトニングを行い後悔しているのか、ホワイトニングで後悔しないためには事前にどのようなことを行えばよいのかを解説していきます。

ホワイトニングを検討している方はぜひ参考にしてください。

ホワイトニングの種類を把握して後悔を防ぐ

一言でホワイトニングと言っても大きく4つに分けることができます。自分に適しているホワイトニングを選ぶことで後悔を防ぐことが可能です。

①セルフホワイトニング

セルフとあるように、自分でホワイトニングを行うのがセルフホワイトニングです。セルフホワイトニングで使われる薬剤には歯を漂白する成分は含まれていません。

歯の表面の着色汚れなどを落とす重曹やメタリン酸などが含まれているため、歯の表面の汚れが気になる方におすすめです。

②オフィスホワイトニング

歯医者さんで受けるホワイトニングをオフィスホワイトニングと言います。オフィスホワイトニングでは、過酸化水素という漂白作用がある薬剤を使用します。過酸化水素は、歯科医師や歯科衛生士など資格を持っている人しか扱うことができません。

しかし、漂白作用があるため歯が白くなる可能性が高いです。

③ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、自宅で行うホワイトニングです。ホームホワイトニングの特徴は、自宅で手軽に行うことができることです。マウスピースの内側に薬剤を塗り、定められた時間マウスピースを装着することで歯を白くします。

ホームホワイトニングで使用するマウスピースは、歯医者さんで作成することもありますが既製品のマウスピースでも問題ありません。

④デュアルホワイトニング

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用するのが、デュアルホワイトニングです。2つのホワイトニングの良い点をかけ合わせていることがデュアルホワイトニングの特徴です。

ホワイトニングを行って後悔した理由

次に「ホワイトニングを行って後悔した」と言われる理由を解説していきます。

①歯茎が痛い

ホワイトニングでは薬剤を使用します。薬剤が歯茎に付着すると、痛いと感じることがあります。

歯医者さんで行うオフィスホワイトニングでは、歯茎だけではなく粘膜を保護する対策を取った上で施術が行われます。しかし、対策が不十分であったり薬剤が漏れた場合は痛みを感じることがあります。

②歯にしみる

ホワイトニングは、薬剤を利用して歯の表面を変化させることにより歯を白くしていきます。化学反応を起こすため、歯の表面を覆っているペリクルが剥がれてしまい一時的に知覚過敏になる可能性があります。

およそ12時間〜48時間でペリクルは再生されますが、ホワイトニングを行ってすぐは冷たい飲み物などは控えるようにしましょう。

③費用が高い

ホワイトニングは1回の施術で劇的に白くなることはほとんどありません。継続的に施術を行うことでだんだん白くなっていきます。何回も施術を行うことで費用がかさみ、「想像してた以上の費用がかかってしまった」という後悔の声もよく聞かれます。

ホワイトニングで後悔しないために事前に確認するべきこと

ホワイトニングで後悔しないためには、必ず以下の項目を確認するようにしましょう。

①事前にカウンセリングを受ける

ホワイトニングを受けたい場合まず最初に必ずカウンセリングを受けましょう。カウンセリングを受けることによって、ホワイトニングの効果、施術を受ける際の注意点、希望の白さになるまでの費用を確認することができます。

②ホワイトニング後の食事について

ホワイトニングを行い12〜48時間は歯の表面のペリクルが剥がれているため着色しやすい状態となっています。

この時に着色しやすいチョコレートやコーヒーなど着色しやすい食べ物を口にしてしまうとせっかく施術を受けたのが無駄になってしまいます。施術後に避けたほうがよいものを確認しておきましょう。

③ホワイトニング後のメンテナンス

ホワイトニングを行い一時的に歯が白くなっても、ご自身でメンテナンスを行わなければすぐに着色してしまいます。ホワイトニングの効果を長持ちさせるためには、以下のように日頃のメンテナンスがとても大切です。

• 研磨剤が含まれていない歯磨き粉を使う
• 食事をしたらすぐに歯磨きをする
• 正しい歯磨きの仕方を指導してもらう

ホワイトニングの効果を長持ちさせるために大切なのは毎日の歯磨きです。しかし、ただ歯を磨けば良いというものではなく正しく行うことが重要です。

歯医者さんでは正しい歯磨きの仕方を教えてもらうことができますので、受診を行うのもおすすめです。

【まとめ】ホワイトニングで後悔しないためには事前の確認が重要

手軽にできるホワイトニングですが、後悔している方がいるのも事実です。自分に合ったホワイトニング方法がわからない場合は、まずお近くの歯医者さんへ行き相談するようにしましょう。