歯の掃除はメリットしかない!定期的に行い虫歯を予防しよう

「歯の掃除は定期的に必要?」「歯磨きと歯の掃除は何が違うの?」と思う方はいませんか?定期的に歯の掃除をすると虫歯や歯周病などの歯の病気の予防にもつながるといったメリットがあるのです。

当コラムでは、歯医者さんで行う歯の掃除、歯が汚れる原因、定期的に歯の掃除をするメリット、歯の掃除をする時の注意点、定期的に歯の掃除をおすすめする人について説明していきます。

歯の掃除は歯のクリーニングとも呼ばれる


一般的に歯のクリーニングと呼ばれるのが歯医者さんで行う歯の掃除です。歯の掃除は、歯磨きで落とせない歯の汚れをきれいにします。歯磨きを丁寧にすると落とせる汚れもありますが、落とせない頑固な汚れもあるのです。

頑固な汚れが長い間放置されてしまうと、虫歯や歯周病などの歯の病気につながります。頑固な汚れは専門の道具で掃除しないと落とせないことがほとんどです。歯の病気を予防するために、定期的に歯医者さんで歯の掃除をおすすめします。

また、定期的に歯医者さんで歯の状態をみてもらうと歯の病気の早期発見にもつながるのです。

歯が汚れるの6つの原因

歯が汚れる主な原因は以下の6つです。

①食べ物のカス

食事後、食べ物のカスが歯の表面に付いたり歯の間にはさまったりすると歯が汚れる原因となります。食べ物のカスによる汚れは歯ブラシや歯間ブラシなどで落とせるため、食事後は歯磨きをするようにしましょう。

②歯垢(プラーク)

歯垢とは食べ物のカスが歯の表面に付き、菌が増え固まった白くねばねばするものです。歯垢は虫歯や歯周病などの歯の病気や口臭などの原因となります。歯垢は歯磨きを丁寧にすると落とせるため、食事後の歯磨きを忘れないようにしましょう。

③歯石

歯石とは歯垢が歯の表面に付いたまま放置され、石のように硬くなったものを言います。虫歯や歯周病などの歯の病気や口臭などの原因となり、歯磨きでは落とせない頑固な汚れの1つです。

④ステイン

ステインとは、食べ物や飲み物などの色素による着色汚れを言います。コーヒーなどの色の濃い食べ物や飲み物を日常的に摂っていると起こりやすいです。ステインが起こるとその上に歯垢や新たなステインが付き、歯磨きでは落とせない頑固な汚れになります。

⑤喫煙

喫煙をすると歯の表面にニコチンやタールという成分が付き、歯が茶色くなります。歯の表面が茶色くなり固まった汚れが「ヤニ」です。ヤニは歯磨きで落とすことはできません。ヤニの上は歯垢や新たなステインも付きやすくなります。

⑥バイオフィルム

バイオフィルムとは、歯の表面に菌が増えさらに固まって作られた膜状のものです。歯垢が放置され膜状になるとバイオフィルムになります。歯垢とは違い歯の表面に付くと頑固な汚れのため、歯磨きでは完全に落とせません。

定期的な歯の掃除は病気の予防に繋がる


定期的に歯の掃除をするメリットは、歯磨きでは落ちない歯垢や歯石が落とせることです。歯垢や歯石を放置すると臭いの発生や虫歯や歯周病などの歯の病気の原因となります。歯垢や歯石を落とすと臭いや歯の病気の予防につながります。

また、軽い着色汚れであれば歯の掃除で落とすことが可能です。他にも、自分では発見できない虫歯や治療が必要な歯を早期発見ができます。

歯の掃除をする時の注意点

定期的な歯の掃除にデメリットはありませんが注意点があります。まず、歯の掃除にて痛みを感じることです。奥深くに歯石があったり歯茎が腫れている、他にも加齢や歯周病にて歯茎が下がっていると痛みを感じやすくなります。

また、歯の掃除終了後は色の濃い食べ物や飲み物を避ける必要があります。これは、歯を守るタンパク質の膜であるペリクルが歯の掃除により一時的になくなるためです。

ペリクルは歯の掃除終了後12~24時間経過すると再生します。1日経過してから色の濃い食べ物や飲み物を摂るようにしましょう。

定期的に歯の掃除行うべき人


歯の掃除は歯の状態に関わらず定期的に行うべきですが、特に以下の項目に当てはまる方は積極的に歯の掃除を行うことをおすすめします。

①歯並びが悪い人

歯並びが悪いと汚れが落としきれないことが多くみられます。これは、歯並びが悪いことから歯ブラシが上手く当たらないためです。歯垢が落としきれず歯石に変わる危険性も高くなります。歯並びに合わせた歯磨き指導も受けられるためおすすめです。

②歯垢や歯石が気になる人

すでに歯の表面に歯垢や歯石が付いており、歯ブラシだけでは落せないと気になる方は歯医者さんで歯の掃除を行ってください。歯垢や歯石を放置しておくと虫歯や歯周病といった歯の病気につながります。歯の掃除で歯垢や歯石をしっかり落としましょう。

③着色しやすい生活習慣を送っている人

喫煙や色の濃い食べ物や飲み物による歯の着色汚れは歯磨きでは落とせません。放置しておくとどんどん着色汚れが進んでいくため、症状が軽いうちに定期的に歯の掃除を行いましょう。早めに歯の掃除を行うことで、着色汚れが改善されます。

【まとめ】定期的な歯の掃除で歯の健康を保とう!

当コラムでは、歯医者さんで行う歯の掃除、歯が汚れる原因、定期的に歯の掃除をするメリット、などについて解説しました。

歯の掃除をすべきか悩まれている方は、ぜひ参考にしてください。毎日歯磨きをしても磨き残しはゼロではありません。ぜひ定期的に歯の掃除をし、歯の健康を保ちましょう。

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