子供は口内炎になっていると痛みをこらえて我慢してしまうことがあります。そのため、発見が遅くなって、症状が悪化してしまう恐れがあるでしょう。

できるだけ口内炎の症状に気付いてあげて、適切な対処を行ってあげてください。

今回は子供の口内炎が発症する原因や種類、対処法について解説していくので参考にしてみてください。

子供の口内炎の原因

口内炎が発症する原因は、いくつか理由が考えられます。主に傷や栄養の偏りなどが考えられるでしょう。

具体的な子供の口内炎の原因について解説していくので、参考にしてみてください。

傷によって発症する

何らかの理由で口内に傷を負った場合、刺激によって口内炎が発症するリスクがあります。特に子供は転んで口内を切ることがあるので、口内炎を誘発させてしまうことがあるでしょう。

傷口は自然に治っていきますが、口内炎になると治るのが遅くなることもあるので細かく様子を見てあげてください。

栄養の偏りによる発症

ビタミン不足など、食事による栄養の偏りがある場合は口内炎が発症しやすい可能性があります。子供の場合は好き嫌いが激しい傾向にあるので、野菜が不足しがちです。

ビタミンの摂取は炎症の治療を早める効果が期待できるので、口内炎を発症させないためにも栄養バランスを意識した食生活を心掛けてください。

口内炎にはどんな種類があるのか？

子供の口内炎にはいくつか種類があり、それぞれ特徴が異なります。種類によって適切な治療法が異なるので、事前に確認しておくことが大切です。

口内炎にはどんな種類があるのか、詳しい内容を紹介していきます。

アフタ性口内炎

もっとも多い口内炎の種類です。見た目が白く炎症しているので、わかりやすいでしょう。子供が痛がっている場所をチェックすれば、はっきりと口内炎があると判断できるので、すぐに発見できるはずです。

症状が出ている期間は、おおよそ1週間～2週間程度になります。主に夜更かしなど、不規則な生活を繰り返していると発症するリスクがあるので、できるだけ睡眠時間は確保しておくことが大切です。

手足口病

ウイルス性のもので、夏あたりに流行り出す症状です。小学校に上がるくらいまで発症するリスクがあるので、外出した後などはしっかり手洗いうがいをさせる必要があります。

症状としては、手や足に発疹などができるのが特徴です。

口内炎以外にも、熱が出るなど様々なものが発症する可能性があるので、症状が出たときには早めに病院へ行きましょう。

子供の口内炎を自宅で治す対処法

口内炎を治す場合、どのような対処法が考えられるでしょう。主に食事や水分補給などを意識することが大切です。

具体的に子供の口内炎を自宅で治す対処法について解説していくので、参考にしてみてください。

バランスの良い食事を与える

偏った栄養バランスの食事を日常的に行っていると、口内炎の原因になる恐れがあります。そのため、できるだけ揚げ物やお菓子などは避けて、身体に優しい食生活を心掛けることが大切です。

例えば、胃に優しい食べ物として、うどんや白身魚などがあります。子供のときは好き嫌いが激しいので、食べてくれないこともあるでしょう。

そんなときは、できるだけ食べやすい食材を選び、食べやすい方法で与えるようにしてください。

こまめに水分補給を行う

口内炎が痛い場合、子供は水分を摂ることも嫌がる可能性があります。しかしウイルス性の病気による口内炎であれば、水分をしっかり摂らないと口内が乾燥して繁殖しやすい状況になってしまうでしょう。

しっかり水分補給を促して、症状が悪化しないよう対策を講じることが大切です。

水分補給としては、野菜のエキスが含まれているスープや白湯などがおすすめになります。ぬるい飲み物のほうが飲みやすいので、温度も調整してあげましょう。

口内炎は予防することも大切

子供の口内炎は食欲を失くしてしまって、風邪を引きやすくなってしまうリスクがあります。そのため、予防を行って口内炎の発症を抑えることが大切です。

主な予防法としては、ビタミンB群を積極的に摂取させるといった方法がおすすめになります。ビタミンB群は、緑黄色野菜に多く含まれているので、できるだけ子供に摂取させるようにしましょう。

他にもストレスによって免疫機能が低下すると、口内炎のリスクが高まります。睡眠をしっかり取らせて規則正しい生活をさせるようにしましょう。

子供の口内炎が気になるときは小児科へ

子供の口内炎は放置していると、食欲不振によって風邪を引きやすくなってしまうリスクがあります。そのため、栄養をしっかり摂らせるなど予防を行っておくことが大切です。

それでも口内炎が発症し、長続きするようなら小児科へいき、治療を施してもらいましょう。

小児科では薬を処方してくれるので、口内炎の進行を防いでくれます。早めに病院で診察してもらい、適切な治療を行ってもらいましょう。