口の中のネバネバを取る方法は?原因から予防方法まで解説します!

「口の中のネバネバを取る方法は?」「ネバネバする原因は?」と疑問に思っている方もいるかと思います。

口の中がネバネバになる原因は、磨き残しやドライマウス、歯周病などと様々です。しかし、身近な方法でネバネバを取ったり予防することも可能です。

当コラムでは、口の中がネバネバになる原因やネバネバを取る方法、予防方法やネバネバを放置すると危険な理由について解説します。

 

ネバネバになる原因は3つ

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口の中がネバネバになる原因は、以下の3つです。

①磨き残し

歯磨きが正しく行えておらず磨き残しがあると、口の中の歯垢(プラーク)が増え細菌が増殖し口の中がネバネバします。正しい歯磨き方法で行うことや定期的に歯医者さんで口の中のケアをすることで予防が可能です。

 

②ドライマウス(口腔乾燥症)

ドライマウスとは、唾液が減少し口の中が乾燥する病気です。口の中の乾燥により粘膜同士がくっつくため、ネバネバを感じやすくなります。また、ドライマウスになると口臭がみられることも多いです。

ドライマウスの原因は様々あります。薬の副作用やストレス、喫煙や飲酒といった生活習慣、加齢や閉経といった年齢に伴うもの、糖尿病やシェーグレン症候群のような病気などです。

③歯周病

歯磨き後も口の中がネバネバし、さらに口臭もみられると歯周病の可能性が高いと言われています。歯周病になると歯周ポケットという溝ができ、溝の中に細菌が増殖します。この細菌の増殖がネバネバになる原因です。

 

口の中のネバネバを取る方法は2つ

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口の中のネバネバを取る方法は、以下の2つです。

①細菌を取り除く

口の中のネバネバを取るためには、原因となる細菌を取り除くことが大切です。丁寧に歯磨きを行い、歯間ブラシやフロスも使用するとよいでしょう。また、マウスウォッシュも併用すると細菌を洗い流し増殖を防ぐことにも期待できます。こまめに行うことも大切です。

 

②唾液の量を増やす

唾液の量が減っていることが原因の場合は、唾液の量を増やすことで口の中のネバネバを取ることにつながります。耳下腺や顎下腺をマッサージし、唾液腺を刺激するとよいでしょう。

 

口の中のネバネバは予防できる

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口の中のネバネバを取る方法について説明しましたが、ネバネバを予防することも可能です。予防方法は以下の6つです。

 

①よく噛んで食べる

唾液の量を増やすためには、よく噛んで食べることが効果的です。特に酸味のある物や噛み応えのある物がおすすめと言われています。また、食事以外の時は歯におすすめのキシリトールガムなどを噛むことも、唾液の量を増やすことにつながります。

 

②唾液を増やすマッサージをする

唾液を増やすマッサージは、リラックスした状態で行うのがおすすめです。特に耳下腺から分泌される唾液は、口の中のネバネバを取るのに効果的とも言われています。また、就寝前にマッサージをすると起床時のネバネバを予防できます。

耳下腺のマッサージについては、頬から耳たぶにかけ人差し指から小指までの4本の指を当てます。後ろから前に向かって円を描くようにゆっくりと動かしてみるとよいでしょう。

 

③舌を動かす

舌を動かすことは唾液腺が刺激され唾液の量が増えます。口を閉じたまま歯茎を全てなぞるように舌を回す動きや口を開けて舌を出したり引っ込めたりといった動きをするとよいでしょう。

 

④生活習慣を整える

自律神経の乱れは唾液の減少につながります。特にストレスが溜まると自律神経が乱れ、水分不足により口の中も乾燥しやすくなります。ストレスを溜めないように食事や睡眠をしっかりと取り、リラックスする時間を作るなどをすることが大切です。

また、喫煙習慣があると口の中が乾燥しやすくなり細菌も増殖しやすいと言われています。口の中のネバネバにつながるため、可能な範囲で喫煙習慣も改めるとよいでしょう。

 

⑤食後すぐに歯磨きや口をゆすぐ

口の中のネバネバの原因となる細菌の増殖を防ぐために、日頃から食後すぐに歯磨きをすることや口をゆすぐことが大切です。歯ブラシを使用し正しく歯磨きを行う他にも、歯間ブラシやマウスウォッシュも日頃から併用することで予防効果が高まります。

 

⑥水分をこまめにとる

体の中の水分量が減ると口の中も乾燥しやすくなります。口の中の乾燥を予防するためにも、水分をこまめにとることがおすすめです。また、水分をこまめにとることで口の中がスッキリし、ネバネバの軽減にもつながります。

 

口の中のネバネバを放置すると危険

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口の中のネバネバを放置すると、口の中で細菌が増殖し口臭が悪化する原因にもなります。また、唾液の分泌量が減っているため、味覚障害も起こることがあります。

さらに、唾液には食べ物や細菌をまとめて胃に運ぶ役割もあるため、誤って気管に入ってしまう誤嚥を防ぐ役割もあるのです。そのため、口の中がネバネバしていると誤嚥性肺炎を起こす危険性が高くなるため、注意が必要になります。

 

【まとめ】口の中のネバネバは身近な方法で改善も予防もできる!日頃から意識して注意するようにしよう

当コラムでは、当コラムでは、口の中がネバネバになる原因やネバネバを取る方法、予防方法やネバネバを放置すると危険な理由について解説しました。

身近な方法で口の中のネバネバを取ることができ、予防することも可能です。しかし、ネバネバの改善や予防方法を試してみても状態が改善されない場合は、何か病気が隠れている可能性もあるため、まずは歯医者さんへの相談をおすすめします。

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