歯医者さんの治療時間ってどれくらいかかるの?

歯医者さんでは虫歯や歯周病など、様々な治療を行ってくれます。しかしどれくらいの治療時間がかかるのか把握しておかないと、仕事で忙しい人はなかなか治療に行けないという人もいるでしょう。

今回は歯医者さんの治療時間について、どれくらいの時間がかかるのか詳しい内容を解説していきます。

歯医者さんの治療時間について

歯医者さんで治療してもらう際に、1度にかかる治療時間はどれくらいなのでしょうか。具体的に歯医者さんでかかる治療時間について解説していきます。

初診にかかる治療時間について

歯医者さんで初めて診察を受ける場合、最初にカウンセリングを実施します。悩んでいる症状や気になることをドクターに相談して、適切な処置を施してもらうためにカウンセリングは重要です。

時間にすると30分~1時間程度はかかるでしょう。

初診の場合は歯の検査なども行うケースが多いので、検査する項目が多いほど治療時間がかかる傾向にあります。

初診以降の治療時間について

歯の治療を行うのは2回目以降の来院からになります。治療時間は施術内容によって異なり、重症のケースであるほど治療にかかる時間は長くなるでしょう。

どれくらいの治療時間がかかるのか、事前にドクターに確認をとっておくことをおすすめします。

短期集中治療なら治療時間は長くなる

1度の治療を長く行うことで、何度も歯医者さんに来院しなくて済む短期集中治療は、治療時間が他の施術より長くなる傾向があります。

主な治療方法としては、並行して治療ができる歯の施術を1度の来院でまとめて行うなどのやり方が考えられるでしょう。

ただ、短期集中治療が受けられない歯医者さんもあったり治療にかかる費用が高かったりといったデメリットがあります。

虫歯の進行状況によって治療期間が異なる

虫歯になると、進行状況によって治療期間が変わってきます。より重症な歯の治療ほど、地用期間が長くなる傾向があるので注意が必要です。

具体的に、どれくらいの治療期間がかかるのか、虫歯の進行状況別に解説していきます。

初期虫歯(CO)

虫歯になった当初は歯の表面のツヤがなくなり、茶色く変色しているような印象を抱きます。

はじめのほうは歯に穴が空いているような状態にはならず、痛みもありません。そのため虫歯になっていることに気付かないことが多いです。

初期状態であれば、歯医者さんで治療を受けなくても歯が再石灰化して元の健康な状態に戻ることがあります。

しかし定期検診で初期虫歯が見つかった時は、速やかに治療したほうが症状の悪化を防ぐことができるでしょう。

治療期間としては、1度の治療で治ることが多いです。フッ素などで歯をコーティングしてもらえば、歯の表面を修復させることができるでしょう。

エナメル質の虫歯(C1)

歯の表面にあるエナメル質が溶けて穴が空いている状態になると、C1と呼ばれる状態に移行します。この状態でも痛みはなく、自分で虫歯だと自覚する人は少ないでしょう。

治療する際には、虫歯になっている部分を削りレジンなどで補強します。

治療期間としては、1度の治療で完了するケースが多いです。

象牙質に到達した虫歯(C2)

歯の表面にあるエナメル質から内側にある象牙質まで虫歯が進行した状態をC2と呼びます。冷たい物を食べた時には、しみたり痛みが生じたりすることがあるでしょう。

治療する際には、虫歯になっている部分を削り、その上から被せ物をして歯を補うことが多いです。

治療期間としては、2回~3回ほどは来院する必要があります。

神経まで達した虫歯(C3)

神経まで虫歯が達してしまった場合、歯に穴が空いている状態なので見た目にもわかります。歯の神経にも悪影響を与えてしまい、炎症を引き起こしている可能性があるでしょう。

激しい痛みが伴うことが多く、根管治療を施す必要があります。

治療期間としては、5回~10回は来院しないといけないでしょう。

症状が進行している虫歯(C4)

神経が死んでしまうほど、症状が進行している虫歯は歯の根だけが残っている状態になります。症状が進行しすぎると、痛みを感じなくなってしまい、膿が溜まってしまうことも多いでしょう。

治療方法は残っている部分が保存できるか検討し、状態に合わせて処置を施します。治療が困難と判断された場合には、抜歯を行い、歯を抜くしかありません。

治療期間としては、10回以上は来院しないといけなくなるでしょう。

歯医者さんの治療時間はどれくらいかかるのか病院で確認しよう

歯の治療にかかる時間について解説してきましたが、細かい治療時間は病院によって異なります。そのため、正確な治療時間が気になる人はかかりつけの病院で尋ねてみましょう。

虫歯の状態が悪化するほど、治療にかかる期間が長くなるので、来院回数も自然と増えていきます。

最悪の場合は、抜歯しないといけなくなる恐れがあるため、早めの治療が肝心です。

症状が悪化する前に、早めに歯医者さんに足を運んで治療に専念してみてください。

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