喉の口内炎が痛い!症状や治療法を早急に知りたい方必見!

口内炎は何度も経験して乗り越えてきたけど、あれ?今回は喉だぞ?と思ったことはないでしょうか?ツバを飲み込むだけでも刺されたように痛い。喉の奥に炎症が起きて、腫れや水ぶくれになっている?喉の口内炎はめずらしいものではありません。症状や治療法について詳しくお調べしました。

喉に口内炎ってできるの?

口内炎とは、口の中や周辺の粘膜に起こる炎症の総称です。口内炎と聞くと頬の内側や唇の裏の粘膜、のイメージがありますが、口内炎は喉や舌、口のあらゆる粘膜にもできます。以下のような喉の口内炎にはいくつかの症状があります。

喉の口内炎に発熱を伴う場合

「単純ヘルペスウイルス1型」に感染すると炎症を起こし口内炎ができます。喉にこの口内炎ができる場合、喉の痛みが大変強く、38度~39度の発熱や倦怠感を伴うことが多いです。子どもではヘルパンギーナなどが口内炎と共に38度~40度程の発熱の症状があります。

喉の口内炎が白い場合

熱いものを食べた時に火傷してしまったり、合わない入れ歯や矯正器具が粘膜にふれた場合などの外傷によって生じる喉の口内炎は白い場合があります。また、単純性ヘルペスウイルスによる口内炎も白い水ぶくれのようになることもあります。

喉の口内炎が痛くない場合

カンジダ菌が原因に喉の口内炎は痛みを感じることが少ないようです。カンジダ菌は、免疫力が低下していたり、や口内の衛生状態が悪いと増殖しやすいと言われています。特に入れ歯をしている方はカンジダ菌が増えやすいため、より注意が必要なようです。また、自己免疫疾患の一つである全身性エリテマトーデス(自己免疫疾患の1つで、自分自身の体の細胞や組織を攻撃し、発熱や倦怠感、皮膚症状、関節炎など、全身に様々な症状が起こる病)では白くて痛くない喉の口内炎ができるケースがあります。

喉に口内炎がたくさんできている場合

ヘルパンギーナや手足口病などは喉の口内炎がたくさんできます。ヘルパンギーナの場合、「エンテロウイルス」に感染することが原因となり、口内炎以外にも発熱や喉の腫れも引き起こします。子どもが発症することが多いですが、大人も感染します。

喉の口内炎の治療法

うがい薬などでうがいをする

口の中を清潔に保つ必要があるため、市販のうがい薬などを使ってうがいをすることも効果的です。

スプレータイプの薬を使う

口内炎の薬として知られる軟膏など塗るタイプの処方薬では、喉まで届きません。その場合殺菌効果のあるスプレータイプの医薬品が役立ちます。「シュッ」とするだけでのどの炎症や、口内炎にダイレクトに届き、手の雑菌などもつかずに衛生的です。

ビタミン剤の服用

抗菌成分や消毒成分が含まれる口内炎の市販薬やビタミン剤を服用することも症状を軽くする手助けとなります。

食事療法

口内炎の原因としては、ビタミン不足の可能性が考えられます。ビタミンB2・B6やビタミンCを多く含む食べ物を積極的に取り入れましょう。

〔ビタミンB2を多く含む食べ物〕

牛・豚・鶏のレバー、うなぎ、いわし、さば、イクラ、納豆、まいたけ、干ししいたけ、パルメザンチーズ、カマンベールチーズなど

〔ビタミンB6を多く含む食べ物〕

マグロ、カツオ、サケ、サンマ、サバ、ニンニク、鶏肉、ピスタチオ、抹茶、ゴマなど

〔ビタミンCを多く含むもの〕

緑黄色野菜(ピーマン、ブロッコリー等)、柑橘類(れもん、みかん、ゆず等)

水分補給

喉の乾燥を防ぐために水分補給をこまめに行いましょう。

サプリや栄養ドリンク

喉の口内炎が痛くて食事が十分にとれない時には、栄養ドリンクやビタミン剤、栄養ゼリー飲料などを取り入れることもおすすめします。

民間療法をためす

口内炎の治療法として民間療法が多く語り継がれています。医学的に明確に立証されているわけではないですが、殺菌効果を期待して、一定の効果をもたらす可能性はあるようです。喉の口内炎に効くと思われる民間療法は以下になります。

・梅干しを食べる

梅干は塩分が高いため殺菌作用がありますので一定の効果が見込めるようです。

・塩水でうがいをする

口内炎に塩水が触れるので、痛みが強く出るようですが、抗菌作用はあるようです。

・酢でうがいをする

酢には殺菌作用があるので、うがいは一定の効果は見込めそうです。

・はちみつを食べる

はちみつには殺菌効果があることで、一定の効果があると言われています。特にマヌカハニーは、殺菌作用が強く、効果が期待できるようです。

・緑茶でうがいをする

緑茶にはカテキンという成分が含まれています。カテキンには強い抗酸化作用や殺菌作用があり、お茶でうがいをしたりすることは一定の効果が期待できそうです。

病院に行くべき症状

喉の口内炎の症状が2週間以上続き、口内炎が多数できていたり、口の中に痛みのない腫れやしこりがある場合は一度病院を受診することをおすすめします。

【まとめ】

口内炎には、普段から休息と栄養のある食事をしっかりとり、規則正しい生活を心掛けることが予防につながるようです。喉の口内炎は特に食事がままならない状態になるので本当につらいですよね。口内炎の大きな原因のひとつが、外から入ってきたウィルスや細菌によるもの。常に空気の通り道となっている喉は細菌の影響が出やすく、口内炎がなかなか治りにくい理由です。

食事ができず栄養がとれないのは身体にもよくありませんし、治りも悪くなるので悪循環です。治療法を参考に少しでも早く痛みを和らげることができますように。お大事になさってください。

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