いい治療は、良い相談から。 よく分かる歯科治療ガイド
「なるべくなら失敗したくない!」誰だって思うことは同じです。
ここでは歯医者さんに相談する前に知っておきたい、歯科治療の基本情報をご紹介します。
夜になると歯が痛むのがストレス!痛む原因と痛んだときの対処法
夜になると歯が痛み、ストレスを感じている方もいらっしゃるでしょう。ゆっくり過ごしているときに歯がジンジンすると、気になって寝つきが悪くなる方も少なくありません。
夜間の歯痛は、虫歯や歯茎の炎症が起きている可能性も否めませんが、それ以外にも考えられる原因があります。
本記事では、夜になると歯が痛む原因と痛んだときの対処法について説明します。夜間の歯痛でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
夜になると歯が痛む原因は?
日中と夜では、自律神経の働きが変わる他、血の流れ方にも変化が生じます。そのため、これらが原因となって歯痛が出ることも少なくありません。
ここからは、夜になると歯が痛む3つの原因を順に説明します。
血流の変化
夜に歯が痛むのは、血流の変化が関係しているかもしれません。ソファやベッドで横になっると頭の位置が低くなるため、日中よりも多く頭に流れるようになります。
また、夜間は副交感神経が優位になるため、血流も促進されやすいです。その結果、血管が拡張されて歯の神経を圧迫し、歯の痛みが生じます。
歯ぎしり・食いしばり
夜になると歯が痛む原因は、無意識に行っている歯ぎしりや食いしばりの可能性もあります。これらの癖は、何か心配事があり不安になっている方や、ストレスが溜まっている方の他、服用している薬の副作用でも誘発される場合もあります。
歯ぎしりや食いしばりが続くと、歯や歯茎に大きなダメージを与えかねません。家族や友達から指摘されたことがある方は、口腔内の状態チェックも含めて、歯医者さんで相談してみると良いでしょう。
お口周りの筋肉の凝り
お口周りの筋肉の凝りも、夜に歯が痛む原因の一つです。肩周りの筋肉が硬くなって肩こりが生じるのと同様に、疲れやストレスによって口周りの筋肉も強張ることがあります。
柔らかいものばかりを食べたり、表情筋を動かす機会が少なかったりする方は、筋肉が伸縮しにくい状態になっているために、歯の痛みが生じているかもしれません。
歯や歯茎のトラブルが起きている可能性もある
歯や歯茎のトラブルが生じているために、夜に歯が痛んでいる可能性もゼロではありません。例えば、虫歯や歯周病の他、歯の根っこが炎症を起こす「歯髄炎(しずいえん)」や、歯と歯茎の間にある歯根膜に炎症が起きる「歯根膜炎(しこんまくえん)」、親知らずの周囲の組織が炎症を起こす「智歯周囲炎(ちししゅういえん)」などです。
単発的な痛みではなく、何日も痛みが繰り返されるなら、早めに歯医者さんで検査を受けましょう。治療開始が遅くなるほど、痛みがひどくなる恐れがあります。
歯が痛んで眠れないときの対処法
いざ寝ようとしたときに歯が痛むと、気になって眠れない、痛すぎて我慢できない、といった状態になることもあります。睡眠不足の原因にもなりかねないため、できれば痛みを抑えて心地よく眠りたいものです。
ここからは、夜に歯が痛んで眠れないときの対処法を紹介します。
痛んでいる部分を冷やす
歯が痛んで眠れないときは、痛んでいる部分を冷やしましょう。冷やすことで血流が低下するため、痛みを和らげることが可能です。冷やすときは、保冷剤をくるんだタオルやビニール袋に入れた氷などを使ってください。
ただし、虫歯や知覚過敏が原因の場合は、冷やすことで痛みが生じることもあります。痛みが悪化していないかよく確認しながら、冷やしすぎないよう注意が必要です。
痛み止めを飲む
就寝前に痛み止めを飲むことも、歯が痛んで眠れないときの応急処置として有効な手段です。効果が記載されている欄に「歯痛」「歯の痛み」などと書かれていれば、一般的な市販薬で構いません。
日中に服用する場合、歯医者を受診する前の服用は避けましょう。痛みが和らいだ状態で行くと、実際の痛みの程度が分からなくなってしまうからです。痛みの程度や生じている場所を正しく説明するためにも、服用のタイミングには気をつけましょう。
口周りのマッサージをする
歯が痛んで眠れないときは、口周りのマッサージをしてみるのもおすすめです。指2本を使って、耳の下あたりから首筋に沿ってなでるようにリンパを流したり、顎や側頭部を優しく押したりしてください。筋肉のこりが原因の場合、筋肉の緊張がほぐれて痛みが和らぎます。
ただし、強く押しすぎないよう注意が必要です。また、長時間マッサージしすぎると、揉み返しが起きて余計に痛むこともあるため、数分程度の軽いマッサージにしておきましょう。
専用のマウスピースを着用する
自分専用のマウスピースを着用することも、夜間に生じる痛みを軽減する方法の一つです。
特に、歯ぎしりや食いしばりによる痛みが生じている方に向いています。マウスピースをつけることで、これらの癖によって歯にかかる力を分散・軽減できるからです。
マウスピースは、夜間に限らず、日中も着用できます。そのため、時間帯問わず歯ぎしりや食いしばりの癖が出る方は、家事や仕事中に着用するのも良いでしょう。
自分専用のマウスピースは、歯医者さんで作製してもらえます。口腔内の状態チェックと合わせて相談が可能なため、歯ぎしりや食いしばりが気になる方は、一度相談してみてください。
まとめ
本記事では、夜になると歯が痛む原因と痛んだときの対処法について説明しました。血流の変化や歯ぎしりといった習慣によって痛んでいるだけの場合もありますが、なかには歯や歯茎のトラブルが原因で生じている場合もあります。悪化させないためにも、長期間痛みが続く場合は一度、歯医者さんで診てもらいましょう。
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