舌回しはデメリットだけではなくメリットもある! 併せて実施する時の注意点も解説

「舌回しはデメリットなの?」「舌回しは効果ない?」と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。

舌回しはやりすぎるとデメリットが生じると言われています。しかし、適度に正しく行うことでメリットも得られます。そのため、実施する時には注意点を意識しながら行うことがおすすめです。

当コラムでは、舌回しによるデメリットやメリット、実施する時の注意点について解説します。

 

舌回しによるデメリットは4つ

舌回しは健康に良いと思う方が多いと思いますが、やりすぎるとデメリットが生じます。舌回しによるデメリットは、以下の4つです。

 

①エラが張る

舌回しはやりすぎることにより、エラが張ることにつながります。これは、舌回しによりエラの周りの筋肉が固まってしまうためです。顔が大きく見えることにもつながるため、痛みのない程度に無理なく行い、舌回し後はエラ周りの筋肉をほぐすことがおすすめです。

 

②顎への負担が大きくなる

舌回しのしすぎは顔の筋肉にも負担がかかり、筋肉痛や顎関節症につながる可能性があります。舌回しは日常ではあまり使用しない筋肉に力が入るため、まずは少ない回数から痛みのない範囲で行っていくことが大切です。

 

③口内炎につながる

舌回しをした時に、舌が歯に当たることがあります。このように何らかの刺激により舌が傷つくと、口内炎につながることもあります。歯に当たらないように注意して行うことや、細菌感染による口内炎を防ぐためにも、口の中を清潔にしてから行うようにしましょう。

 

④ほうれい線やシワの悪化

舌回しをやりすぎてしまうと、顔の筋肉に疲労が溜まり他の筋肉にも力が入ってしまいます。その結果、ほうれい線やシワが生まれやすくなります。適度に行うとほうれい線やシワの改善になるとも言われていますが、やりすぎは逆効果のため注意が必要です。

 

舌回しにはメリットもある

舌回しのしすぎによるデメリットを紹介しましたが、反対にメリットもたくさんあります。舌回しによるメリットは、以下の6つです。

 

①噛む力が鍛えられる

舌回しは口の中の筋肉以外にも、普段あまり動かさない表情筋や顎の周りの筋肉なども動かされます。そのため、口の中の筋肉だけではなく口元の周りの筋肉も鍛えられるため、噛む力が鍛えられることにつながります。

②噛み合わせの改善

舌回しは口元の周りの筋肉もほぐします。他にも、顎の周りの筋肉が鍛えられることから、噛むときに使用する筋肉にも働きかけます。すると、食べ物を噛む時に左右対称に筋肉が使用できるようになり、噛み合わせの改善にも期待できると言われています。

③ドライマウスの改善

舌回しは唾液腺に刺激を与えます。すると、唾液の分泌が促され口の中が潤うことから、口の中が乾燥するドライマウスの改善につながります。また、ドライマウスを改善することで、口の中の細菌繁殖を防ぎ口臭や虫歯の予防にも効果的です。

④いびきの改善

舌の筋力が低下すると舌の付け根が気道を塞ぐことがあり、いびきの原因の1つとも言われています。改善するためには、舌の筋肉を鍛えることがよいでしょう。舌回しをすると、舌の筋力低下の予防が可能です。

⑤滑舌の改善

滑舌は加齢と共に悪くなるとも言われていますが、舌の筋力低下が主な原因です。舌回しを継続すると舌の筋力低下を予防できます。また、言葉を発する時に舌をスムーズに使えるようにもなると言われています。

⑥美容的なメリット

舌回しをすることで口の健康の他にも美容的なメリットもあります。顔の筋肉にも刺激が与えられるため、ほうれい線やシワの予防にも効果が期待できます。しかし、舌回しをやりすぎるとほうれい線やシワが悪化すると言われているため、適度に行うようにしましょう。

 

実施する時の注意点は3つ

舌回しを実施する時の注意点は、以下の3つです。

 

①痛みが出たら中止する

舌回しにて口の周りなどに痛みが出てたら、中止するようにしましょう。他にも、口の中が口内炎などで荒れている場合も、無理せず治ってから再開することがおすすめです。

また、舌回しは普段あまり動かさない筋肉を使います。初めからたくさん行うと、筋肉痛や顎の痛みなどにもつながります。痛みがひどく治らない場合は、口腔外科のある歯医者さんに相談するのも1つの方法です。

 

②顎関節症の方は実施しない

舌回しをすると口の周りの筋肉や顎に負担がかかります。そのため、日常的に顎やその周辺に痛みや違和感がある、動かすと音が鳴ったりするといった顎関節症の方にはおすすめできません。症状が悪化する可能性があるため、実施しないようにしましょう。

 

③継続して行う

1日だけ舌回しを行っただけでは、効果を実感できません。毎日継続して行うことで、口の中の健康維持や美容的なメリットを得られるようになります。まず、継続しやすいように決まった時間で行うなど、舌回しの習慣づくりから始めましょう。

 

【まとめ】舌回しによる痛みが治らない場合は、歯医者さんに相談しよう

当コラムでは、舌回しによるデメリットやメリット、実施する時の注意点について解説しました。

舌回しをする時は、実施する時の注意点を意識しながら行うことがおすすめです。しかし、中には舌回しをすることで口の周りなどに痛みが生じる可能性があります。もし痛みが治らない場合は、口腔外科のある歯医者さんに相談することをおすすめします。

掲載内容に問題がありますか? 報告する