口角炎の原因の1つがビタミン不足?予防方法も併せて解説します!

「口角炎の原因にビタミン不足もある?」「口角炎は予防できるの?」と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。

口角炎の原因は様々と言われていますが、その1つとしてビタミン不足が挙げられます。また、原因によって治療方法に違いがありますが、口角炎は普段から行える方法で予防が可能です。

当コラムでは、口角炎の原因や治療方法や普段から行える予防方法などについて解説します。

 

口角炎とは唇の両端が炎症を起こしている状態

女性の写真

口角炎とは、唇の両端の口角が何らかの原因により炎症を起こし、発赤や腫れなどがみられる状態です。また、口を開いた時に亀裂が入り出血を起こすこともあり、出血するとカサブタになります。このカサブタは剥がれやすく、再度出血を繰り返すこともあります。

このようにカサブタや出血といった、乾燥している状態もあれば湿った状態もみられる病気です。また、年齢を問わずに発症し口角に亀裂が入る時には痛みを伴い、食事の時にもしみる特徴もあります。

 

原因の1つがビタミン不足

ビタミンの写真

口角炎の原因は様々ですが、その原因の1つとしてビタミン不足が挙げられます。ビタミンは皮膚や粘膜を健康に保つために必要な栄養素です。そのため、不足すると皮膚や粘膜が損傷しやすくなります。

中でも、特にビタミンB2やB6が不足すると口角炎の原因につながります。不足する原因は、無理なダイエットなどによる栄養不足が多いです。そのため、特に若い女性に不足しがちな栄養素でもあるとも言われています。

また、他の原因として以下の3つもあります。

 

①唇や口の周りの乾燥

唇や口の周りの潤いが不足すると皮膚が乾燥します。乾燥した状態で口を大きく開けると、皮膚が引っ張られ亀裂が入りやすくなることがあるのです。亀裂が入ることにより、細菌が侵入し口角炎を発症します。

 

②唇や口の周りを舐める癖

唇や口の周りを舐めると潤いが改善したと思われますが、唇や皮膚の油分が減り唾液中の消化酵素により乾燥を助長させてしまいます。唇やその周りが乾燥することで口角に亀裂が入りやすくなり、口角炎につながるのです。

 

③カンジダ菌などによる感染

口角に亀裂が入ったりストレスなどで免疫力が低下していると、元々口腔内にいるカンジダ菌による感染により口角炎を引き起こします。また、他の細菌感染が原因になることもあるのです。

原因によって治療方法が変わる

薬の写真

口角炎の原因は様々なため、原因によって治療方法が変わります。感染がない場合は、炎症を抑えるためにステロイドの軟膏や保湿剤を処方されることが多いです。また、ビタミン剤が処方されることもあります。感染がある場合は、原因の菌に対して薬が処方されます。

 

口角炎を予防する方法は7つ

睡眠の写真

口角炎を予防するために、普段から行える方法は以下の7つです。

 

①ビタミンを意識的に摂る

ビタミンが不足すると口角炎につながるため、普段の食事にて意識的にビタミンを摂るようにしましょう。栄養バランスも考えながら、特にヨーグルトや牛乳などビタミンB2を含む食品や魚や肉などビタミンB6を含む食品を摂ることがおすすめです。

②唇や口の周りを舐めない

乾燥した唇や口の周りを何度も舐めると、唾液中の消化酵素により口角炎を引き起こします。また、唾液が蒸発する際に元々唇や口の周りにあった水分まで奪われてしまうこともあります。舐めることは刺激となるため、舐めないように意識することも必要です。

 

③保湿する

唇や口の周りの乾燥は、口角炎を引き起こす原因につながります。リップクリームやワセリンなどを使用し、保湿することも大切です。保湿することで唇や口の周りの皮膚の角質層のバリア機能が維持され、刺激から唇や口の周りの皮膚を守ることにもつながります。

 

④唇の日焼け対策

唇は皮膚が薄く日焼けによる刺激にてダメージを受けやすいと言われています。そのため、日焼けにより口角炎につながることもあり、UVカット機能のあるリップクリームなどを使用し唇も日焼け対策することがおすすめです。

 

⑤口の中の清潔を保持する

口角炎の原因の1つであるカンジダ菌は、口の中から侵入することがあります。口の中の清潔が保持できていないと、カンジダ菌が繁殖する可能性が高いです。そのため、普段から口の中の清潔を保持することも口角の予防につながります。

 

⑥睡眠をしっかりとる

睡眠をしっかりとると、睡眠中に分泌される成長ホルモンの働きにより細胞の新陳代謝が促され、免疫力も高まります。睡眠をしっかりとることで免疫力の低下を予防し、口角炎の予防にもつながるため、睡眠不足にならないように気をつけましょう。

 

⑦ストレスをためない

ストレスをためると免疫力の低下につながります。免疫力の低下により、口角炎の原因の1つであるカンジダ菌が増殖しやすくなります。休みの日は気分転換やリラックスをしながら過ごし、ストレスをためないように意識することも大切です。

 

【まとめ】口角炎の原因は様々である。口角炎で困った場合は口腔外科のある歯医者さんに相談しよう。

当コラムでは、口角炎についてや原因、治療方法や普段から行える予防方法について解説しました。

口角炎の原因は様々な原因があり、原因ごとに治療方法も変わります。また、普段から行える予防方法を意識して行うことで、口角炎の予防にも期待ができます。しかし、口角炎がお困りの場合は、口腔外科のある歯医者さんに相談してみることをおすすめします。

掲載内容に問題がありますか? 報告する