親知らずが生えかけで痛いときの原因は?対処法について解説!

親知らずの生えかけは、痛いと感じる方も多いです。原因はさまざまですが、痛い理由は親知らずの生え方が関係しています。

具体的に、親知らずが生えかけで痛いときの原因について解説していくので参考にしてみてください。

親知らずが生えかけで痛いときの原因は?

親知らずが生えかけで痛いときは、何が原因となるのでしょうか。詳しい原因について解説していくので、参考にしてみてください。

横方向への成長

親知らずが生えるときに十分なスペースがない場合、他の歯に押されて横向きに成長することがあります。横方向に成長する親知らずは、周囲の組織に圧力をかけ、痛みや不快感を引き起こす可能性があるでしょう。

対策としては、抜歯をする方法があります。親知らずの状態を確認し、どのように抜歯をしていくのかドクターに相談してみてください。

上方向への成長

親知らずが上方向に向かって成長しようとする場合、顎の骨や他の歯に阻まれることがあります。上方向に成長した親知らずは、圧力をかけて痛みを引き起こす恐れがあるでしょう。

周囲の歯の状況によっては、抜歯しないと痛みが改善されないケースがあるので、歯医者さんで状態を確認してもらってください。

部分的な咬合

親知らずの生えかけにより、上下の歯の咬み合わせが不均衡になることがあります。この不均衡は、周囲の組織や顎の関節に過剰な圧力をかけ、痛みを引き起こす可能性があるでしょう。

噛み合わせは矯正を行うことで改善できるケースが多いので、歯並びをチェックしてもらい、適切な処置を施してください。

歯茎の炎症や感染

親知らずが生えかける際、歯茎に炎症や感染が生じることがあります。これは、親知らずが歯茎を押し上げたり、周囲の組織に圧力をかけたりするためです。炎症や感染は痛みや腫れを引き起こすことがあります。

歯茎の炎症や感染を放置しておくと、歯周病まで発展して歯が抜ける恐れがあるでしょう。歯茎に違和感を覚える際には、素早く歯医者さんで治療を行うのがおすすめです。

親知らずが痛いときの対処法は?

女性の写真

親知らずが生えかけて痛みを引き起こしている場合、以下の対処法が役立つ可能性があります。ただし、これらは一般的なアドバイスであり、個々の状況によって異なる場合があるため、ドクターの指示に従うことも重要です。

具体的に、親知らずが痛いときの対処法について解説していきます。

痛みの緩和のために鎮痛剤を使用する

痛みを和らげるために、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)のような市販の鎮痛剤を使用する方法があります。ただし、適切な用量と指示に従って使用することが重要です。また、事前にドクターに相談することをおすすめします。

持病を持っている方であれば、使えない薬があるかもしれません。事前に担当医と相談したうえで、適切な鎮痛剤を処方してもらってください。

鎮痛ジェルの使用

歯茎の痛みや腫れを和らげるために、鎮痛ジェルや歯茎の軟膏を使用することで、痛みが緩和できる可能性があります。これらの製品には、痛みを鎮める成分が含まれているので、どうしても我慢できないときは使用しましょう。

歯科医院であれば、患部に適切な鎮痛ジェルを塗布してくれるので安心して相談してください。

温水洗口を行う

温かい塩水を使った洗口を行うことで、歯茎の炎症を和らげることができます。1カップの温かい水に小さじ1杯の塩を溶かし、洗口を行い、それから吐き出すようにしてください。

ただし、痛みがひどい場合は使用を控えましょう。さらに痛みが増す恐れがあります。

炎症の状態は、どの程度悪化しているのか、状況を判断するためにも歯科医院で診察を受けてみてください。

患部を清潔に保つ

歯磨きやうがいを通じて、親知らず周辺の口内を清潔に保つことが重要です。しかし、歯磨きやうがいの際には、親知らず周辺を避けて優しく行うようにしてください。

患部に触れてしまうと、痛みが増してしまう恐れがあります。できるだけ刺激しないよう、口内環境を整えていきましょう。

ドクターに相談する

痛みが強くなる場合や炎症や感染の症状が現れる場合は、ドクターに相談することをおすすめします。ドクターは症状を評価し、適切な処置や治療を提案してくれるでしょう。

また、歯の状態に合わせて適切な治療を施してくれるので、症状が悪化する前に対策を講じてくれるはずです。

親知らずが生えかけのときに痛みが伴うなら病院へ

歯医者さんの写真

親知らずが生えかけのときは、自然と痛みが広がってしまうことがあります。原因はさまざまであるため、気になるときは病院へ足を運んでみてください。

病院で診察を受ければ、適切な治療法を提案してもらうことができます。ドクターの指示に従って、治療を行い、痛みを取り除いていきましょう。

どうしても痛みが引かないと悩んでいる方は、今回紹介した対処法を参考に実践してみてください。きっと痛みが緩和されるはずです。

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