転んだり、何かにぶつかったりして前歯が欠けてしまうというケースは珍しくありません。激しい痛みに襲われるため、冷静に判断することができなくなってしまう方もいるでしょう。前歯が欠けた場合は、冷静に状況を把握して、適切な対処を行う必要があります。

本記事では前歯が欠けた場合にどうするべきかについて解説いたします。前歯が欠けた場合の治療を行う注意点について詳しく解説しているため、ぜひご確認ください。

1.前歯が欠けた場合どうするべき？

前歯が欠けた場合は、すぐに歯医者さんに相談してください。しかし、前歯が欠けた状態によっては、激しく出血しているケースもあるでしょう。そのため、救急車を呼ぶことも視野に入れておく必要があります。

大きな病院でないと救急車の用意はないため、一旦は大きな病院で治療を行って、その後で歯医者さんを利用するというのが一般的な流れになると考えられます。

2.前歯が欠ける原因

前歯が欠ける原因は、一般的に外傷です。しかし、軽度の欠損であれば、硬いものを食べていて起こる場合もあるでしょう。もちろん、どのような場合であっても放置してはいけません。

しかし、救急車を呼ぶ場合は、本当に緊急性があるのかどうかを確認してください。軽度の欠損であれば、救急車を呼ぶ必要はありません。逆に前歯以外にも舌を切ったり、別の場所をぶつけたりしている場合は、無理に自分で病院を利用しようとせずに、救急車を利用するのがおすすめです。

3.前歯が欠けた治療を行う注意点

前歯が欠けた場合には、以下のポイントに注意することが大切です。

①費用

歯の修復には費用がかかりますので、自分の予算に合った方法を選ぶ必要があります。セラミックの被せ物やインプラントは高額な治療費がかかるケースも多いです。事前に費用の見積もりを確認し、保険の適用や分割払いなどの方法を検討しましょう。

②治療に使用する材料

歯の修復に使用される材料には様々な種類があります。セラミックの被せ物は天然歯に近い色合いや形状を再現できますが、耐久性に関して懸念点があるため注意しましょう。

インプラントは人工の歯根が使用されますが、他の材料と比べて高額になります。このように使用する材料によって特徴が異なるため、自分の希望する見た目や予算に合ったものを選ぶことが大切です。

③歯科医師の選択

歯の修復は専門的な知識や技術を要するため、経験豊富な歯科医師を選ぶことが重要です。歯科医師の経歴や実績を確認し、信頼性のある歯科医師を選ぶようにしてください。また、自分に合った方法や材料を選択してくれる歯科医師を選ぶことも重要です。治療に関する疑問や不安を遠慮せずに相談し、納得のいく治療プランを作成してもらうことが大切になります。

④治療期間とアフターケア

歯の修復には長い治療期間がかかることがあります。インプラントの場合には、人工の歯根が骨に結合するまでの期間が必要であり、数ヶ月以上の治療期間がかかるケースもあるため注意しましょう。

また、修復後のアフターケアも欠かせません。定期的なメンテナンスや歯磨きの徹底など、歯科医師の指示に従って正しいケアを行うことが必要です。修復後に何か異常を感じた場合には、すぐに歯科医師に相談することも大切になります。

⑤周囲の歯の状態

前歯の修復をする際には、周囲の歯の状態も考慮する必要があります。周囲の歯にも虫歯や歯周病がある場合には、同時に治療を行うことが必要な場合があります。また、前歯の修復によって咬み合わせが変わる場合には、周囲の歯にも影響を及ぼす可能性があるため、咬み合わせの調整も適切に行うことが大切です。

⑥予後やリスクについての説明

歯の修復には予後やリスクが存在することがあります。例えば、デンタルインプラントの場合には、手術や骨結合の成功率にリスクがあることを説明されることがあります。

また、修復後にも審美的な結果や咬み合わせの調整が完璧にはいかない場合もあるでしょう。歯科医師から正確な情報を得て、修復の予後やリスクについて理解し、納得した上で治療を進めることが大切です。

⑦保険の適用

歯の修復には保険の適用がある場合がありますので、事前に確認しておくことが重要です。保険の適用範囲や自己負担の金額を確認し、自分の予算に合わせた選択をしましょう。

⑧完成後の見た目や機能についての確認

修復が完了した後には、自分自身で見た目や咬み合わせの確認を行うことが大切です。修復後の歯の見た目や機能について歯科医師と十分に確認し、不満や問題があれば早めに指摘し、修正を行うようにしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか？最後に前歯が欠けた場合についてまとめます

1. 前歯が欠けた場合はすぐに歯医者に相談するのが大切
2. 前歯が欠ける原因として一般的なのは外傷
3. 前歯が欠けた場合の治療を始める際には、色々な注意点について知っておくことが大切

前歯が欠けた場合は慌ててしまう方も多いでしょう。しかし、そういった時こそ冷静に対処するようにしてください。