口角炎はカンジダ菌が原因って本当?見分け方について徹底解説!

口角炎という病気について知っていますか?口内炎や口唇炎などは聞いたことがある方も多いかもしれませんが、口角炎はそれほど有名な病気ではありません。しかし、名前は知られていなくても、口角炎を発症している方やしたことのある方は数多く存在しています。

本記事では口角炎について解説いたします。口角炎の原因であるカンジダや見分け方についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

1.口角炎の症状や原因であるカンジダについて

 口角炎とは、上唇と下唇が合わさる部分に亀裂が入ることで起こる炎症のことです。上唇と下唇が合わさる部分のことを口角と呼ぶので、このような病名が名付けられています。

食事の際に口を開けると切れたり、唇の両端や片側が赤くなったりしている場合は、口角炎である可能性が高いです。アトピー性皮膚炎でよく見られる湿疹ができる場合もあり、見た目はあまり良くありません。程度は人によって異なりますが、痛みが出る場合もあります。

原因としていくつか考えられるのですが、最も一般的なものはカンジダであると考えられています。カンジタ菌は口内に生息しているウイルスであり、通常時であればそれほど悪さをすることはありません。

しかし、風邪で体調を崩したり、睡眠不足が続いたりすると免疫力が低下してカンジダ菌が悪い働きをし、口角炎を引き起こす可能性があります。そのため、元々免疫力が低い子供や年配者にはよく起こる傾向にあります。

どの病気にも言えることではありますが、発症しないためには健康的な生活習慣を維持することが欠かせません。少し生活バランスが崩れただけでも口角炎が起こる可能性はあります。

発症してしまうと、食事が非常につらくなり、精神的なストレスが大きくなってしまいます。それによってさらに口角炎がひどくなったり、治りづらくなったりする可能性もあるので、なるべく発症しないように日々の生活に気をつけるようにしてください。

2.口角炎に似た病気の見分け方

口角炎に似た病気としては、口内炎と口唇炎があります。それぞれの特徴について紹介し、どういった点が口角炎と異なるのかについて確認していきましょう。

①口内炎

口内炎とは舌や頬の内側などに起こる炎症のことです。口の中の細菌が原因で起こったり、噛んで怪我をした場所に細菌が入って起こったりします。栄養不足で起こるケースもあるため、口角炎と同様に原因はさまざまです。

しかし、発症場所は大きく異なるので、見分けるのが困難なことはないでしょう。ちなみに口内炎だと思っていたものが、がんのような別の病気であるケースも存在するので注意してください。

食事の際に痛みが発生するという点は共通しています。

②口唇炎

口唇炎は唇が炎症を起こす病気のことです。色々な種類があり、突然唇が腫れてしまう口唇膨張や唇の皮が剥がれてしまう離脱性口唇炎などが特徴的です。

口角炎と大きく違う点は、口内炎と同様に発症する場所です。つまり、発症する場所でどういった病気が起こっているのか考えれば、見分けるのに困ることはほとんどないでしょう。

3.口角炎ができた場合の対応

口角炎ができた場合は、病院に相談をしてください。口内炎と同様に放置していたとしても、生活リズムが元に戻って免疫力が復活すれば、自然と治っていきます。しかし、食事の際の痛みは耐えるのが難しい場合もあるので、病院に相談することをおすすめします。

また、日頃の生活から口角炎にならないような心がけを行うのも大切です。生活リズムを整えるのも大切なのですが、仕事の都合でどうしても崩れてしまう方もいるでしょう。

そういった方は、口内のカンジダ菌を過剰に繁殖させないようにすることをおすすめします。具体的には念入りに歯磨きをすることによって、口内のカンジダ菌の数を減らすことができます。

もちろん、カンジダ菌は常在菌なので、完全に無くすことはできません。しかし、歯磨きを怠っていると、どんどんカンジダ菌が活発になってしまうので、口角炎になる可能性が高くなってしまいます。それだけではなく、他の病気を引き起こしてしまう可能性も上がります。

一般的な対策ではありますが、歯磨きは怠らないように気をつけてください。毎食後歯磨きを行うようにして、デンタルフロスを使って歯間の掃除も行えば、口内を常に綺麗にすることができるでしょう。時間がないときはうがいをするだけでも効果的です。

まとめ

いかがだったでしょうか?最後に口角炎について解説いたします。

  1. 口角炎の原因はカンジダ菌であることが多く、食事をするたびに痛みが発生してしまう可能性がある
  2. 口角炎と似ている口内炎や口唇炎とは、病気が発生する場所が異なる
  3. 口角炎ができた場合は、早めに病院に行って適切な処置をしてもらうのが大切

口角炎にならないためには、日頃の生活習慣を意識することが大切です。

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