歯茎が下がる原因は?自力で戻す方法について解説!

歯茎が下がっていると、露出した部分から知覚過敏などの症状が出てしまうことがあります。そうすると、普段の食事も苦痛になってしまう恐れがあるでしょう。

今回は歯茎が下がる原因と、自力で戻す方法について解説していくので参考にしてみてください。

歯茎が下がる原因とは?

普通の位置よりも下に歯茎がある場合は、どんなことが原因で生じているのでしょうか。よくある原因について紹介していくので、参考にしてみてください。

歯周病によるもの

よくある理由としては、歯周病が発症しているといったことです。歯周病の症状が進むほど、歯茎の位置は徐々に下がっていきます。

歯茎のなかに細菌が溜まっていくと、徐々に歯が抜けてしまう恐れがあるので、早めの治療が肝心です。

日頃のケアを怠ると、歯周病を発症するリスクが高まるのでお手入れはしっかり行う必要があります。

歯周病は喫煙している方が発症しやすいと言われているので、日頃から喫煙している方は歯の検査をこまめに行ったほうが良いでしょう。

お手入れする力が強い

普段のお手入れのときに、歯を磨く力が強いと歯茎の位置が下がってしまう恐れがあります。必要以上の力で歯を磨かないように、十分に配慮した上で歯を磨くことが大切です。

また、研磨剤が含まれている歯磨き粉は、少なからず歯茎を傷つけるリスクがあります。そのため、研磨剤が入っている歯磨き粉を使用するときは少量ずつ使うようにしましょう。

お手入れする力が日頃から強いと、歯も摩耗する可能性があるので、十分注意して歯のお手入れを行ってください。

歯ぎしりの癖がある

寝ているときに歯ぎしりしている癖がある場合、歯や歯茎に負担をかけてしまい、歯茎が下がってしまうことがあります。

歯ぎしりは、徐々に歯の骨を溶かしてしまうリスクがあるので、歯が不安定な状態になることもあるので注意が必要です。

歯ぎしりは、夜につけるマウスピースを利用すれば、歯への負担を軽減させられます。気になる方は歯科医院で相談して、マウスピースをつくってもらってください。

また、歯ぎしりは歯周病や虫歯の原因になってしまうこともあるので、早めの改善が肝心です。

歯茎の位置を自力で戻す方法

一度下がってしまった歯茎を元に戻す方法は、いくつかあります。自力で戻すためには、どのような対応が好ましいのか詳しい内容を紹介していきましょう。

ヒアルロン酸を使って治療を行う

ヒアルロン酸を歯茎に打てば、下がった歯茎を元の位置に戻せるかもしれません。ただ、効果が発揮されるのは、注射を打ってから短期間であるため、徐々に歯茎の位置は戻ってしまいます。

ヒアルロン酸を注入しても、徐々に体内に吸収されるので、長い間効果は発揮されません。

長期的な効果を期待するなら、継続して注入し、歯茎のコラーゲン生成を手助けさせる必要があります。

比較的安全な方法と言われているので、興味がある方は実践してみてください。

歯肉を移植させる

固い部分の歯肉を移動させて、歯茎が下がっている箇所に移植する施術があります。自分の歯肉を使って移植を行うので、拒絶反応などのリスクがほとんどないのが特徴です。

施術は1日で完了しますが、移植が定着するまで時間がかかるので、定期的に歯科医院まで足を運ぶ必要があります。

歯周組織再生法

歯周組織再生法として、日本で許可されている材料を使った治療方法になります。歯茎だけでなく骨まで切開して、歯石などの汚れをしっかり落とす施術となっているのが特徴です。

歯肉の下の歯や骨を再生させる施術となっています。

歯茎を下げないためには?

歯茎の位置を下げないようにするためには、日頃のお手入れを徹底する必要があります。歯磨きだけでなく、歯間ブラシなどを活用して汚れが溜まらないよう配慮しましょう。

他にも、栄養バランスがしっかり整った食事を心掛けることも大切です。特に歯の健康を保つためには、ビタミンを中心に栄養を摂取する必要があります。

また、日頃から喫煙している方は禁煙を心掛けることも大切です。喫煙すると、免疫力などが下がる傾向があるので、歯茎が弱る原因になります。

日頃から健康を意識して、歯茎の位置が下がらないよう気を付けましょう。

歯茎の位置が下がったときは歯科医院へ

歯茎の位置が下がってしまうと、知覚過敏などの影響を受ける可能性があります。痛みが伴うケースもあるので、早めに治療を施し、健康的な口内環境を作りあげることが大切です。

日頃から手入れをしていても、年齢によって歯茎が下がる可能性はあります。そのため、定期的に歯科医院へ足を運び、歯の状態が健康なのかチェックしてもらいましょう。

歯茎の位置が下がってきたと感じたときは、何が原因なのか特定してもらうためにも歯科医院へ足を運んでください。

歯科医院であれば、歯の状態を確認した上で適切な治療を行ってくれるはずです。定期的に歯科医院へ足を運び、治療を受けていきましょう。

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