歯磨きの時間は何分が良い?注意すべきポイントを詳しく解説

毎日行う歯磨きですが、1回何分時間をかけて行ったほうが良いのか正しく理解していますか?中には毎日しっかり歯磨きを行っているのに虫歯になった経験がある方もいるかもしれません。

当コラムでは、歯磨きにかかる時間と注意しなければならないポイントについて解説していきます。正しい歯磨きの知識を身に付けて虫歯にならないようにしましょう。

歯磨きの時間は最低3分必要

歯ブラシの写真
歯磨きは歯ブラシを小刻みに動かすことで、歯に付いている食べかすや虫歯の原因となる歯垢を除去することを目的としています。歯垢を取り除かずにそのままにしておくと、虫歯、歯周病になる可能性が高まります。

それらの病気にならないためにも歯ブラシでしっかり汚れを落とすことが大切です。汚れのない清潔な歯を保つことで、虫歯や口内トラブルを防ぐことにも繋がります。

歯は全部で28本ありますが、全ての歯を磨くためには最低でも3分かかると言われています。

歯磨きは1日3回食後に行うのがベスト

「歯磨きは食後すぐに行うのではなく時間を空けた方が良い」「食事をしてすぐの歯磨きは歯によくない」という話を聞いたことがあるかもしれませんが、歯についた汚れは時間の経過とともに歯を溶かしてしまいます。そのため、歯磨きは食後すぐに行うようにしましょう。

つまり、歯磨きをするタイミングは朝食後、昼食後、夕食後の3回行います。夕食後に行わない場合は、就寝前に必ず磨いてください。

デンタルグッズを使って細かな汚れも落とす

歯ブラシで丁寧に歯磨きを行っていても完全に汚れが落ちないことがあります。歯と歯の間の細かな汚れを落とす、細かな部分に溜まっている汚れを除去するためにはデンタルフロスや歯間ブラシを上手に活用しましょう。

デンタルグッズは薬局やドラッグストアで購入することができます。1日1回、就寝前に利用しましょう。歯ブラシが入らない部分はデンタルフロスを前後に動かし、歯と歯のすきまが大きい部分には歯間ブラシを使うと綺麗に汚れを落とすことができます。

 

歯磨きの時間が長すぎると歯に悪影響を及ぼす

女性の写真
歯磨きは最低でも3分かかると解説しましたが、歯磨きをしすぎると逆に歯に悪影響を及ぼします。

①歯のエナメル質が削れる

長い時間歯磨きを行うと、エナメル質が剥がれ歯を傷つけてしまいます。歯はエナメル質で覆われていますが、歯ブラシが強く当たることにより表面に目に見えない細かな傷が入ります。

この傷は知覚過敏の原因となりますので、長時間歯磨きを行うのはやめましょう。

②歯茎を傷つけてしまう

歯磨きを行う時は歯だけではなく歯茎にも注意が必要です。歯茎はとてもデリケートであるため、磨きすぎると表面が傷ついてしまいます。傷ついた歯茎は腫れ、出血の原因となります。歯茎が痩せて知覚過敏になることを防ぐためにも、歯と歯茎の境目を磨く時は優しく行いましょう。

歯磨きを行う際の4つのポイント

歯ブラシの写真
歯磨きを力強く行うと歯を傷つけてしまう恐れがあります。歯を傷つけないためにも、以下の4つを意識してください。

①歯ブラシは鉛筆持ちで行う

歯ブラシは鉛筆を持つようにして行います。鉛筆を持つように握ることで力が入りすぎることを防ぐことができます。歯ブラシを握って小刻みに動かしましょう。

②自分に合った歯ブラシを選ぶ

歯磨きは自分に適している歯ブラシを選ぶことが大切です。歯ブラシのヘッドの大きさや毛の硬さで磨きやすさが変化します。ヘッドが小さい歯ブラシは、細かな部分まで入って磨きやすいためおすすめです。

③磨きたい箇所に毛先を当てる

歯に毛先を当てて磨くことが重要なポイントです。当たっている部分が悪いと汚れを綺麗に落とすことができません。

歯磨きが苦手な方は、毛先が正しく歯に当たっているか鏡を見ながら行ってみてください。

歯医者さんで正しい歯磨きの手順を学ぶこともおすすめ

1回あたりの歯磨きの時間や気をつけなければいけないポイントがわかっても、具体的にどのようにして歯磨きを行うべきなのかわからない方もいるかもしれません。そのような場合は、歯医者さんに行き正しい歯磨きの手順の指導を受けるのがおすすめです。

歯医者さんに行くのであれば、歯磨きの指導だけではなく歯科検診も受診するようにしましょう。歯科検診を受診することで、歯磨きで落とすことができない汚れも落としてくれます。

歯科検診は大人だけではなく子どもも受診することができます。子どもの歯に関するお悩みも相談し、綺麗な歯を保ちましょう。

【まとめ】歯磨きの所要時間は3分!磨きすぎに注意しよう

当コラムでは、歯磨きにかかる時間と歯磨きをする際に気をつけなければならないポイントについて解説しました。歯磨きを力強く行うと歯や歯茎を傷つけてしまう恐れがあります。力加減や自分に合った歯ブラシがわからない場合は、歯医者さんで指導してもらうことがおすすめです。

 

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