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ドライソケットは縫合してもなる?抜歯後の注意点を紹介!

抜歯した後は安静にしておかないと、ドライソケットと呼ばれる症状に悩まされる可能性があります。ドライソケットとは、歯を抜いた箇所が炎症して強い痛みが生じる症状のことです。

このドライソケットは縫合してもなるのか、詳しい注意点について解説していきます。

ドライソケットは縫合してもなる?原因について

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抜歯する際に歯茎を切った後などは、縫合して傷口を閉じるといった処置が施されることがあります。しかし、縫合してもドライソケットの症状が出る可能性はあるでしょう。

具体的に、ドライソケットが生じる原因とは、どのようなことが考えられるのか解説していきます。

血餅が剥がれる

抜歯した後は血餅と呼ばれるものが、傷口を塞いでくれるのですが、何らかの衝撃を加えてしまうと血餅が剥がれてドライソケットが生じる恐れがあります。

主に歯磨きのときに、傷口部分を強く磨いてしまうことでドライソケットが生じる可能性があるでしょう。

対策としては、できるだけ抜歯した後は患部を刺激しないように安静にすることが大切です。

抜歯した箇所が悪かった

抜歯した歯が斜めに生えていたときは、血餅が形成されにくく、ドライソケットが生じるリスクが高くなります。

この場合、生える箇所が悪いと縫合して傷口が開かないように対応することが多いです。しかし、何らかの衝撃を与えるとドライソケットが生じるリスクがあるので、注意しないといけません。

麻酔薬を多く使用した

抜歯する際には、痛みが伴わないように麻酔薬を利用します。そのときに、麻酔の量が多いと、出血の量が少なくなってしまい血餅が形成されにくいと言われているようです。

血餅が形成されないと、ドライソケットが生じて痛みが伴う可能性があるので注意しましょう。

ドライソケットによる影響

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ドライソケットが生じた場合、口内にはどのような影響を与えるのでしょうか。ドライソケットで考えられる影響について解説していくので、参考にしてみてください。

抜歯してから激痛が生じる

歯を抜いてから、3日ほどが経過した頃にドライソケットによる痛みが生じる可能性があります。ドライソケットが生じると、かなりの激痛が引き起こされる恐れがあるので、違和感を覚えたときには早めの対処が肝心です。

痛みは患部だけでなく、近くの歯にも影響を与える恐れがあります。また、歯だけでなく、頭痛などの影響も与える可能性があるので早めの対応が重要になってくるでしょう。

なぜ激痛が生じるのか?

ドライソケットによる痛みは、かなりの激痛と言われています。理由としては、抜歯窩の骨面が出ている状態になるため、より痛みを感じやすくなっているためです。

本来なら縫合することで、傷口は塞がるはずなのですが、外部からの衝撃などで露出する可能性があり、それに伴い痛みが生じます。

ドライソケットによる痛みを避けるための対策

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ドライソケットが生じると痛みが伴い、ときには我慢できなくなるほど痛みが強くなる恐れがあります。そんな症状を緩和するための対策として、どのような方法があるでしょうか。

ドライソケットによる痛みを避けるための対策について、解説していきます。

痛み止めを服用する

歯を抜いた後に痛みが止まらないときは、歯科医院で状態を診てもらい、状況に応じて痛み止めを処方してもらいましょう。

痛み止めを服用すれば、ドライソケットの痛みも緩和されるはずです。どうしても痛みが我慢できないという方は、早めに痛み止めを処方するようにしましょう。

安静にしておく

ドライソケットは、歯を抜いた箇所を刺激することで生じる恐れがあります。そのため、歯を抜いた患部に関しては、できるだけ触れずに安静にしておくことが大切です。

特に普段のお手入れをするときに、つい患部のことを忘れて歯を磨いてしまう人は多いでしょう。少しの刺激も与えないように、できるだけ患部は避けて歯磨きをしてください。

腫れた箇所は冷やす

歯を抜いた箇所がドライソケットになっていると、患部の近くが腫れてしまいます。そんなときは、冷たい物を用意して患部に当ててみてください。

痛みを軽減させるだけでなく、腫れも収まる可能性があります。

どうしても痛みが我慢できないときの応急処置として活用できるので、ぜひ一度試してみてください。

ドライソケットが生じたときはドクターに相談

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ドライソケットが生じると、どうしても痛みが伴います。人によって痛みは異なりますが、かなりの激痛になることが想定されるでしょう。

仕事などに支障が出る恐れがあるので、痛みが伴ったときは早めにドクターに相談することが大切です。

自宅で痛みを緩和させるときには、痛み止めを使ったり患部を冷やしたりしてください。ただ、あくまでも応急処置なので、痛みの原因がなくなった訳ではありません。

早めに歯科医院に足を運び、ドライソケットに対して適切な処置を施してもらいましょう。

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