「毎日しっかり歯を磨いているのに黒ずみが気になる」そんなお悩みを抱えている方はいませんか？歯の黒ずみは、正しいケアを行うことで改善することが可能です。

当コラムでは、歯の黒ずみの原因と対処法について解説していきます。

歯の黒ずみの原因は5つ

歯の黒ずみは生活習慣だけではなく、歯が病気になることでも引き起こされます。自身の歯の黒ずみはどれが原因になっているのかを確認してみてください。

①虫歯になっている

歯の黒ずみは虫歯が原因の可能性があります。仮に虫歯が原因で黒ずんでいる場合、歯の内側まで症状が進行していることがあります。虫歯はそのまま放置していても完治することはありません。そのまま放ったらかしにしておくとさらに虫歯が進行し、神経の除去、抜歯することになります。

②歯の神経が機能していない

神経が死んでしまっている歯には栄養が届きません。そのため歯が黒ずんでしまうことがあります。歯に強い力が加わってしまうと、歯の神経が死んでしまう原因となります。

③着色による汚れ

コーヒーや紅茶、ワインなどは歯が着色する原因となります。着色は徐々に色素が濃くなっていくため歯が黒ずんで見えてしまいます。

食べ物や飲み物以外の着色で考えられるのがタバコです。タバコを吸う本数が多ければ多いほど歯にヤニが付着してしまい、黒ずみにつながります。

④詰め物や被せ物の変色

詰め物や被せ物に使われている金属は長年使用すると金属の成分が溶け出すことがあります。溶け出した成分が歯や歯茎の黒ずみの原因となっているかもしれません。レジンの詰め物、被せ物も時間が経過すると茶色や黒に変色してしまいます。

 

⑤抗生物質による影響

歯の形成期と呼ばれている0歳〜12歳の頃にテトラサイクリン系抗生物質を服用した場合、歯が変色する副作用がでることがあります。テトラサイクリンは、病原微生物似効果がある抗生物質の一種です。

 

歯の黒ずみ改善法

歯の黒ずみを改善するためには原因に合った改善方法を行うことが必要です。

①虫歯の治療を行う

先ほども解説しましたが虫歯は治療を行わなければ完治することはありません。虫歯は放置しておくと、どんどん状況が悪化していきます。そのためすぐに治療を行うことが大切です。

虫歯になっている部分を削って詰め物や被せ物をするのが虫歯の治療方法です。あまりにも虫歯が進んでいると抜歯する可能性が高まります。歯に痛みがある場合はすぐに受診するようにしてください。

②歯のクリーニングを行う

歯のクリーニングは、着色汚れが原因で黒ずんでいる時におすすめの改善方法です。歯医者に行き、専用の機械を使って歯垢や歯石などの着色汚れを落とします。

黒ずみを改善し、歯を白くしたいと考えている場合はホワイトニングを行うと良いでしょう。

③詰め物や被せ物を変える

詰め物や被せ物の変色が原因で歯が黒ずんでいる場合は、新しくするのも選択肢の1つです。特におすすめなのがセラミックです。セラミックは、耐久性に優れており変色する心配も少ないのが特徴です。

④セラミック治療を受ける

歯の神経が死んでいると、ホワイトニングやクリーニングで黒ずみを落とすことができません。神経が死んでいる方におすすめなのがセラミック治療です。セラミック治療とは、歯を削って白い被せ物をすることです。

歯の黒ずみを防止するためのセルフケア

歯医者さんで歯の黒ずみが改善できたとしても時間が経てばまた黒ずんでしまう事が考えられます。せっかく綺麗になった歯が再度黒くならないために大切なのがセルフケアです。白い歯を保ちたい方はぜひお試しください。

①毎日しっかり歯磨きをする

歯の黒ずみを予防したいのであれば、毎日歯磨きを行いましょう。食べ物や飲み物の汚れは、歯の黒ずみの原因となります。食事をした後に歯磨きをすることで汚れをすぐに落とすことができます。

歯磨きは黒ずみ予防だけではなく虫歯の予防にもつながります。いつまでも健康な歯を持つためには毎日の歯磨きがとても重要です。

②歯科健診を受ける

毎日歯磨きを行っていても自分ではケアができないこともあるかもしれません。そのような時は歯医者さんに行きケアをしてもらいましょう。

定期的なケアを受けるためにおすすめなのが歯科健診です。歯科健診は3〜6ヶ月に1回の頻度で問題ありません。歯の健康状態を確認できるだけではなく、歯のクリーニングを行うことも可能です。

 

【まとめ】歯の黒ずみを解消したいなら受診がおすすめ

当コラムでは歯の黒ずみの原因と歯の黒ずみの改善方法について解説しました。しかし、自分で歯の黒ずみの原因を断定するのは困難です。歯医者さんに行き、歯の状況の確認や黒ずみになっている原因を把握するのがおすすめです。

歯医者さんでは歯の黒ずみを改善していくための方法を提案してくれますので、自分に合った対処法を選んで黒ずみをなくしていきましょう。