ダイレクトボンディングで後悔しないためには?注意点を徹底解説!

歯医者さんの審美治療の1つにダイレクトボンディングがあります。非常に優れた処置法なのですが、実際に行った後に後悔してしまうというケースが少なくありません。なぜ、ダイレクトボンディングを行った後に後悔することになってしまうのでしょうか?

本記事ではダイレクトボンディングで後悔しないためのポイントについて解説いたします。注意点についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

1.ダイレクトボンディングの治療内容

医師の写真  そもそもですが、ダイレクトボンディングとは具体的にどういった治療内容なのでしょうか?ダイレクトボンディングとは、レジンなど歯科材料を盛り付けて接着させる治療方法です。非常に簡単な施術方法に思えますが、ダイレクトボンディングは歯科医師の技術や経験、センスなどが現れやすいのです。

具体的には同じダイレクトボンディングで経験の浅い歯科医師が行った場合と審美歯科に特化した歯科医師が行った場合では、施術後の歯の状態に雲泥の差が生まれます。ダイレクトボンディングを後悔してしまう理由の1つに、経験の浅い歯科医師にお願いしてしまったというものがあります。

ダイレクトボンディングで後悔しないためには、歯医者さんの経験についてしっかりと確認をしなくてはいけません。歯医者のホームページを確認して、今までにダイレクトボンディングを行った経験があるかどうかをチェックしましょう。

2.ダイレクトボンディングで後悔する理由

歯科医師の技量不足によってダイレクトボンディングを後悔してしまうケースがあると説明しました。これは依頼する歯医者次第で回避することができます。しかし、どうしても避けられない後悔ポイントがあります。それがダイレクトボンディングの治療素材に含まれているプラスチックの経年劣化です。

審美治療ではいろんな素材が使用されます。純粋なセラミックなどは劣化が起こらないのですが、プラスチックは劣化が避けられません。経年的な摩耗や変色はどうしても起こってしまいます。

ケアの仕方によっては5年や10年という単位で正常な状態を維持することも可能です。しかし、ずっと美しい状態のまま維持することはできません。ダイレクトボンディングを行って美しい歯になったと思ったら、しばらくしてから見た目が悪くなってしまったというケースは少なくないのです。

ダイレクトボンディングを行う前には、経年劣化が避けられないということを頭に入れておかなくてはいけません。

3.ダイレクトボンディングの注意点

ダイレクトボンディングを行う際には知っておくべき注意点がいくつかあります。それらについて確認していきましょう。

①適用できないケースがある

ダイレクトボンディングは短時間で歯の形や色、大きさ、歯並びの乱れを改善できる審美治療なのですが、万能というわけではありません。ケースによっては大イレクトボンディングを適用できない場合があるので注意してください。ダイレクトボンディングを利用できない場合は、セラミック治療などに切り替える必要があります。歯医者さんから案内をしてもらえるので、その内容をしっかりと理解してください。

②ケアが欠かせない

私たちの歯を美しく維持するためには、歯磨きによるケアが欠かせません。ケアが必要なのはダイレクトボンディングに関しても同じです。もちろん、ケアを行ったとしても経年劣化は避けることができません。しかし、ケアを一切行わないと汚れが目立つまでのスピードがどんどん早くなってしまいます。

結果として美しい歯を維持できる期間が短くなってしまいます。ダイレクトボンディングを行って、歯を美しくするためにはその後のケアが欠かせないと認識しておいてください。

③保険が適用されない

審美治療のダイレクトボンディングは、保険が適用されません。なぜなら、ダイレクトボンディングは機能性だけを追求するものではなく、審美性も追求する治療法になっているからです。自費治療になるため、治療には時間がかかりますし、金銭面の負担が大きいです。

治療を始める前にどれくらいのお金が必要か案内をしてもらえます。まずは話を聞いて、本当にダイレクトボンディングによる審美治療を行うかどうかを検討してみてください。金銭的に苦しいという場合は、無理をしてダイレクトボンディングを行う必要はありません。負担が大きいとダイレクトボンディングを後悔する結果になる可能性も高まるので注意してください。

まとめ

いかがだったでしょうか?最後にダイレクトボンディングの後悔についてまとめます。

  1. ダイレクトボンディングは歯科技師の技量によって結果が大きく異なる治療方法
  2. ダイレクトボンディングで使用する素材の劣化は避けられない
  3. ダイレクトボンディングを利用できないケースがあったり、保険が適用されない点には注意が必要

ダイレクトボンディングはメリットもデメリットもあります。それらを比較したうえで実際に行うかどうかを検討してください。

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