一度できてしまうと、治るまで痛みが生じてしまう口内炎は、なかなか厄介な症状です。そんな口内炎の治し方は、どのような方法が考えられるでしょう。

即効性のある治し方はあるのか、詳しい内容を紹介していきます。

おすすめの口内炎の治し方

食事をするときにも痛みが生じて、億劫になってしまう口内炎ですが、即効性のある治し方はあるのでしょうか。結論からいうと、即効性のある治療法というのはありません。

痛みを緩和させたり市販の貼り薬で、刺激を与えないようにするくらいです。

具体的に、口内炎の治し方とは、どのような方法があるのか詳しい内容を紹介していきます。

ビタミンB群を摂取する

口内炎の治し方として即効性はありませんが、おすすめなのがビタミンB群を中心に食事を行うということです。ビタミンB群は、免疫機能を高める働きがあると言われているので、炎症である口内炎を治すきっかけにはなるでしょう。

主に豚肉や青魚、納豆などにビタミンB群は多く含まれているので、積極的に摂取することをおすすめします。

市販薬を使用する

病院に行く時間がない場合は、市販薬を使って症状を緩和させる方法があります。市販薬には飲み薬や貼り薬があるので、自分に合った薬を選ぶようにしましょう。

おすすめとしては、貼り薬なら食事をするときも外部からの刺激が与えられないので痛みを感じずに済みます。

医療機関で受診する

口内炎が痛くて我慢できないときは、医療機関で受診して、適切な処置を施してもらいましょう。口内炎のばあは、ステロイド剤を含む薬を塗るといった方法で改善を行うことが多いです。

痛みがなかなか引かなくて心配という方は、一度医療機関で診てもらいましょう。

口内炎の発生を抑制するためには？

口内炎の治し方について紹介してきましたが、次は口内炎を予防する方法について解説していきます。

まず口内炎のできる原因が主に3つあるので、この原因を把握して予防することが大切です。

機械的刺激

これは食事をするときなどに、歯が口内の粘膜を傷つけたときの刺激のことを指しています。口内炎は刺激を与えたところにできやすいので、噛んでしまったときは後から口内炎ができるかもしれないと考えておきましょう。

この機械的刺激による影響が何度も同じ箇所で発生しているなら、歯並びが悪い可能性があります。歯が出ているところから、口内を噛んでいるなら、矯正することで改善できるかもしれません。

免疫低下

睡眠不足やストレスが多いと、免疫力が低下する原因をつくってしまいます。その場合、体調不良などが原因で口内炎が生じる恐れがあるでしょう。

仕事が忙しい、夜勤が多くてあまり睡眠が取れていないなどの人は、口内炎ができやすい恐れがあります。

栄養不足

栄養が足りていないと、免疫機能の低下に繋がり口内炎ができやすくなる恐れがあります。特にビタミンB群が不足していると、免疫の機能が低下して口内炎ができやすくなる可能性が高いでしょう。

栄養バランスに気を付けた食生活を心掛け、口内炎のように口内トラブルが発生しないよう注意しておくことが大切です。

口内炎が生じているときにやってはいけない行為

口内炎が生じている場合、いくつかやってはいけないことがあります。どんなことをしてはいけないのか、詳しい内容を紹介していきましょう。

細菌が増えるような行為

口内炎は炎症を引き起こしている状態なので、患部に細菌が繁殖するような行為を行うと、症状が悪化したり治りが遅くなったりする恐れがあります。

特に、汚れている手で患部を触るといった行為は、口内炎にとってあまりよくありません。他の口内トラブルの原因になる恐れもあるので、できるだけ清潔な口内環境を作り上げることが大切です。

刺激の強いものを食べる

口内炎に刺激が強い香辛料などが触れてしまうと、痛みが生じて食事どころではなくなります。そのため、口内炎が痛いときは刺激が強いものは避けることが大切です。

他にも、熱い・冷たいものも刺激となって、痛みが生じる原因になります。食べるものには細心の注意を払って食事を楽しんでください。

長時間の入浴やアルコール摂取

適度な入浴やアルコール摂取は問題ありませんが、長い時間入浴すると血液の循環がよくなり、痛みが激しくなる恐れがあります。

アルコールも同様に、循環が良くなると痛みが伴いやすいので、摂取するときは適量にしておきましょう。

即効性のある口内炎の治し方はない

痛みが伴う口内炎を早く治したいという気持ちはわかりますが、即効性のある治し方というのは今のところはないと言えるでしょう。

ただ、飲み薬や貼り薬によって痛みを緩和させたり治療を早めたりできる可能性はあります。

早く治したいのであれば、患部はそっとしておき、ビタミンB群を中心として食事をとって安静にしておくことが大切です。

それでも痛みが気になるのであれば、医療機関まで足を運んでみてください。