歯列矯正の治療費は分割払いも可能!ローンのメリット・デメリット

審美面の改善を目的とする歯列矯正は、自由診療となるため治療費が高額になりがちです。そのため、金銭的な不安から治療に踏み出せない方もいらっしゃるでしょう。

しかし最近は、デンタルローンや独自の分割払い制度を設けている歯医者さんも多くなっています。支払い方法が選べる歯医者さんを選べば、無理のない支払い計画を立てることも可能です。

そこで本記事では、歯列矯正の分割払いについてご説明します。デンタルローンのメリット・デメリットの他、歯医者さん独自の分割払い制度についても解説しますので、歯医者さん選びの参考にしてください。

歯列矯正に必要な費用

歯列矯正にかかる費用は、大きく分けて4つに分けられます。治療前の検査・診断料、装置料、調整料、保定装置料です。

多くの場合、分割の対象となるのは装置料です。その他の費用は、検査を受けた時、通院した時、保定装置に切り替える時などその時々で支払いが発生すると考えておきましょう。

ただし、分割の対象にならないからといって、その分が必ずしも現金払いになるとは限りません。通院する歯医者さんが電子マネーやクレジットカードに対応している場合は、現金以外の支払い方法も選べます。

支払い方法は歯医者さんごとに異なる

患者さんのさまざまなニーズに応えるために、最近は多くの歯医者さんが多彩な支払い方法を導入しています。特に自由診療の治療を受ける場合は高額な支払いとなるため、患者さんが都合の良い支払い方法を選べることが多いです。

クレジットカードで分割する方法もありますが、金利が高くなるため一括払いで支払うよりも総額が増えてしまいます。金利や分割手数料の負担も考慮し、デンタルローンや医院の分割払いも選択肢に入れて慎重に判断した方がよいでしょう。

また、支払い方法は歯医者さんごとに異なります。通院予定の歯医者さんがどのような支払い方法に対応しているかは、事前に確認することをおすすめします。

デンタルローンを使うメリット・デメリット

クレジットカードには利用額の上限があるため、できれば使用したくないという方もいらっしゃるでしょう。その場合に検討したいのが、デンタルローンです。デンタルローンは、ローン会社に費用を立て替えてもらい、ローン会社に対して分割で返済していく方法です。

メリットは、月々の支払い額を無理のない金額に抑えられることです。最大で120回払いまで選択できたり、月々3,000円程度の支払いで済んだりします。クレジットカードの分割に比べると、金利が低くなる場合もあります。

一方でデメリットは、誰しもが審査に通るわけではないことと、原則として20歳以上で安定した収入のある人しか利用できないことです。歯列矯正を受ける人が未成年の場合は、親御さんが代理で申し込まなければなりません。

連帯保証人が必要かどうかも、ローン会社ごとに異なります。利用条件に当てはまるかどうかは、利用予定のローン会社の規約を確認してみてください。

医院独自の分割払いを選ぶのも一つの手段

デンタルローンの審査に通らない方や、金利をもっと抑えたい方は、独自の分割払いに対応している歯医者さんを探すのも良いでしょう。独自の分割払いとは、ローン会社を通さず歯医者さんと直で分割払いの約束をするものです。

デンタルローンほど分割回数は多くできませんが、「治療期間中の都合の良い時に支払う」「治療開始時、治療途中、治療後のタイミングで支払う」など一括にしなくて済みます。

また無金利・分割の手数料もなしというケースが多いため、支払額が増えてしまうのも避けることができます。ただし、学生や未成年の場合は親御さんの署名が必要な場合もあるため、ご本人だけでは契約できない可能性もゼロではありません。

厳しい審査はなく利用しやすい一方で、歯医者さんとの信頼関係の上で成り立つ制度です。良好な関係を築けそうな歯医者さんかどうかも見極めた上で、選ぶようにしましょう。

まとめ

歯列矯正は、自由診療のため治療費が高額になるケースが多いです。現金一括で支払うのが難しい場合は、クレジットカードやデンタルローン、医院独自の分割払い制度など多彩な支払い方法が用意されている歯医者さんで治療を受けましょう。

月々の支払い額を抑えたい場合は、デンタルローンの利用をご検討ください。分割回数が柔軟に選べるため、無理のない支払い計画が立てやすいからです。ローン会社によっては、月々の支払いを3,000円程度に抑えられる場合もあります。

ただし、原則として20歳以上で安定した収入のある人しか利用できません。また審査が通らないという可能性もあります。

そのような場合は、医院独自の分割払い制度を選ぶとよいでしょう。デンタルローンほど分割回数を多くはできませんが、相談の上でいつ支払うのかを調整できる場合もあります。

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