口唇ヘルペスは誰もが発症する可能性のある病気です。実際に発症したことがあるという方も多いのではないでしょうか？放っておけば治る病気ではありますが、なるべく早く治したいと考えている方も多いでしょう。どうすれば口唇ヘルペスを早く治すことができるのでしょうか？

本記事では口唇ヘルペスを早く治す方法について解説いたします。発生する原因についても解説しているので、ぜひご確認ください。

1.口唇ヘルペスを発症する原因

 

口唇ヘルペスを発症する原因は、単純ヘルペスウイルスの感染です。キスなどの直接の接触はもちろんですが、食器やタオルなどを共用で使用することでも感染する場合があります。最初に症状が現れるのは感染後、3〜7日以内が多いです。そのあとは風邪や疲れ、ストレスなどによって抵抗力が低下した際に再発する可能性が高くなります。

口唇ヘルペスを防ぐためには、感染対策を徹底することが大切です。新型コロナウイルスの影響でウイルスの感染対策には敏感になっていると思います。意識をしている方も多くなってきていると思いますが、改めて口唇ヘルペスが感染する可能性がある行為をしていないかを見直してみてください。

家族の間でも食器やタオルの共用は避けましょう。また、こまめに手洗いをすることも忘れてはいけません。抵抗力が下がっていると感染しやすくなってしまうので、普段から健康管理に気を付けることも大切です。

また、そもそも口唇ヘルペスがどういったものか理解していない方もいるでしょう。よく勘違いしやすいのが口内炎なのですが、症状が大きく異なります。口唇ヘルペスの症状は主に以下のとおりとなるので理解しておいてください。

• 唇やそのまわりの水ぶくれ
• ピリピリ、チクチクとした痛み
• ムズムズした違和感を覚える
• かゆみがでたり、熱さを感じたりする
• 水ぶくれ後にはかさぶたができる
• 掻くと他の箇所に移ってしまう場合がある
• あごや耳の近くにリンパ節の腫れが出る場合がある

2.口唇ヘルペスを早く治す方法

口唇ヘルペスを早く治療する方法として最も効果的なのは薬を利用することです。内服薬も塗り薬もあるのでどちらでも問題ありません。薬を利用することで口唇ヘルペスの治りは早くなります。逆にいえば、薬を利用する以上に口唇ヘルペスを治療するうえで効果的な方法はないと考えてください。

簡単に治ると思いがちですが、薬を利用するうえで注意しなければいけないポイントがあります。まず、口唇ヘルペスは不適切な薬を使用すると逆に悪化してしまいます。そのため、過去に医師から診断された人でないと使用することができません。薬を利用するためには、医師の診断があることが前提として必要になるので覚えておくようにしてください。

初めて口唇ヘルペスになったという人が、いきなり薬局などにいって薬を買おうとしてもできないので気をつけましょう。最初は病院を利用する必要があります。

また、口唇ヘルペスの薬は第1類医薬品となっています。そのため、薬剤師のいる薬局でしか購入することができません。購入する際には薬剤師から使用上の注意点について説明があるので、それに従って利用することを心がけてください。

3.薬で口唇ヘルペスを治療するときの注意点

最後に薬を使って口唇ヘルペスを治療するときの注意点について知っておいてください。先ほども説明したように病院や薬剤師の指示に従って使用することが前提となります。内服薬であれば決められたタイミングで飲むだけでいいのですが、塗り薬の場合は使用する際に気をつけなくてはいけないポイントがあります。

まず、使用前後で手を清潔にするようにしてください。口唇ヘルペスは感染症なので、手についているウイルスが原因で発症する可能性もあります。手が不潔だと逆に口唇ヘルペスが悪化することにもなりかねません。そのため、塗り薬を使用する前には手を清潔にすることを心がけてください。

また、食後に薬を塗る場合は、口の周りを洗うようにしましょう。口周りが汚れている状態で薬を使用してもあまり効果はありません。逆に汚れを塗りこんでしまって悪化する可能性もあります。清潔にしてから薬を利用することを意識してください。

市販薬には説明書もあります。それを薬剤師に言われたことを思い出しつつ、その説明書も見ながら使用するようにしてください。

まとめ

いかがだったでしょうか？最後に口唇ヘルペスを早く治す方法についてまとめます。

1. 口唇ヘルペスはウイルスに感染することで発症する。抵抗力が低下していると感染しやすいので注意が必要
2. 口唇ヘルペスを早く治す方法としては薬が効果的。しかし、一度医師から診断されていないと薬局では購入できないので注意が必要
3. 口唇ヘルペスの塗り薬を使用する際は、手と口周りを清潔にする必要がある

口唇ヘルペスは発症する可能性の高い病気です。正しい対応方法について理解しておくようにしてください。