歯の磨きすぎは危険!正しい磨き方をマスターしよう

「歯茎から出血がある」「視覚過敏のような気がする」このような症状の原因はもしかすると歯の磨きすぎかもしれません。虫歯にならないようにしっかり歯を磨いている行為が、逆に歯を傷つけてしまっている可能性があります。

当コラムでは、歯の磨きすぎが及ぼす影響と正しい歯磨きのポイントを解説していきます。

歯の磨きすぎが原因で起こる症状

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歯の磨きすぎが原因で以下の症状が起こる可能性があります。

①歯茎からの出血

歯ブラシに血がついている、うがいをした時に血が出ている。そのような症状は、歯の磨きすぎが原因で歯茎から出血していることが考えられます。

歯茎からの出血を確認した場合は、1日だけの出血なのか、数日間出血が続くのかを確認しましょう。仮に出血が数日間に続く場合、歯周病になっているかもしれません。

②歯の痛み

歯の磨きすぎが原因で歯茎が傷つくことがあります。歯茎が傷ついてしまうと、傷ついた箇所から細菌が入り赤く腫れることも考えられます。赤く腫れた箇所が口内炎となり痛みが出ることがあります。

③歯茎が下がる

歯を磨きすぎてしまうと、歯茎が痩せてしまい下がってしまいます。鏡を見た時に以前よりも歯の根っこが見えている、歯茎が痩せている気がするなどの症状は歯の磨きすぎが原因かもしれません。

歯の磨きすぎが原因ではない場合は、歯周病が考えられます。

④知覚過敏や虫歯

先ほど歯の磨きすぎが原因で歯茎が下がると解説しました。歯茎が下がると虫歯ができやすくなります。それだけではなく、歯茎が下がってしまうと冷たい飲み物などが神経に伝わり痛みを感じやすく、知覚過敏になりやすいでしょう。

歯の磨き方は3種類

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歯を磨く方法は大きく分けて3種類あります。最もやりやすい磨き方を選んで実践してみてください。

①フォーンズ法

フォーンズ法は、子どもや高齢者向けの磨き方です。

  1. 上下の歯を噛み合わせる
  2. 歯に直角に歯ブラシをあてる
  3. 円を描くように上下の歯を一緒に磨く

②バス法

バス法は、歯肉炎や歯周病にかかっている方向けの磨き方です。

  1. 歯を歯茎の間に歯ブラシをななめにあてる
  2. 左右に小刻みに歯ブラシを動かす

③スクラビング法

スクラビング法は、一般的な磨き方です。

  1. 鉛筆を持つように歯ブラシを握る
  2. 歯に対して直角に歯ブラシをあてる
  3. 力を入れすぎないように小刻みに磨く

 

歯の磨きすぎを防ぐために正しい歯磨きを知ろう

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歯の磨きすぎを防ぐためには正しい歯磨きの仕方を知ることが大切です。正しい歯磨きのポイントは3つあります。

①自分に合った歯ブラシを選ぶ

正しい歯磨きをするためには、自分に合った歯ブラシを選ぶことが大切です。歯についた汚れを落とすことだけを考えて選ぶのであれば、「かため」の歯ブラシでも問題ありません。しかし、かたい歯ブラシは歯を傷つけてしまうことがあります。

そのため、知覚過敏や歯周病が気になる方はやわらかめの歯ブラシを選ぶようにしましょう。歯ブラシは毛先が開いていても開いていなくても1ヶ月程度で交換するのがおすすめです。

②歯磨きは力を入れすぎない

歯磨きは力を入れてゴシゴシと行うものではありません。力まかせに歯を磨いてしまうと、歯だけではなく歯茎を傷つけてしまいます。歯ブラシは鉛筆を持つようにして握り、なるべく力を抜いてやさしく磨いていきます。

③歯を磨く順番を決める

磨き忘れを防ぐためにも、歯を磨く順番を決めることもおすすめです。右から左、奥から手前など磨きやすい順番で問題ありません。特に歯と歯の間、歯茎との境目、奥歯は磨き残しが多い箇所です。

奥歯は鏡を使っても磨きにくい場所ですので、念入りに磨くことが大切です。

歯の磨きすぎが原因で痛む場合は治療が必要

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歯の磨きすぎが原因で歯や歯茎は大きな影響を受けてしまいます。痩せてしまった歯茎はそのまま放置していても良くなる可能性は低いため治療が必要です。

歯や歯茎の程度によって治療方法は異なります。軽度の場合は、歯にしみ止めを塗布することで症状が改善されることもあります。しかし、歯や歯茎の状態が悪い場合は神経を取る治療を行い被せ物を行わなければいけないかもしれません。

歯の磨きすぎが原因で歯や歯茎を傷ついている場合は、根本的に正しい歯磨きの仕方を学ぶことが必要です。正しい歯磨きの仕方をマスターすることは、症状の悪化を防ぐことにもつながります。

歯医者さんは治療を行うだけではなく、正しい歯磨きの方法を学ぶ場所でもあります。自己流の歯磨きではなく歯科医師や歯科衛生士から正しい歯磨きの仕方をレクチャーしてもらいましょう。

【まとめ】歯の磨きすぎが原因で痛む場合は受診を

歯の磨きすぎは、歯や歯茎を傷つける原因となります。傷ついた歯や歯茎はそのままにしていても良くなることはありません。

既に歯や歯茎に痛みを感じている場合は、速やかに受診してください。現在は症状が出ていなくても将来なにかしら症状が出る可能性もあります。定期的に歯科健診を受け、正しい歯磨きの仕方をマスターしましょう。

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