胃が悪い時は、口臭が臭くなるといった話を聞いたことはないでしょうか？実は胃に何らかの異常が発生している時は、臭いが強くなることがあります。

なぜ胃が悪いと口臭は臭くなるのか、原因について詳しい内容を紹介していきましょう。

胃が悪いと口臭が臭くなる理由は？

胃が悪いと口臭が強くなる原因は、食べ物が消化しにくくなるためです。胃の中にある食べ物が発酵することで、独特な臭いを放つため口臭が強くなりやすくなります。

他にも口臭が酸っぱいと感じる時は、胃の中の物が上がってくる「逆流性食道炎」が生じている可能性があるでしょう。

胃が正常に働いていれば、これらの臭いが生じることはないので、気になる臭いが出ている時は病院に足を運び診察してもらう必要があります。

胃からの臭いは異常が発生しているサインである可能性が高いので、口臭が強くなった時は注意が必要です。

胃が悪くて口臭が強くなっている時の対処法

胃の調子が悪く、口臭が発生している場合はどのように対処すれば良いのでしょうか。口臭の対処法はいくつかあるので、紹介していきます。

調理方法を変えてみる

胃が悪い時は炒め物や揚げ物は避けて、違う調理方法を試してみてください。炒め物や揚げ物は調理の際に油を使うので、消化が悪く胃に負担をかけてしまいます。

胃への負担が少ないおすすめの調理方法としては、蒸す・ゆでるといった方法です。

食材に含まれている脂を落とし、胃への負担が少ないヘルシーな料理として食べることができます。胃の調子が治る訳ではありませんが、少しでも負担を減らしたい人は試してみてください。

ゆっくりと食べることを心掛ける

料理を噛まずに飲み込んでしまうと、消化する時間がかかるため胃への負担が大きくなります。そのため、できるだけ細かく噛み砕いて食べるためにも、時間をかけてゆっくり食べてください。

目安としては、食事に20分以上はかけて食べるのがポイントなので、今の食べる時間が早いと感じる人は意識して食べてみましょう。

食物繊維が多い食材を使う

胃が悪い時は、できるだけ胃に優しい食材を使った料理を食べる必要があります。例えば食物繊維が多い物は、消化を手助けしてくれるので胃への負担が軽減されることが多いです。

おすすめの食材としては、きのこや海藻類が良いでしょう。料理に加えてみて、できるだけ胃への負担がないように調理してみてください。

胃が悪い時に口臭が強くなるのは腐敗産物が原因

健康な胃である場合は、食べた物をしっかり消化分解してくれるので口臭が強くなることは少ないです。しかし胃が悪い時は消化がうまくいかず、食べ物のカスが細菌によって分解されて腐敗産物となってしまいます。

それらが長く内臓に滞在してしまうため、口臭が強くなるのです。

放置すると病気になってしまうこともあるので、口臭が気になる時は早めに病院に足を運び、診察してもらってください。

口臭が強い時はどんな病気が考えられる？

胃が悪い時に口臭が生じている場合、病気になっている可能性があります。どのような病気が考えられるのか紹介していきましょう。

逆流性食道炎

胃の中の食べ物が、何らかの理由で食道に逆流してしまう病気が逆流性食道炎です。脂質が多い食べ物を好んで食べていたりストレスが溜まっていたりすると、発生してしまう可能性がある病気になります。

症状としては慢性的な胸やけやのどの不快感などが考えられるでしょう。

少しでも自覚症状が出ている場合は、今までの食生活を見直したり病院で診察してもらったりして治療を行うことが大切です。

胃炎

何らかの理由で胃の粘膜に炎症が生じていることで発症する病気が胃炎です。主な原因としては、ストレスやピロリ菌の感染などが考えられます。

症状としては腹痛や吐き気、食欲不振などが考えられるので、違和感を覚えた人は早めに診察してもらい、治療を行うようにしましょう。

胃が悪くて口臭が生じているなら何科で診察してもらう？

口臭が生じている原因が胃にあるなら、消化器内科や胃腸内科で診察してもらいましょう。ただ、口臭の原因が口腔内にある場合は歯科になるので、原因がわからない時は歯科に相談してみるのもおすすめです。

慢性的な不調が生じているなら、まずは病院に足を運び、診察してもらうようにしてください。

口臭の原因が胃にあるなら早めの治療が肝心

胃の調子が悪い場合は、消化不良を引き起こしてしまい、口臭が臭くなることがあります。そのため速やかに原因を特定し、早めに治療を施すことが大切です。

予防としては、普段の食生活を見直すなどの方法が考えられるので、口臭が気になる人は実践してみてください。

胃の病気によって口臭が生じている場合、放置すると症状が悪化してしまう恐れがあります。口臭が強い時は早めに病院に足を運び、診察を受けてみてください。

また、口臭の原因が口腔内にある場合には、歯科で診察してもらう必要があるので歯医者さんで歯科検診を受けてみましょう。