歯ぎしりの対策は自分でできる?原因と5つの対策方法について

睡眠中の歯ぎしりは、何らかの問題を抱えている人だけに起こる現象ではありません。健康な人でも、疲れている時や良質な睡眠がとれていない時には歯ぎしりをすることもあります。

ただしひどい歯ぎしりが長期間続く場合は、肩こりや頭痛、目まいといった全身の症状につながるリスクもあります。「歯ぎしりくらい大丈夫」と安易に考えたり、治療を諦めたりしてはいけません。

そこで本記事では、歯ぎしりの原因と5つの対策方法についてご説明いたします。ご自宅でできる対策3つと歯医者で受けられる治療を2つご紹介しますので、症状改善の参考になれば幸いです。

歯ぎしりの原因

歯ぎしりの原因は、ストレスや噛み合わせ、日常の習慣だと考えられています。

例えば、スポーツ選手のように日頃から歯を食いしばったり噛み締めたりする習慣がある人は、無意識のうちに食いしばるようになってしまいます。その結果、就寝中の歯ぎしりが起こるのです。

また飲酒や喫煙といった習慣も、歯ぎしりの原因になっている可能性があります。 アルコールやニコチンなどの成分が交感神経を刺激し、睡眠を妨げる場合があるからです。

歯ぎしりが続くと、歯がすり減って知覚過敏が起きたり、全身にも影響を与えたりする恐れがあります。さまざまなトラブルが続かないようにするためにも、できる対策から取り組んでみることをおすすめします。

 

自分でできる歯ぎしり対策

すぐに行える対策として生活習慣の改善や市販のグッズを使用する方法があります。

まずは、自分で行える歯ぎしり対策を3つご紹介します。

①質のいい睡眠をとる

歯ぎしりを改善するために、まずは質のいい睡眠がとれる環境を作りましょう。意識するポイントは、寝る姿勢です。うつ伏せや横向きで寝るのは避けた方がよいでしょう。

また、枕の高さにも注意が必要です。高すぎる枕は避け、首を楽にできる高さのものを選んでください。タオルや柔らかめの枕がおすすめです。全身に無駄な力がかからず、寝返りも打ちやすくなります。

また、心地よく睡眠に入る準備も大切です。湯船にゆっくり浸かって身体を温めたり、寝る前にスマートフォンやパソコンを長時間眺めたりするのはやめましょう。

②ストレスを解消する

歯ぎしりをする原因のひとつにストレスがあります。そのため、日頃からストレスを溜めないようにすることは非常に大切です。ストレスの原因に心当たりがある場合は、その要因を取り除くよう心がけてみてください。

またストレスを溜め込みすぎないよう、自分なりの発散方法を見つけるのもよいでしょう。ゆっくり過ごせる時間を、意識的に取り入れてみてください。

③歯ぎしり防止グッズを使う

市販で購入できる歯ぎしり防止グッズを使うのも1つの手段です。ドラッグストアやインターネットなどで購入でき、価格は1,000〜5,000円ほどです。

マウスピース型のものが多くなっていますが、ものによって形状はさまざまです。大きすぎると口に負担がかかってしまうため、自分の口に合うサイズのものを選ぶよう注意してください。

 

歯医者でできる歯ぎしり対策

自分でできる方法を試してもなかなか改善されない場合は、歯医者での治療をご検討ください。

次に、歯医者で受けられる歯ぎしり対策を2つご紹介します。

噛み合わせを調整する

歯ぎしりする原因として、噛み合わせの悪さが関係している可能性もあります。歯の高さが不揃いだったり、上下の歯が噛み合う場所が悪かったりと、さまざまな要因が考えられます。

噛み合わせは、一生変わらないものではありません。加齢やむし歯、歯周病などの影響を受けるため、時間の経過とともに変化していきます。そのため、これまで歯ぎしりしていなくても、急に歯ぎしりするようになる場合もあるのです。

原因が噛み合わせにある場合は、歯医者で調整してもらう必要があります。詰め物や被せ物を変えたり、歯の高さを合わせたりしてもらいましょう。

ナイトガードを作ってもらう

ナイトガードとは、就寝時に使用するマウスピースのことです。マウスピースを使用する治療法のことを正式には「スプリント療法」と呼びます。

マウスピースをつけていれば、歯ぎしりをしたとしても歯が削れてしまうのを防ぐことが可能です。それに加え、歯ぎしりに伴うトラブルの軽減も期待できます。

市販のものと比べると、ご自身の歯列やお口に合うマウスピースを使用できることが大きなメリットです。保険適用となる治療のため、費用負担も大きくなりすぎることはありません。

 

まとめ

歯ぎしりの原因は、不眠やストレス、噛み合わせの他にも、飲酒や喫煙といった生活習慣が関係していると言われています。

自分でできる歯ぎしり対策としては、第一に睡眠の質の改善やストレス軽減が挙げられます。また市販で揃えられる歯ぎしり防止グッズもあるため、試してみるのもよいでしょう。

それでも歯ぎしりが改善されない場合は、噛み合わせが原因かもしれません。詰め物や被せ物を調整したり、歯の高さを整えたりする必要があるため、歯医者を受診しましょう。

また歯医者では、マウスピースを使用した治療も受けられます。歯列に合わせてマウスピースを作製し、それを着用することで歯ぎしりとそれに伴うトラブルを軽減します。保険適応の治療となるため、金銭的な負担も数千円ほどで済みます。

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