口内炎の写真

歯茎にできる口内炎の原因は?対処方法について徹底解説します!

歯茎に口内炎ができたことがある方は多いのではないでしょうか?口内炎といえば頬の裏側や舌の側面にできることが多いのですが、歯茎にできるケースも稀にあります。歯茎に口内炎ができた方は何か別の病気かもしれないと不安になってしまうかもしれません。

本記事では歯茎にできる口内炎の原因について解説いたします。対応方法についても紹介しているので、ぜひご確認ください。

1.口内炎にはいろんな種類がある

口内炎にはいろんな種類があります。最も一般的な口内炎なのがアフタ性口内炎です。アフタ性口内炎とは、真ん中にくぼみやえぐれたような陥没した形状をしている円形の口内炎のことです。

食べ物がぶつかったり、刺激の強い飲み物がしみやすかったりするのが特徴の口内炎となっており、窪みの周囲は白から黄色くなっています。

アフタ性口内炎の原因は、睡眠不足や栄養の偏り、歯磨きのし忘れ、風邪などいろいろです。歯茎に口内炎ができたら、ほぼこのアフタ性口内炎であると考えていいでしょう。しかし、すべてがアフタ性口内炎ではないため注意しなくてはいけません。

口内炎には感染性のものがあります。その代表的なものが真菌の1種であるカンジタ、ウィルスであるヘルペスです。

カンジタが原因でできる口内炎のことを口腔カンジタ症といいます。そもそもカンジタとは、健康な人の口内には常に生息しています。通常であれば、口内環境に悪影響を及ぼすこともありません。しかし、口内の菌のバランスが崩れて、その際にカンジタが増殖すると口内炎を引き起こします。

口内の菌のバランスが崩れるのは、体調不良などによって免疫が低下したときです。つまり、アフタ性口内炎と同様に体調不良が口内炎の直接的な原因となっているので、原因からアフタ性口内炎か口腔カンジタ症かを判断するのは難しいかもしれません。

しかし、アフタ性口内炎と口腔カンジタ症は、症状が大きく異なります。口腔カンジタ症は、苔のようなべっとりしたものが粘膜に張り付いたような形状になっています。基本的には白色であり、痛みはありません。しかし、口内の粘膜に斑点状に赤い湿疹のようにでるカンジタ症は痛みが強く出るという特徴があります。

口内炎がどのようにできているかを見れば、アフタ性口内炎か口腔カンジタ症かを判断することは可能でしょう。

もう1つ感染性の口内炎があります。それが口腔ヘルペスです。1型ヘルペスウィルスが原因であり、これは日本人の9割近くが保有しています。カンジタと同様に、免疫力が落ちると悪さをするウィルスです。

症状としては歯茎や唇に水ぶくれが密集したようなものができます。水ぶくれの周辺はただれており、痛みも激しいです。子供の場合には、発熱を伴うケースもあります。

これらが歯茎にできる口内炎です。どの口内炎にも共通しているのは、体調不良で発症する可能性が高まるという点です。口内炎を防ぐためには、健康的な生活を心がけなくてはいけません。

2.口内炎ができたときの対処法

口内炎ができたら歯科医院などに相談するのが一番です。しかし、すぐに相談できる状態ではないケースも多いでしょう。そこで家でもできる口内炎の対処法について知っておいてください。

まずは口内を清潔に保ちましょう。口内炎がある状態で歯磨きをするのは不安かもしれませんが、口内を清潔に保つことこそが口内炎治療の第一歩です。歯磨きはもちろん、うがい薬などを活用するのも効果的です。

そして今ある口内炎に刺激を与えないことを心がけてください。香辛料がたくさん含まれている料理やエスニック料理、炭酸飲料や柑橘類などは口内炎を悪化させます。こういった食べ物は控えるようにしてください。

3.栄養バランスが大切

体調を崩す原因はいくつか考えられますが、その中の1つに栄養バランスの乱れがあります。口内炎は栄養バランスが乱れても起こりやすくなるので、バランスのいい食事を取るように常に心がけるようにしてください。

特にビタミンB群とビタミンCは積極的に取るようにしましょう。ビタミンB群は納豆や牛乳のような日常的に取りやすい食べ物に多く含まれているので、それらを摂取する習慣をつければ口内炎ができづらい環境が整っていきます。

栄養バランスを整えることは口内炎対策だけでなく、健康的な生活をするうえで欠かせません。ぜひ、毎日の食事を見直してみてください。

まとめ

いかがだったでしょうか?最後に歯茎の口内炎についてまとめます。

  1. 一般的にはアフタ性口内炎が歯茎にできることが多いが、感染症の口内炎も存在する。体調が悪くなると口内炎ができやすくなるので注意が必要。
  2. 口内炎ができたら歯科医院などに相談することが大切だが、できない場合は歯磨きなどで口内環境を綺麗に整える必要がある。
  3. 栄養バランスが乱れると口内炎ができやすくなるので、毎日の食事を見直す必要がある。

歯茎の口内炎は毎日の生活習慣に原因がある場合が多いです。口内炎に悩んでいる方は、食事などを見直してみてください。

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