何だか舌の裏が痛いと感じた時、口内炎が生じている恐れがあります。口内炎が生じる原因はいくつか挙げられます。発生した原因を特定して改善しないと再発することがあるので、早めの対策が肝心です。

今回は舌の裏に口内炎ができる原因について解説していきます。

舌の裏に口内炎ができる原因

口内炎が生じると痛みが生じてしまい、食欲不振になりがちです。頻繁にできるようなら、早めに原因を特定して改善する必要があります。

舌の裏に口内炎ができる原因はいくつかあるので、考えられる原因について紹介していきましょう。

ビタミンB群が足りていない

舌の裏に限らず、口内炎ができる原因になるのがビタミンB群の不足です。野菜や豚肉に含まれているビタミンB群は、粘膜を正常な状態に維持するために必要な栄養素になります。

普段の食事が乱れていると、ビタミンB群が不足してしまい、舌の裏に口内炎ができるきっかけになる恐れがあるでしょう。

睡眠不足によるもの

普段から睡眠時間が足りていないと、免疫機能が低下してしまい、炎症を引き起こす原因になることがあります。少しの傷でも口内炎ができるきっかけになることがあるので、口内炎が気になる時は睡眠時間を増やすように心掛けましょう。

外部からの刺激によるもの

舌の裏に刺激が加わることは少ないですが、口内炎は外部からの刺激を受けることで発生する可能性があります。例えば虫歯ができている箇所が気になって触れているうちに、舌の裏に刺激を加えてしまうと、炎症を引き起こす恐れがあるので注意してください。

舌の裏に口内炎ができた時の対策

舌の裏に口内炎ができるきっかけが、ビタミンB群の不足や睡眠不足など様々なことが考えられます。口内炎は痛みが強く、仕事など集中したい時の妨げになるかもしれません。

そんな時に、どのように対応すれば口内炎が治るのか、対策方法について解説していきます。

食生活を見直す

口内炎はビタミンB群が足りていないと発生する可能性があります。そのため、日頃からビタミンB群が多く含まれている食事を心掛けたりジャンクフードを避けたりなど、食生活を見直すことが肝心です。

積極的にビタミンB群を摂取すれば、口内炎の改善に効果がでる可能性があるでしょう。好き嫌いをせずに、野菜中心の生活を心掛けてみてください。

十分な睡眠時間を確保する

睡眠時間が足りていないと、免疫機能の低下を招いて口内炎が生じるきっかけになります。そんな事態を避けるためにも、睡眠時間はしっかり確保しておくことが大切です。

起床時間から、どの時間に寝れば睡眠時間がとれるのか把握した上でベッドに入る時間を計算しましょう。

また、睡眠時間が不足するとストレスの原因になります。ストレスが溜まっても免疫機能の低下を招き、口内炎が発生する原因になることがあるでしょう。

内服薬やステロイド系の薬を利用する

口内炎の症状を抑える内服薬として、ビタミンB群が配合されているものがあります。口内炎の症状が和らぐきっかけになるかもしれないので、症状が気になる人は飲んでみてください。

また、ステロイド系の貼り薬も販売されているので、利用すれば口内炎の炎症が抑えられる可能性があります。ただ、口内炎に効果がある薬なのか自己判断で購入せず、ドクターに相談してから利用するようにしましょう。

口内炎が気になる時は何科に行けば良い？

口内炎ができて困っている時、何科で診察してもらえば良いのか悩んでしまう人もいるでしょう。基本的に口内炎が気になる時は、一般歯科で対応してもらえます。

口内炎の状態を確認した上で、適切な処置や処方をしてくれるので、症状が気になる人や継続してできる口内炎に悩まされている人は来院してみてください。

また、舌の裏の痛みが生じる原因は口内炎ではないケースがあります。その場合、別の病気が発症している恐れがあるので、痛みが長引いたりしこりがあったりする時は、すぐに病院に足を運んでみてください。

一般歯科なら、口内の様子をしっかりチェックした上で、症状にあった治療を行ってくれます。口内炎であれば、内服薬や貼るタイプの薬を処方してくれることもあるので、気になる人は診察を受けてみましょう。

舌の裏に口内炎ができた時は生活を見直そう

舌の裏に口内炎が発生する理由はいくつか挙げられます。その中でも多い要因としては、生活習慣の乱れです。

偏った食生活や慢性的な睡眠不足は、口内炎ができやすい傾向にあります。そのため、口内炎ができないようにするためには、日頃の生活習慣をしっかり見直すことが肝心です。

生活を見直しても、なかなか口内炎が治らない、すぐに口内炎が生じてしまうという人は、一度歯科医院に足を運んでみてください。

症状によっては口内炎ではない可能性もあるので、早めに診てもらったほうが良いかもしれません。

まずは歯科医院で、しっかり患部を診てもらってください。