重曹で歯は白くなるのか?利用する際の注意点!

歯を白くする方法として、様々な方法が考えられます。その中で重曹を使えば歯の汚れが落とせて歯を白くすると、耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。

今回は重曹を活用することで得られる効果や体への影響など、気になる内容について解説していきます。

歯の口内ケアに重曹は活用できるのか?

考える女性

研磨作用がある重曹は、歯を磨く時に利用すれば歯に付着している歯垢を除去できる可能性があります。汚れを綺麗に落とせれば、歯を白く見せることができるでしょう。

重曹を歯の口内ケアに利用する場合、重曹をそのまま使う濃度が高いので、水で希釈する必要があります。その後に歯ブラシに希釈したものをつけて磨きます。

ただ、重曹は研磨力が高いことから、軽い力で歯を磨かないと傷がついてしまう恐れがあるでしょう。重曹で口内ケアをする時は、強く磨きすぎないようにして歯を労わりながら活用するようにしてください。

重曹による口内ケアの影響

歯磨きをする女性の写真

実際に重曹を使って歯を磨けば、歯を白く見せることはできるのでしょうか。重曹による口内ケアの影響について解説していきます。

重曹が歯に付着したタンパク質を分解してくれる

実際に重曹を使って口内ケアをしたからといって、歯が白くなる訳ではありません。重曹は歯に付着している汚れの原因になるタンパク質を分解してくれますが、ホワイトニングのように歯を白く仕上げることはできません。

ただ、研磨力によって歯に付着している汚れを落とす役割はあるかもしれません。

歯を白く仕上げるなら、重曹を活用するよりも歯医者で効果的な施術(ホワイトニングなど)を受けたほうが効率は良いので、一度歯医者さんで相談してみることをおすすめします。

口臭が気にならなくなる

研磨力が高い重曹を利用すれば、歯に付いている口内の汚れを落とし、虫歯予防にも繋がる可能性があります。それだけではなく、重曹は弱アルカリ性であるため、口内ケアに利用すれば口臭予防にもなるかもしれません。

人は食後3時間程度経過すれば、唾液の量が徐々に減っていき、口内が酸性に傾く傾向にあります。この時に弱アルカリ性の重曹を活用すれば、酸性の臭いを中和して気になる口臭が薄くなることがあります。

重曹で口内ケアする時の注意点

重曹で口内ケアを行う場合、いくつか注意しておきたい点があります。主に考えられる注意点としては、高い研磨力によって歯が傷むなどが挙げられるでしょう。

具体的な内容について解説していきます。

高い研磨力で歯が傷む

重曹は歯磨き粉と比べて、研磨力が高い傾向にあります。そのため、歯を磨く時に利用すれば歯が傷んでしまう恐れがあるでしょう。

表面にあるエナメル質が傷つき、その箇所に歯垢が溜まりやすくなることがあります。虫歯や歯周病の原因になる可能性があるので、利用する際には十分注意が必要です。

ナトリウム化合物の摂取で塩分過多になる

重曹には、ナトリウム化合物が含まれています。体内に入ると、塩分の摂取量が増えることに繋がるので、血圧が高い人や持病を持っている人は利用を控えたほうが良いでしょう。

歯磨きを行う際に気を付けていても、うっかり飲み込んでしまうことはあります。そのため重曹を使う時は、体調を意識した上で利用するか検討したほうが良いでしょう。

口内に刺激を与えてしまう

重曹はタンパク質を分解する性質を持っているため、汚れを除去する時に効果が発揮されることがあります。しかし、何度も頻繁に利用していると、口内への刺激が強くなり、粘膜に負担をかける恐れがあるでしょう。

重曹で口内ケアを行う時は、1日に何度も利用しないようにして口内への負担を和らげるようにしてください。

濃度には十分注意が必要

重曹を活用して歯を磨くなら、濃度には十分注意が必要です。濃度が高いと、口内への負担が大きくなるだけでなく、研磨力が強く歯を削り過ぎることがあります。

重曹で歯を磨く時は、水でしっかり希釈して濃度を薄めて使いましょう。

濃度が高いと、塩分量が増える原因にもなるので、血圧への影響も懸念されます。

歯を白くするならどうすれば良い?

重曹は歯に付着している汚れを落としてくれますが、歯を白くすることはありません。そのため、歯を白くしたいと希望されるなら、ホワイトニングを受けたほうが良いでしょう。

歯医者さんであれば、ホワイトニングによる施術を行っているので、短期間で歯を白く仕上げられるはずです。

重曹は汚れを落とすが歯への負担が気になる

重曹を活用して歯を磨けば、汚れを落とすきっかけになるかもしれません。ただ、歯が白くなる効果はないので、利用する際には目的を理解して使うようにしましょう。

また、重曹を利用する時は使う頻度や濃度には、十分注意が必要です。

扱いを間違えてしまうと、塩分を過剰に摂取したり歯を傷つけたりする原因になります。

歯を白く見せたいなら、重曹を使う前にホワイトニングなどの施術を検討してみてください。

まずは歯医者さんに一度相談して、ご自身に合った施術を見つけましょう。

掲載内容に問題がありますか? 報告する