はちみつで口内炎は治る?今すぐできる対処法

1日でも早く治したい口内炎。口内炎を治すためには、はちみつが効果的だと言われています。ですが、はちみつが良いと聞いただけでは、なぜはちみつが効果的なのか、どのようにはちみつを利用したら良いのかわからない方も多いでしょう。

当コラムでは、はちみつは本当に口内炎に効果的なのか、口内炎に効果的な対処法について解説していきます。

口内炎ができる原因は複数ある

考える女性
口内炎は口の粘膜にできる炎症のことです。口内炎ができる原因は複数あります。

  • 睡眠不足
  • ストレス
  • 栄養不足
  • 喫煙
  • ウイルス
  • 口の中を噛む

生活リズムが乱れた生活を送ったり、ストレスを感じたりすると口内炎はできやすいということがわかります。

口内炎にはちみつを塗る対処法は根拠がない

はちみつの写真
口内炎に効果的な対処法はいくつかありますが、はちみつを使った対処法について説明します。

はちみつには、蜜ろうが含まれています。蜜ろうは粘膜や皮膚の保護をする成分があるため、口内炎に直接はちみつを塗ると良いと言われています。

しかし、口内炎にはちみつを塗る対処法は医学的根拠はないようです。はちみつには、口内炎の炎症を悪化させると考える歯科医師もいるため、口内炎にはちみつを塗る対処法は避けた方が良さそうです。

はちみつを塗るよりも、口内炎用の貼り薬や塗り薬を使用するようにしましょう。

口内炎ができている時にやってはいけない対処法

バツをしている写真
口内炎にはちみつを塗る以外にもやってはいけない対処法があります。誤った対処法を行うと、口内炎を悪化させてしまうことになるかもしれませんので注意しましょう。

①アルコールが含まれているマウスウォッシュを使う

口の中の細菌の繁殖を抑えるために効果的なマウスウォッシュ。しかし、マウスウォッシュにはアルコールが配合されているものもあります。アルコールは口内炎を刺激して、悪化させる原因となります。

マウスウォッシュが習慣になっているなど、どうしても使用したい場合は、アルコールが含まれていないものを選ぶようにしましょう。そして、マウスウォッシュを使用した後に水道水でうがいをすると口の中を清潔にすることができます。

②飲酒

先ほどアルコールが含まれているマウスウォッシュは、使用しない方がよいと解説しました。同じように口内炎ができている時は飲酒(アルコール)を控えましょう。

③口内炎を触る

口内炎を直接触らないようにしましょう。手の細菌が口内炎にうつり、治るのが遅くなるかもしれません。衛生的にもよくないのでやめましょう。

 

口内炎に効果的な対処法

歯磨きをする女性の写真
口内炎ができたらまずはこちらの対処法を行ってみましょう。

①口の中を清潔に保つ

口内炎は、口の中が不衛生な状態だとできやすいため、常に清潔に保つことが大切です。具体的には、1日3回の歯磨きを行うと良いでしょう。

②刺激の強い食べ物を避ける

口内炎ができている時は、辛い食べ物や熱い飲み物など刺激の強いものは避けるようにしましょう。刺激の強いものは口内炎の痛みを悪化させてしまいます。

③バランスの良い食事を摂る

口内炎は、バランスの良い食事を摂ることでも改善されます。特にビタミンBやビタミンCが不足していると口内炎はできやすいため、それらを多く含む食物は積極的に摂るようにしてください。

ビタミンBやビタミンCは、豚肉やレバー、魚介類に多く含まれていますが、食事で摂るのが難しい場合はビタミン剤を服用するのも選択肢の1つです。

④しっかりと睡眠をとる

不規則な生活、睡眠不足も口内炎ができる原因の1つです。睡眠不足は免疫力の低下を招いてしまいます。

免疫力が低下していると細菌やウイルスへの抵抗力も弱くなります。そのため、既に口内炎ができている場合はしっかりと睡眠をとるようにしてください。

 

2週間以上口内炎が治らない場合は病院へ

歯科の写真

口内炎は治るまでに、1週間から10日ほどかかると言われています。万が一2週間以上経過しても口内炎が完治しない場合は、別の病気を疑ったほうが良いかもしれません。

痛みの有無によらずに、速やかにクリニックを受診をしましょう。口内炎は、歯科、口腔外科、耳鼻咽頭科、内科などで診てもらえます。口内炎以外にも不調がある部分があれば、そちらも合わせて相談するのがおすすめです。

 

【まとめ】口内炎にはちみつを塗らずに歯科医院を受診

口内炎にはちみつは効果的なのかを解説しました。はちみつを塗る行為は、口内炎に良い・悪いなどさまざまな意見があるため、はちみつを口内炎に塗る行為は自己責任で行うようにしましょう。

はちみつを塗る以外にも口内炎に効果的な対処法はあります。規則正しい生活とバランスの取れた食事を心がけるようにしましょう。

また、痛みが激しい時や長引く際には歯科医院を受診すると良いでしょう。

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