「ガミースマイルは男性より女性に多い」という話を聞いたことはありませんか?「ガミースマイルが女性に多い理由が知りたい!」と思っている方もいらっしゃると思います。

この記事では、ガミースマイルが女性に多いと言われるのは本当なのか?その理由について解説します。

ガミースマイルは歯茎が見える笑顔のこと

「ガミースマイル」とは、にこっと歯を見せて笑ったときに歯茎が目立ってしまう笑顔のことを指します。一般的に、3ミリ以上歯茎が見えている状態のことをいい、主な原因は下記の3つに分けられます。1つの原因でガミースマイルになることは珍しく、ほとんどの場合複数の原因が重なっていることが多いとされています。

①骨格や歯並び

• 骨格的に上顎が前方に出ている
• 上下の噛み合わせが深く上の歯が下の歯を覆っている

②歯や歯茎の大きさ

• 歯の長さが短い
• 歯が生えている位置が低い
• 歯茎が発達していて歯を覆っている面積が大きい

③口周りの筋力や唇の厚さ

• 口周りの筋力が強く上唇の可動域が大きい
• 上唇に厚みがなく上にめくれてしまう

ガミースマイルが女性に多いと言われる理由

多くの人がガミースマイルは女性に多いという印象を持っていますが、そういった科学的データは見つかりません。

要するに男性も女性も原因が揃っていればガミースマイルになる可能性が同じだけあるということです。では、何故ガミースマイルは女性に多いという誤解が多くの人にあるのでしょうか?その理由として2つ考えられます。

理由①口元の見た目を気にしている方が女性に多い

女性は外見に対する美意識が高いと言われています。美意識の高い女性が歯並びや口元の見た目を気にしやすく、ガミースマイルを過剰に気にしてしまっている可能性が挙げられます。

口元は顔の印象を決める上で重要なポイントです。歯茎が見えるガミースマイルは見た目の印象を大きく左右する為、審美的にマイナスな印象を受けるという方が女性に多いようです。

理由②ガミースマイルが素敵な有名人が女性に多い

メディアでよく見るタレントや女優さんの中にガミースマイルがお似合いの方が多くいらっしゃいます。ガミースマイルは、にこっと笑ったときに可愛らしい印象を与えるのでインパクトが残りやすく、ガミースマイルが女性に多いという印象に繋がっているのかもしれません。

 

ガミースマイルは治すことが出来る

ガミースマイルをチャームポイントとしている方も多く、笑ったときに見える歯茎が可愛らしいと言われることもあります。その一方でガミースマイルによって歯茎が見えすぎてしまうことに悩んでいる方もいらっしゃると思います。

ガミースマイルは正しい治療によって歯茎を見えにくくすることが可能です。ガミースマイルの治療は大きく3つの方法があり、原因や症状によって最適な治療方法が異なります。ガミースマイルが気になって悩んでいるという方は、歯医者さんに相談して自分に合った治療方法の提案をしてもらうことをおすすめします。

①歯列矯正治療

歯並びや噛み合わせが原因の場合には、歯列矯正治療でガミースマイルの改善を行うことが可能です。歯列矯正治療には様々な種類があり、場合によっては抜歯や矯正用インプラントが必要になる場合もあります。歯医者さんでガミースマイルの原因や歯並びの状態を確認してもらい、適切な矯正方法を提案してもらいましょう。

②歯周外科手術

歯や歯茎の大きさや位置が原因の場合は、歯周外科手術が検討されます。歯周外科手術は歯を支える骨を削ったり、歯茎を切り詰めて歯茎の高さや大きさを調節する手術です。歯周外科手術には全身麻酔が必要ですが、1度の手術でガミースマイルの改善を行うことが可能です。

③ボトックス注射

口周りの筋力や唇の厚さが原因の場合は、笑った時に動く上唇挙筋にボトックス注射をすることで上唇挙筋の動きを弱めることができます。ボトックス注射の効果で上唇を持ち上げる力が弱まり、思いっきり笑ったときにも歯茎が見えにくくなります。

ボトックス注射は比較的簡単に行える治療ですが、効果は一時的で持続期間は4〜6ヶ月程とされています。改善した口元を維持する為には、定期的にボトックス注射を行う必要があります。

【まとめ】ガミースマイルは女性に多いわけではない!

いかがでしたか?この記事ではガミースマイルが女性に多いと言われる理由についてご紹介しました。ガミースマイルは歯並びや骨格などが原因で男女関係なくいらっしゃいます。女性に多いという誤解は女性の美意識の高さや有名人の影響によって広まったと考えられます。

笑った時に見える歯茎が可愛らしいと言われるガミースマイルですが、歯茎が見えすぎてしまうことをコンプレックスに感じてしまい悩んでいる方が女性に多いようです。ガミースマイルは原因に合わせて治療を行うことが可能です。ガミースマイルに悩んでいるという方は歯医者さんに相談して、適切な治療方法を提案してもらうことをおすすめします。