歯並びは悪いよりもいい方がいいと考える方がほとんどでしょう。実際に歯並びが悪くて得をすることはありません。余裕があるのであれば、誰もが歯列矯正を行うべきです。子供の歯列矯正にメリットがあると考えて行う方がほとんどなのですが、実際にはやらなきゃよかったと感じる方がいます。せっかく歯列矯正を行なったのに、なぜやらなきゃよかったと感じてしまうのでしょうか？

本記事では子供の歯列矯正をやらなきゃよかったと感じる理由について解説いたします。子供の歯列矯正をしようかどうか悩んでいる方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

1.歯列矯正をやらなきゃよかったと感じた理由

子供の歯列矯正をやらなきゃよかったと感じた理由には、いろんなものがあります。ここでは代表的な理由について紹介いたします。

①お金がかかる

最も大きな理由はお金がかかるというものでしょう。客観的に考えると、大人になったときの方が歯列矯正にはお金がかかるので、子供の頃に行なっておくのはメリットが大きいです。しかし、子供の頃にかけるお金と大人になってからかけるお金は重みが違います。

子育てにはいろんなところでお金がかかります。少し景気が悪くなって物価が上がると苦しんでいる方は多いでしょう。ギリギリのラインで生活をしている方は決して少なくありません。最初は余裕があると思ってお金を使ったとしても、後から苦しくなってしまうケースは少なくないのです。

歯列矯正にお金がかかるのはわかっていることではありますが、始める前に本当に負担にならないかを考えなくてはいけません。

②子供にストレスがかかる

子供に矯正器具の装着によるストレスをかけてしまうというのも大きなポイントです。子供はなぜ歯列矯正の必要性があるのかを正しく理解してはいません。そのため、矯正装置を外したり汚したりしてしまう可能性があります。また、矯正装置がついていると食事がしづらくなったり口を動かしづらくなったりします。そういったストレスが子供にかかってしまったため、やらなきゃよかったと感じる方がいるのです。

③効果を感じられなかった

矯正治療が終わった後には、後戻りを防ぐためにリテーナーを装着しなくてはいけません。これを怠ると、歯並びが悪い状態に戻ってしまいます。これによって歯列矯正の効果を感じられなかったという方は少なくありません。

子供はリテーナーを外してしまう場合もあります。歯医者さんによって工夫することはできますが、せっかくお金をかけたのに元に戻ってしまってはやらなきゃよかったと感じるでしょう。

これらが歯列矯正をやらなきゃよかったと感じる主な理由です。このように感じる可能性があると思うのであれば、歯医者さんとよく相談をして本当に行うべきなのか考えなくてはいけません。

2.実際にやらないほうがいいのか

実際に子供の歯列矯正はやらないほうがいいのかというと、決してそのようなことはありません。大人になると時間を確保するのが難しくなったり、歯が動きづらくなったりします。そのため、子供のうちに歯列矯正を行なっておくというのは、決して間違っている選択ではありません。

その一方で、あまりにも歯並びが悪いのでなければ、緊急性が薄いのも歯列矯正の特徴です。歯列矯正と他の何かでどちらかにしかお金を使えないという状況にあるのなら、他の何かにお金を使ったほうがいいかもしれません。

歯の状態によっても異なりますが、絶対に歯列矯正をしないと大きな問題があるというケースは稀です。ほとんどの場合は、余裕があるのであれば歯列矯正をしていた方がいいというくらいなので、必ずしも行わなくてはいけないというわけではありません。

そのため、歯列矯正にさせなくてはいけないという義務感を持つのではなく、余裕があったらさせるという意識で取り組むことが大切です。

3.それぞれの家庭の価値観を大切にする

家庭にはそれぞれの価値観があります。歯列矯正をするべきかどうかもその価値観に従えば問題ありません。絶対にしなくてはいけないということはないので、無理をしないようにしてください。子供がつらそうにしているのを見るのは嫌というのなら、させないという選択をしても問題ありません。

しかし、歯列矯正は大人になってからもメリットがあります。健康的に生活をするために歯は欠かせないので、前向きに考えてみてください。

まとめ

いかがでしょうか？最後に子供の歯列矯正をやらなきゃよかったと感じる理由についてまとめます。

1. 歯列矯正にはお金がかかり、矯正治療によって子供にストレスもかかってしまうので、やらなきゃよかったと感じる方がいる
2. 歯列矯正には数多くのメリットがあるので、実際にやらないほうがいいというわけではない。しかし、無理をして行う必要もない
3. 各家庭にはそれぞれの価値観があるので、それを大切にするべき

歯列矯正への考え方は人それぞれです。何が正しいということはないので、自分なりに考えて行うようにしてください。