歯列矯正が早く終わる人の特徴は?歯が動きやすい人はいる?

歯列矯正は時間がかかります。年単位で治療が必要なケースも珍しくありません。治療している最中に長くてうんざりしてしまう人も少なないのではないでしょうか?しかし、歯列矯正を行なっている人の中には、早く治療が完了する人がいます。なぜ、同じ矯正治療を受けているのに、治療が完了するまでの時間に違いがあるのでしょうか?

本記事では歯列矯正が早く終わる人の特徴について解説いたします。歯が動きやすい人も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

1.歯列矯正が早く終わる人の特徴

歯列矯正が早く終わる人には主に2つの特徴があります。それぞれ確認していきましょう。

①成長期の子供

成長期の子供は顎の骨が柔らかいです。成長するにつれてどんどん硬くなっていくのですが、まだ柔らかい状態であるため、それを活かした治療を行うケースがあります。具体的には歯列を広げて歯並びを調整するといったものです。

もちろん、歯並びの状態によっては歯列を広げたとしても治療が終わらない場合があります。その場合は時間がかかってしまうのですが、歯列を広げて治療が完了するのであれば、他の人と比べて治療が早く終わります。

②歯並びの悪さが軽度

歯並びにもいろんな状態があります。歯を大きく動かさなくてはいけないのであれば、当然ですが時間がかかりますし、軽く動かすだけで治療が完了するのであれば短期間ですみます。歯並びの悪さが軽度なものであれば、基本的には歯列矯正は早く終わります。

特に部分矯正は治療期間が短いです。全体矯正の場合は、バランスを考えながら矯正治療を行なっていかなくてはいけません。しかし、部分矯正は特定の歯の位置さえ修正することができれば、歯列矯正完了となります。全体のバランスを考えることも少ないので、一般的には早く終わることが多いです。

ここで注目するべきなのは、早く終わる人の特徴は自分ではどうにもできないという点です。年齢や歯並びの元々の状態に関しては、工夫をすることができません。そのため、特別な方法で矯正治療を早く終わらせることはできないと考えてください。

2.効率よく歯列矯正を進める方法

歯列矯正をすぐに終わらせることはできません。しかし、歯列矯正の効率を高めることはできます。具体的な方法について紹介いたします。

①歯医者さんの指示を守る

当然ですが、歯医者さんの指示は守るようにしてください。マウスピースの着用期間やタイミングなどを守らない方は一定数います。歯医者さんはスムーズに矯正治療が終わるように指示をしてくれているので、それを守っていれば矯正治療は効率よく進んでいきます。

マウスピースが気持ち悪くなってしまうのは当然です。しかし、外してしまうとどんどん着用しなければいけない期間が長くなってしまいます。結果的にマウスピースによる不快感も長引くことになってしまうので、歯医者さんの指示には従うようにしてください。

②新陳代謝が活発

歯列矯正は歯周組織の代謝を利用して行います。歯に力が加わると、歯の根を覆う歯根膜に力が加わり、歯が少しずつ移動していきます。そのため、歯周組織の代謝が活発であればあるほど、歯列矯正で歯が動きやすいのです。

③歯に余計な力をかけない

歯列矯正が早く終わって欲しいからといって、歯に余計な力をかけてはいけません。意識的に力をかけないことはできるのですが、無意識に力をかけてしまっている場合があります。具体的には唇を噛んだり、頬杖をついたり、舌を前歯で押したりといった癖が余計な力をかけることになってしまいます。癖は意識をしても治らないことも多いです。しかし、癖が残ったままだと歯列矯正に時間がかかってしまうので、早めに治しておくようにしてください。

3.根気よく付き合っていくことが大切

歯列矯正を早く終わらせたいという気持ちは、誰もが持っています。面倒なことも多いですし、歯医者さんに通う手間も取られてしまいます。しかし、そこで嫌になってやめてしまうと、お金ももったいないですし、歯並びも改善しません。歯列矯正を始める際には、時間がかかるものだと割り切って、根気よく付き合っていく覚悟をすることが大切です。

自分が歯列矯正によるストレスに耐えられるかどうか不安な方は歯医者さんに相談してください。歯医者さんの方、似たような悩みを抱えている方を多く知っています。話をするだけでも参考になるところが多いでしょう。

まとめ

いかがでしょうか?最後に歯列矯正が早く終わる人について解説いたします。

  1. 顎の骨が柔らかい子供やそもそもの歯並びがそれほど悪くない人は、歯列矯正が早く終わるケースがある
  2. 歯列矯正を効率よく進めていくためには、歯医者さんの指示をしっかりと守ることが大切
  3. 歯列矯正に時間がかかるのは仕方のないこと。根気よく付き合っていく必要がある

歯列矯正はストレスも多いです。しかし、終わったときのメリットも大きいので、頑張って治療に取り組んでください。

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