歯列矯正は歯並びを正しい位置に戻すための治療ですが、中には施術を受ける必要がない人がいます。どのようなときに歯列矯正を受ける必要がないのか、詳しい内容を解説していくので参考にしてみてください。

歯列矯正を受ける必要がない人の特徴

歯並びを整える歯列矯正は、基本的に自由診療であるため大人になってから施術を受けると費用が高くつきます。そのため状況によっては、歯列矯正を受けないという選択肢も大切です。

歯並びが気になるけど、歯列矯正を受ける必要がない人とはどんな特徴を持っているのか、詳しい内容を紹介していきます。

虫歯や歯周病のリスクが低い

歯並びが悪い場合、歯の隙間に歯垢が溜まりやすい傾向があります。日頃からお手入れをしていても、汚れが蓄積しやすく虫歯や歯周病になりやすいので注意が必要です。

ただ、中には歯並びが綺麗で歯と歯の隙間に歯垢が溜まりにくい人もいます。そんな人は、歯列矯正を受ける必要がないので、わざわざ施術を受けなくても良いでしょう。

噛み合わせに問題がない

歯並びによっては噛み合わせが悪く、歯への負担が大きくかかっているケースがあります。負担が大きい場合、歯が欠けたり摩耗したりするので、歯を失ってしまう恐れがあるのです。

噛み合わせによっては、頭痛などの症状の発生に繋がる可能性があります。

ただ、中には噛み合わせに問題なく、歯への不安も問題ない人もいるでしょう。そういった人は歯列矯正を行う必要がありません。

見た目が気にならない

歯並びが悪い状態だと、見た目にコンプレックスを抱いてしまう人がいます。そのため、見た目が気になるという人は、歯列矯正を受けるのも良いでしょう。

特に仕事で人と会う機会が多い人は、歯並びを意識したほうが良いケースがあります。歯は人の印象を決める上で大切な要素になるので、気になる人は早めに歯列矯正を受けましょう。

見た目が気にならないという人は、施術を受ける必要がないのでわざわざ歯列矯正をしなくても問題ありません。

どんな人に歯列矯正は必要なのか？

施術を受ける必要がない人について解説しましたが、反対にどんな人に歯列矯正は必要なのでしょうか。必要性のある人の特徴について解説していきます。

出っ歯の人

前歯が出ている状態のことを出っ歯といいますが、出っ歯の場合は見た目にもネガティブな印象を受ける可能性があります。そのため、見た目が気になるという人は歯列矯正を受けてみてください。

また、反対に下の歯が出ている受け口の人も、同様に見た目が気になるという人がいます。歯並びコンプレックスを抱いている人は、一度施術を受けることを検討してみてください。

開咬

口が閉じている状態にも関わらず、前歯が開く状態のことを開咬と呼びます。この状態の人は、物を噛んでいるときに勝手に物が出てしまうことがあるでしょう。

歯に隙間が生じていることから、発音がしにくいといったデメリットがあります。

発音がしにくいなど、気になる点がある人は矯正を受けたほうが良いでしょう。

歯列矯正にもデメリットがある？

歯並びを綺麗に整える歯列矯正ですが、デメリットに感じる部分もあります。それは治療費がかかるといったことが考えられるでしょう。

具体的にどのようなことがデメリットになるのか、詳しい内容を解説していきます。

治療費が発生する

基本的に歯列矯正は自由診療に該当するため、施術を受けるなら治療費が発生します。治療費の額は施術の内容によって異なるので、事前に歯の状態をチェックしてもらった後に、見積もりを出してもらいましょう。

子供のときに矯正すれば、保険が適用されるケースもあるので、早めに矯正はしておいたほうが良いです。

治療が完了するまで期間が長い

矯正はすぐに歯並びが治るものではなく、基本的に年単位で計画的に施術を受ける必要があります。長ければ3年は治療に時間がかかるケースがあるので、治療にかける時間は確保しておく必要があるでしょう。

多少の痛みが生じる

矯正する際には、少しずつ歯を動かすことになるので、多少は痛みが生じます。特に治療を始めたときは、痛みを激しく感じることがあるため、予め理解しておく必要があるでしょう。

矯正器具が歯ぐきに当たるといったときは、矯正器具が歯に合っていない可能性があるので、その場合は速やかにドクターに相談してください。

歯列矯正が必要ないかまずは歯医者さんで検査しよう

歯並びが綺麗な人や、特に虫歯や歯周病などの影響を受けない人は歯列矯正を受けなくても問題ありません。しかし、歯並びの影響で病気になるリスクが高まるなら、早めに施術を受けたおいたほうが良いでしょう。

自分に歯列矯正が必要ないのか判断できないときは、一度歯医者さんで歯の検査を受けてみてください。矯正が必要なのであれば、ドクターが適切な治療を提案してくれます。

歯並びが気になる人は、矯正を受ければ改善できる可能性があるので、一度検討してみてください。