マウスピース矯正はどれくらい痛いの?解決方法についても解説!

マウスピース矯正を行っていると歯が痛む場合があります。全ての人に痛みが発生するというわけではありませんが、痛みが起こるのは珍しくありません。なぜマウスピース矯正を行うと痛むのでしょうか?また、これからマウスピース矯正を行おうと考えている方は、痛むのが不安という方もいるでしょう。実際にマウスピース矯正はどれくらい痛むのでしょうか?

本記事ではマウスピース矯正がどれくらい痛いかについて解説いたします。解決方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

1.マウスピース矯正の痛みは人によって異なる

 マウスピース矯正によって感じる痛みは人によって異なります。しかし、ほとんどの場合は耐えられないほどの痛みを感じることはありません。また、痛みが長期間続くといったこともありません。2~3日すれば自然と治っていくことが多いので、安心してください。それ以上痛みが続くようであれば歯医者さんに相談をしてください。

また、マウスピースを着用した時点で耐えられないような痛みが発生した場合は、器具に何かしらの問題があるかもしれません。その状態で我慢をして矯正治療を続けるのは逆に危険なので、耐えられない痛みがある場合も歯医者さんに相談するようにしてください。

2.マウスピース矯正の痛みの原因

マウスピース矯正で発生する痛みの原因としてはいくつか考えられます。

①歯が動く痛み

まずは歯が動くことによる痛みです。歯は骨の中に埋まっているため、多少圧力をかけた程度では動くことはありません。矯正装置を使用して負荷をかけ続けることで少しずつ移動をしていきます。

歯に直接触れて力をかけると違和感を感じるでしょう。それが長時間続くことで痛みになる場合があるのです。痛みを感じるというのは、歯が正常に動いている証拠でもあるため、痛みがあるからといって心配する必要はありません。

矯正装置をつけた直後は、痛みや引っ張られているような感覚を覚えます。徐々に痛みは増していきますが、ピークを迎えた後は落ち着いていくので心配する必要はありません。

②アタッチメントによる痛み

マウスピース矯正を行う際に、歯にアタッチメントを取り付ける場合があります。これは歯にかかる圧力を調整するためのアイテムであり、効果的に歯を動かすためには欠かせないものです。治療箇所や状態によってアタッチメントの形状や数、設置場所は決まります。

歯の表面にアタッチメントがつくため、違和感を感じる方はいますが激しく気になることはほとんどありません。しかし、アタッチメントの出っ張りが口の中で引っかかり、口内炎や口内の傷の原因となって痛みを引き起こす可能性はあります。

③衝撃による痛み

矯正中は常に歯に圧力がかかっています。圧力がかかっている歯は敏感になっているので、硬いものを噛んだり上下の歯が強くぶつかりあったりした際に、普段よりも痛みや違和感を感じることがあるのです。

この痛みは矯正が進むことで緩和されていきます。痛みがある状態では硬いものを噛むような食事は避けるようにしてください。マウスピース矯正においては、上下の歯が直接接触することはないため、それによって痛みを感じる心配はありません。

また、マウスピースを着用した状態で食事をすることもあまり推奨されません。そのため、衝撃による痛みというのは正しくマウスピースを使用している限りはないといえるでしょう。

3.痛みがある場合の対処方法

耐えられないほどの痛みではないけれど、気持ちが悪い、集中できないなどの問題が発生する場合もあります。そういった場合は、器具を調整してもらうことを検討してください。

マウスピース矯正においては耐えられないほどの痛みが発生することはほとんどありません。しかし、人によってどれくらいの痛みに耐えられるかは異なります。少しの痛みでも気になってしまう方はいるでしょう。そういった方は器具を調整してもらうことで改善する可能性があります。

もちろん、あまりにも調整しすぎると矯正治療としての効果が期待できなくなってしまうので、ある程度は我慢も必要になります。しかし、耐えられないほどの我慢をして矯正治療を行う必要はありません。痛みが気になる場合は、その旨を歯医者さんに伝えるようにしてください。

場合によっては鎮痛剤を処方してくれることもあります。鎮痛剤を使用すれば痛みに耐えられることがほとんどなので、歯医者さんに相談してみてください。

まとめ

いかがだったでしょうか?最後にマウスピース矯正がどれくらい痛いかについてまとめます。

  1. マウスピース矯正において耐えられないほどの痛みが発生することはほとんどない
  2. マウスピース矯正に歯が痛む原因は、歯が動いていることなどにある
  3. 痛みに耐えられない場合は歯医者さんに相談することが大切

矯正治療は我慢をして続けてはいけません。痛みがつらい場合は、早めに歯医者さんに相談してください。

掲載内容に問題がありますか? 報告する