口ゴボとはどういった状態のこと?原因や治し方について解説!

口ゴボという言葉を聞いたことがありますか?聞いたことはなかったとしても、実際に口ゴボで悩んでいる方は多いでしょう。口ゴボというのは歯の状態の1つであり、審美的にはあまり好ましい状態ではありません。口ゴボがコンプレックスになっている方もいます。ほとんどの方ができれば口ゴボを改善したいと思っているでしょう。

本記事では口ゴボとはどういった状態なのかについて解説いたします。原因や治し方についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

1.口ゴボとは口が飛び出している状態のこと

口ゴボとは口が飛び出している状態のことです。具体的にイメージがしづらいかもしれませんが、鼻の頭に対して口だけが出ているという方は口ゴボの可能性が高いです。前から見るとわかりづらいかもしれませんが、横から見ると鼻の頭よりも口先が前に出ているのでよくわかります。そこまでは飛び出していなかったとしても、少し口先が前に出ているような場合は口ゴボに該当します。

口ゴボは審美的な問題が大きく、逆にいえばそれ以外の問題はほとんどありません。審美的な問題は気にするかしないかが人によって大きく異なり、気にしないという方であればコンプレックスに感じることもないでしょう。しかし、口ゴボを気にするという方も多くいます。そういった方にとっては大きなコンプレックスとなる要因なのです。

口ゴボは健康面での問題はほとんどありません。そのため、口ゴボだからといって必ずしも治療する必要があるというわけではありません。審美的に気にならないのであれば、治療をせずにそのままにしていたとしてもほとんど問題はないでしょう。

口ゴボを治療するべきかどうかは個人の考え方によって大きく異なるということを理解しておくようにしてください。必ずしも治療をするべき症状ではありません。

2.口ゴボの原因

考える女性

なぜ、口ゴボは起こってしまうのでしょうか?その理由は歯の前突にあります。歯の前突には上顎前突と下顎前突、そして上下顎前突の3種類があるのですが、口ゴボになりやすいのは上顎前突と上下顎前突の2種類になります。上顎部分に前突が起こると口ゴボになりやすいのです。

そして前突が起こる理由についてですが、先天的な要因と後天的な要因の2種類があります。先天的な要因としては遺伝や骨格の問題が挙げられます。先天的な要因によって口ゴボが起こっている場合については、防止することができません。ならないように対処することも難しいと考えてください。

逆に後天的な理由で口ゴボになるのを防止することはできます。子供の頃の習慣としておしゃぶりや指しゃぶり、口呼吸などが癖になっている子はたくさんいます。それらは全て口ゴボの原因となってしまうので、早い段階でやめさせることで将来的な口ゴボを防止することが可能です。

女の子の場合は、口ゴボが気になってしまうことも多いです。今、子供がこういった癖を行っている場合は、早い段階でやめさせるように注意をしてください。そうすることで大人になったときに口ゴボがコンプレックスになる可能性を少なくすることができます。

3.口ゴボの治し方

口ゴボとは上顎前突などによって起こる現象です。これは噛み合わせの悪化に大きく影響しています。逆にいえば噛み合わせを正しい状態に戻すことができれば、必然と口ゴボは改善されるということになります。

噛み合わせを改善する方法としては、歯列矯正が最も効果的です。ほとんどの口ゴボに関しては歯列矯正で治療をすることができます。しかし、口ゴボの状態によっては外科矯正が必要な場合もあるので注意しなくてはいけません。どのような治療が必要になるかは歯医者さんに相談してみないとわからないので、口ゴボに悩んでいるという方はとりあえず歯医者さんを利用するようにしてください。

その他の治療法としては美容整形なども考えられます。しかし、美容整形によって口ゴボを治す場合は、噛み合わせについて執刀医が正しく理解しているかが懸念点として挙げられます。また、副作用や後遺症などのリスクも歯列矯正に比べると高いでしょう。そして美容整形は麻酔下で行われるので、治療の経過を知ることはできません。治療が終わった後にこんなはずではなかったと後悔するケースも少なくないのです。

口ゴボを治したいと考えている方は、美容整形ではなく歯医者さんを利用するようにしてください。

まとめ

いかがだったでしょうか?最後に口ゴボについてまとめます。

  1. 口ゴボとは口が飛び出している状態のこと。鼻の頭よりも口先が飛び出している場合は、口ゴボに該当する
  2. 口ゴボは先天的な要因と後天的な要因によって起こる。指しゃぶりなどを早めにやめさせることで予防することは可能
  3. 口ゴボは歯列矯正によって治療することが可能。場合によっては外科矯正が必要となる

口ゴボがコンプレックスとなっている方は多いでしょう。悩んでいる方は早めに歯医者さんに相談してください。

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