歯ぎしりを治す簡単な方法とは?歯ぎしりによって起こる問題とは?

歯ぎしりが癖になっている人は多いのではないでしょうか?自分で意識をしていなくても歯ぎしりをしていたり、寝ている最中に歯ぎしりが起こったりしている人は多いです。そんな歯ぎしりですが、人から指摘された経験のある人も少なくないはず。簡単に治せる方法があれば知りたいと考えている方も多いのではないでしょうか?

本記事では歯ぎしりを治す簡単な方法について解説いたします。歯ぎしりによってどのような問題が起こるのかについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

1.歯ぎしりは舌トレーニングで治せる

歯ぎしりを治す方法として歯医者などではマウスピースなどを推奨しています。マウスピースを着用することによって、歯ぎしりによる歯への負担を減らすことができるのですが、歯医者さんで治療を受ける必要があるため簡単な方法とはいえません。歯医者さんを利用せずに歯ぎしりを治す方法として、効果が期待できるのが舌トレーニングです。

歯ぎしりや食いしばりをしている方に共通しているのは、舌が正しい位置に置かれていないという点です。舌が正しい位置に置かれていないと、口内の筋肉が緊張している状態になります。歯ぎしりとは口内の筋肉が緊張した結果起こる現象なので、舌トレーニングによって舌の位置を正しい場所に置くことができれば、筋肉の緊張がなくなって歯ぎしりが起こらなくなるのです。

具体的な舌トレーニング法としては、以下の手順で行うのが効果的です。

  1. 舌先を少し丸めて、上顎の歯の後ろ側に押し付ける
  2. 上顎を持ち上げるイメージで舌先に力を入れて10秒キープする
  3. 舌先をつけた状態で力を抜く

これを1日の中で繰り返すことによって、筋肉が舌の正しい位置を記憶するようになります。その結果、歯ぎしりがなくなる効果が期待できるのです。もちろん、効果が出るのに時間がかかったり歯ぎしりが治らなかったりする可能性もあります。しかし、歯医者さんを利用せずに歯ぎしりを治せる可能性のある手段として、取り組んでみる価値はあるといえるでしょう。

2.咬筋マッサージ

歯ぎしりを行うと、顎周りの筋肉が固くなってしまいます。それをほぐす効果が期待できるのが咬筋マッサージです。咬筋とは、顎を触りながら奥歯を噛み締めた際に固くなる部分のことであり、その筋肉をマッサージすることで顎周りの筋肉をほぐすことができるのです。

具体的には、咬筋を親指以外の4本または3本を使用して円を描くようにしたり軽く押したりしながらマッサージをするだけです。緊張をほぐすように行っていくのがポイントです。歯ぎしりや食いしばりが起こっていると気づいたタイミングや寝る前などに行うことでより高い効果が期待できます。

咬筋マッサージは非常に簡単で、マッサージを行うために特別な道具も必要としません。舌トレーニングと同様にすぐに行うことができる歯ぎしりの対策方法になっているのでおすすめです。

3.歯ぎしりによって起こる問題

そもそもですが、歯ぎしりをなぜ治さなくてはいけないか知っていますか?歯ぎしりをしている相手にいい印象を与えませんが、それ以外にも歯ぎしりを治さなくてはいけない理由はあるのです。

その理由の1つに虫歯になりやすくなるというものがあります。歯ぎしりを行うということは、歯と歯を擦り合わせるということです。当然ですが、歯と歯が擦れるとわずかではありますが削れていきます。その削れた箇所には通常よりも汚れが溜まりやすくなって、結果として虫歯になりやすくなってしまうのです。

そして歯の噛み合わせの部分に虫歯ができることになるので、側面からの虫歯と比べて奥に進行していきやすいです。そして鏡では噛み合わせの部分をチェックするのは難しいので、虫歯になっているのに気付けない可能性もあります。気づいたときにはかなり進行しているという可能性もあるので、歯ぎしりによって虫歯ができてしまうというのは非常に厄介なのです。

また、歯ぎしりは歯に不必要な負荷をかける行為でもあります。その結果、筋肉が固まってしまったり歯が割れたりする可能性もゼロではありません。このように歯ぎしりで起こる問題は数多く存在するのです。

まとめ

いかがだったでしょうか?最後に歯ぎしりを簡単に治す方法についてまとめます。

  1. 歯ぎしりは舌の位置が正しくないことで起こっている可能性があるため、舌トレーニングによって舌の位置を調整することで防げる可能性がある。
  2. 歯ぎしりや食いしばりをすると顎周りの筋肉が緊張してしまうので、咬筋マッサージによってそれらの筋肉をほぐすのも効果的
  3. 歯ぎしりをすると歯と歯の間に虫歯ができやすくなってしまう。虫歯であることに気づきづらい箇所なので注意

歯ぎしりはなるべく早く治すようにしたほうがいいです。歯医者さんで治療を受けるのが一番ですが、簡単に治したいと考えている方は本記事で紹介した方法を参考にしてください。

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