歯並びが綺麗だと印象が良くなり、自信をもって笑うことができます。

欧米ではビジネスにおいて歯並びが重要視されており、日本でも綺麗な歯並びについて年々注目されてきています。

今回は、歯並びが綺麗と判断される条件と矯正方法について解説しています。

 

歯並びを綺麗にするメリット

歯並びを綺麗にすることでどのような効果が期待できるのでしょうか。

綺麗な歯並びが私たちに与えるメリットについてご紹介します。

 

第一印象が良くなる

歯並びが綺麗だと第一印象が良くなります。

人は誰かと話をする際、相手の顔を見ます。目を見て話すことが多いですが、口元を見ることも多いでしょう。

歯並びが綺麗な場合、清潔感があり健康的な印象を受けるため、第一印象が良くなります。

 

横顔美人になれる

正面はもちろん、歯並びが綺麗だと横顔も綺麗になります。

 

横顔美人の条件である「Eライン」はご存じでしょうか。

Eラインとは、鼻先と顎先を結んだ線のことです。このEラインに唇が収まっていれば横顔美人だと言われています。

受け口や出っ歯など歯並びが悪いとこの線から飛び出してしまいます。

 

笑顔に自信が持てる

歯並びが良くないと歯を見せることに抵抗があり、大きく口を開けて笑うことを躊躇してしまう方も少なくはないのでしょうか。

歯並びが綺麗になると自信を持って歯を見せることができるため、自然と笑顔も多くなります。

 

虫歯になりにくい

歯並びが良くないと、歯ブラシが行き届きにくい部分が発生し、汚れが溜まりやすくなります。

歯垢や歯石が蓄積すると、虫歯や歯周病などのリスクが高くなります。

歯並びが綺麗な場合、磨きづらさもなくなるため磨き残しが軽減されます。

 

胃腸の負担軽減

歯並びが良くなかったり、噛み合わせが良くなかったりすると、うまく咀嚼ができない場合があります。

十分に咀嚼をしないまま、飲み込んでしまうと胃腸での消化に負荷がかかります。

胃腸に負担がかかると、付随して全身の病気に発展する場合もあるため、しっかりと歯で噛みつぶすことが重要です。

 

綺麗な歯並びの条件

綺麗な歯並びの定義とは何でしょうか？

綺麗な歯並びを評価するにはいくつか基準があるのでご紹介します。

 

左右対称

綺麗な歯並びは左右で比べた際に、大きさや生え方が一緒であることをさします。

美人の条件として顔が左右対称であるといわれていますが、歯も一緒です。

左右で歯の生え方や大きさが違うと、見た目のバランスが悪くなります。

 

でこぼこがない

他の歯よりも前や後ろにずれている歯があると「歯がガタガタ」している印象を受けます。

隣の歯と重なり合わず、一列に綺麗に並んでいることが、綺麗な歯並びの条件といえます。

 

下の歯が上の歯に収まっている

下の歯が上の歯よりも前に出ている場合、一般的に「受け口」と呼ばれます。

本来、上の歯は下の歯に被さるような形をしており、その差は2mm程度とされています。

反対に、上の歯が下の歯よりも飛び出しすぎていると「出っ歯」の状態になります。

 

上下の前歯の中心が合っている

歯を噛みしめた際に、上の前歯2本と下の前歯2本の中心が揃っていると綺麗な歯並びと呼ばれます。左右対称に加え、上下も対象であることが綺麗な歯並びの基準となります。

 

歯並びを綺麗にする方法

歯並びを綺麗にする方法は、歯列矯正と呼ばれますが種類がいくつかあります。

それぞれの特徴について解説していきます。

 

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は歯の表面に金属の矯正器具を装着して矯正する方法です。

 

メリット

ワイヤー矯正は適応範囲が広く、費用が安いのが特徴です。

取り外しが不要のため、短期間で矯正が完了します。

白色や透明のセラミックやプラスチックの素材を使用した器具もあるため、金属ワイヤーよりも目立ちにくくできます。

 

デメリット

ワイヤーが目立つため、見た目に大きく影響します。

また、ワイヤーが粘膜に接触することで口内炎ができる可能性があります。

歯磨きが難しいため、歯科医院での定期健診はかかせません。

 

裏側矯正

ワイヤー矯正と同様に金属製の矯正器具ですが、歯の表面ではなく裏側に装着する方法です。

 

メリット

裏側に装着するため正面から見るとわかりにくく、見た目への影響が少ないです。

ワイヤー矯正と同様、取り外しの必要もありません。

 

デメリット

医師の高い技術力が必要になるため、通常のワイヤー矯正より費用が高く、適応範囲も限られています。

ワイヤー矯正のデメリットと同じく、口内炎のリスクや食事に制限がかかるかもしれません。

矯正器具に舌があたるため、慣れるまで発音が難しくなります。

 

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、自分の歯型から作られたシリコン製の矯正器具を使用して歯列を矯正する方法です。

 

メリット

取り外し可能のため、食事や歯磨きが自由にできます。

透明で目立ちにくいことも特徴です。

治療段階に応じてマウスピースを作り直すため、定期的に交換ができ、衛生的で虫歯にもなりにくいです。

シリコン素材のため、金属アレルギーの方にも対応しています。

 

デメリット

適応条件が限られています。

1日20時間以上の装着時間が必要であり、取り外しの時間が長いと十分な矯正効果が得られません。

マウスピースの洗浄や装着時間など自身でしっかり管理する必要があります。

 

綺麗な歯並びで美しく健康的な人生を送りましょう

歯列矯正は条件さえ整えば、何歳からでも始められます。

ただ、矯正が完了するまでに約1〜3年程度かかるため、歯列矯正は早めに開始することをおすすめします。

歯並びが綺麗な場合、見た目の美しさだけでなく健康面にも良い影響がでるので、悩んでいる方はぜひ歯科医院に相談してみてください。