いい治療は、良い相談から。 よく分かる歯科治療ガイド
「なるべくなら失敗したくない!」誰だって思うことは同じです。
ここでは歯医者さんに相談する前に知っておきたい、歯科治療の基本情報をご紹介します。
歯茎の腫れ・痛い原因はストレス?すぐできる対処方法と予防を解説
「ストレスや疲れで歯茎が腫れて痛むことはあるのか?」「歯茎が腫れて痛い、対処法を知りたい」と思っている方はいませんか?
歯茎の腫れや痛みがでる原因は複数あり、そのうちの1つがストレスです。
当コラムでは、歯茎の腫れや痛みがでる原因、自宅でできる3つの対処方法、予防する方法などを解説していきます。
ストレスは歯茎の腫れや痛みの原因になる
歯茎の腫れや痛みの原因の1つがストレスです。ストレスにより疲労がたまり心や体へ負担がかかると、自律神経のバランスが崩れ免疫力が低下し歯茎が菌に感染しやすくなります。
また、ストレスにより唾液の分泌量が減ると口の中を清潔に保つ効果や菌の増殖を抑える効果がでません。歯周病の方は悪化しやすく、健康な人でも歯茎が腫れや痛みが起こりやすくなります。
他にも、歯磨きが不十分だと歯の詰め物や被せ物の隙間に菌が入り歯茎が腫れたり、歯ぎしりや食いしばりで歯茎が腫れたりし、痛みにもつながります。歯茎の腫れや痛みはストレスも原因になるのです。
ストレス以外に歯茎の腫れや痛みが起こる原因があり、その原因は以下の6つが考えられます。
①歯垢
歯茎の腫れや痛みの原因の中で1番多いのが歯垢です。歯垢は、口の中の菌が塊になり歯の表面に付いたねばねばしたものです。
歯や歯茎の間についた歯垢は、歯垢の中に含まれている菌が原因で歯茎の腫れにつながります。歯垢があると歯茎の腫れや痛みを抑えることはできません。歯垢は、そのままにしていると石のように固まった歯石になります。
歯垢や歯石が付いた状態が長く続くと歯茎が赤く腫れ、歯肉炎や歯周炎に移行しさらにひどくなると歯周病にもつながります。
②親知らず
親知らずが真っ直ぐ生えてこなかったり、手前の歯とぶつかっていることも歯茎が腫れる原因となります。親知らずは1番奥に生えていることから歯ブラシが届きにくい場所であり、磨き残しも多くなりやすいです。
菌の感染により歯茎の腫れや痛みが起こりやすいと言われます。日常生活に影響がなければ様子を見てもよいですが、腫れや痛みが気になる場合は歯科への受診をおすすめします。
③虫歯
虫歯が進むと歯の根元まで炎症を起こし、歯茎が腫れたり痛みがでます。虫歯の治療をしないと歯茎の腫れや痛みも悪化します。抜歯が必要になることもあるので、違和感があれば歯科に受診し治療するようにしましょう。
④歯根破折
歯根破折とは、歯の根元が折れることです。歯ぎしりや食いしばりをする方に起こりやすいと言われています。歯の根元の折れた部分に菌が感染し炎症を起こすと、歯茎の腫れや痛みがどんどん悪くなるため、早めに歯科を受診するようにしましょう。
⑤根尖病巣
根尖病巣とは、歯の根元に膿がたまり歯茎の腫れや痛みのでる病気です。ひどくなると顔が腫れることもあります。
⑥カンジダ菌
口の中や入れ歯が不衛生であると、口内に常にいるカンジダ菌が増えてしまいます。カンジダ菌が増えると歯茎の腫れや特徴的なヒリヒリとした痛みを引き起こします。
口の中や入れ歯をきれいにすると症状が治まることがほとんどですが、3〜4日経っても症状が治まらない時は歯科受診をしましょう。
自宅でできる3つの対処方法
歯茎の腫れや痛みがあるため歯科を受診しようとしても、夜間、休日だとすぐに受診できないことが多くあります。そのような時に自宅でできる対処方法は以下の3つです。
①口の中をきれいにする
口の中の菌が原因で歯茎の腫れや痛みがある場合は、歯磨きを丁寧に行う、うがい薬を使用すると症状の悪化を抑えることができます。また、歯茎を刺激しないようにやわらかい歯ブラシを使用することもおすすめです。
②痛み止めを服用する
歯茎の腫れ、痛みがある時は我慢するのではなく市販の痛み止めを服用するようにします。冷却シートを使って冷やすことも効果的です。3〜4日経っても歯茎の腫れや痛みが良くならなければ受診してください。
③休息をとる
免疫力の低下も歯茎の腫れや痛みを引き起こす原因となります。バランスの良い食事はもちろん、6〜8時間の睡眠を取るように心がけましょう。
歯茎の腫れや痛みを予防する方法
歯茎の腫れや痛みを予防する方法は以下の4つです。
①ストレスをためない
歯茎の腫れや痛みはストレスが原因で起こることもあるため、ストレスを溜めないことが大切です。6~8時間の睡眠をとって疲れをとることや、自分に合った方法でストレスを発散することもおすすめします。
②バランスの良い食事をとる
バランスの良い食事をとると免疫力が高まります。特に体の免疫力をあげるためには、ビタミンをとることがおすすめです。ビタミンAやビタミンCが多く含まれている根菜を意識して食べるようにしましょう。
③口の中の乾燥を防ぐ
口の中は乾燥すると、菌が増えやすくなり唾液にある菌の増殖を抑える効果がでません。特に寝ている時は口の中が乾燥しやすいため、寝る前に水分をとり口の中を潤すようにしましょう。日常生活の中でもこまめに水分を摂ることも大切です。
④丁寧に歯磨きをする
口の中を清潔にするには、普段から丁寧に歯磨きをすることが必要です。歯茎はデリケートであり歯磨きは力加減も大切になります。普段から丁寧に歯磨きをしていると、もし歯茎の腫れや痛みが起きても最小限に症状を抑えることも可能になります。
【まとめ】歯茎の腫れや痛みはストレスも原因の1つ!普段から予防に努めよう
当コラムでは、歯茎の腫れや痛みがでる原因、自宅でできる3つの対処方法、予防する方法などを解説しました。歯茎の腫れや痛みの原因はストレスかも?とお悩みの方は。ぜひ参考にしてください。
また、歯茎の腫れや痛みの原因に対して自宅で対処することも可能ですが、3~4日経っても歯茎の腫れや痛みが改善しない時や少しでも不安な時は自己判断せず早めに歯科へ受診することをおすすめします。
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