奥歯を抜歯したあとは治療必須!抜歯の際のポイントと治療の選択肢

奥歯の抜歯が必要になった、という方もいらっしゃるでしょう。これから抜歯を受けるのであれば、先に今後の流れを把握しておくとスムーズに治療を進められます。

本記事では、抜歯の前に押さえておきたいポイントと奥歯を抜歯したあとの治療の選択肢について紹介します。歯医者さんで抜歯と言われて治療を迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

 

抜歯する前に押さえておきたいポイント

いきなり抜歯と言われても、抜いたあとはどうすればいいのかは、なかなかイメージしづらいものです。まずは、治療のタイミングや今後の流れを知りましょう。

ここからは、抜歯する前に押さえておきたいポイントを2つ紹介します。

早めに治療を受ける

周囲の健康な歯に悪い影響を与えないようにするためにも、抜歯が必要と言われたら早めに治療を受けましょう。虫歯や歯周病、事故による歯の破折など、抜歯となる原因はさまざまですが、いずれの場合でも放っておくと状態が悪化するケースが多いです。

治療を先延ばしにしたことで、歯だけでなく歯茎に膿が溜まったり腫れたりする恐れがあります。また、歯茎に異常が出たままにしておくと、顎の骨まで失ってしまう可能性もゼロではありません。

奥歯以外の部位への影響を最小限に留めるためにも、放置しないことが大切です。

治療方法を決める

抜歯する決心がついたからと言って、とりあえず抜歯だけするのはおすすめしません。抜歯する前に、その後の治療方法も決めておきましょう。抜歯してから時間が経過すると、空いたスペースの方に隣の歯が移動してしまい、噛み合わせや歯並びが崩れてしまう恐れがあるからです。

また、頭痛や肩こりが悪化したり、手入れがしづらくなり虫歯や歯周病などのトラブルが続いたりすることもあります。

抜歯からその後の治療へとスムーズに進めるためにも、抜歯の決心とともにその後の治療方法も考えておくようにしましょう。

 

奥歯の抜歯後に、補う治療が必要な理由

「奥歯は他人から見えないし、抜いて終わりでもいいのでは」と考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、食べ物を細かく噛み砕いたり、すり潰したりと、奥歯にも大事な役割があります。

抜いた次の日に悪影響が出る、というわけではありません。しかし、歯は月日をかけて徐々に動いていくため、抜いた直後に問題がなくても、数年後に問題や違和感を感じるようになるのです。

「食べ物を噛みにくくなった」「顔立ちが変わり、左右のバランスが悪くなった」など、良くない変化を起こさないためにも、奥歯の抜歯後は何らかの補う治療が必要です。

 

抜歯後の治療の選択肢は主に3つ

虫歯の治療であれば、削った後に詰め物や被せ物をするとイメージもつきやすいですが、抜歯後の治療はイメージがつきにくいものです。

ここからは、抜歯後の治療の選択肢を3つ紹介します。

入れ歯

入れ歯は、周囲の歯や歯茎を支えとして人工歯を補う治療です。保険適用でも治療を受けられるため、費用を押さえたい方でも選択しやすいのが特徴です。付け心地や見た目にこだわたい方は、自由診療でも受けられます。

デメリットは、人工歯を支える周囲の歯や歯茎に負担がかかることです。そのため、長年使用していると、周囲の歯もダメになってしまう恐れがあります。

一方でメリットは、取り外しが可能なため、違和感のあるときは外したり、清掃したりしやすいことです。自由診療のものであれば、口に馴染む色合いの入れ歯も作れるため、目立ちやすさを抑えることもできます。

ブリッジ

ブリッジは、失った歯の両隣の歯を支えとして人工歯を補う治療です。人工歯を固定するため、食事や会話の際に違和感がでにくいことが特徴です。材質によっては保険適用で受けられるため、入れ歯と同様に費用を押さえたい方も選択しやすくなっています。

デメリットは、健康な歯を削らなければならないことです。そのため、トラブルのない歯も細菌感染するリスクがあります。また、一番奥の歯の場合は、片側の歯がないため治療を受けられません。

一方でメリットは、自由診療の素材を選べば自分の歯のような質感を表現できるため、口元に馴染みやすいことです。人工歯によるコンプレックスを感じる機会は少ないでしょう。

インプラント

インプラントは、歯根の役割をするインプラント体を顎の骨に埋め、そこに人工歯を取り付ける治療です。インプラント体はチタン素材のため、金属アレルギーがある方でも治療を受けられます。

デメリットは、基本的には自由診療のため、費用を抑えるのが難しいことです。また生活習慣病があるなど、身体の健康状態によっては治療を受けられません。

一方でメリットは、他の治療方法よりもしっかり噛むことができることです。天然歯と同じように歯が1本で自立するため、周囲の歯を傷つける恐れもありません。「食事の際に不便さを感じたくない」「他の歯をできるだけ大切にしたい」という方に、向いている治療です。

 

まとめ

奥歯の抜歯が必要になったら、抜歯する日をなるべく早く決めるとともに、その後の治療方法も選択しておきましょう。抜歯までの期間が空くと、周囲の歯や顎の骨、歯茎など、その他の部位に悪影響が生じる恐れがあります。また、抜歯した後に補わないまま期間が空くと、歯が移動して歯並びや顔立ちが変わってしまう可能性もあるのです。

補う治療の選択肢としては、入れ歯、ブリッジ、インプラントの3つがあります。入れ歯とブリッジは保険適用できるものもあるため、費用を押さえたい方におすすめです。一方でインプラントは、自然な見た目と不便のない噛み心地を目指したい方におすすめです。

全身の健康状態や治療への希望などによって選択肢が変わるため、治療を受ける予定の歯医者さんで事前によく相談しておきましょう。

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