歯を食いしばるのをやめたいときはどうすればいいの?方法を紹介!

歯を食いしばる癖がある方は少なくありません。やめたいのにやめられないと悩んでいる方も多いでしょう。なぜ、歯を食いしばってしまうのでしょうか?そしてやめるためにはどうすればいいのでしょうか?

本記事では歯を食いしばるのをやめたいときの方法について解説いたします。歯を食いしばるのをやめるためには、なぜそれが起こっているかを理解することが欠かせません。ぜひ、本記事を参考に歯を食いしばるのをやめるきっかけにしてください。

1.歯の食いしばりが起こる原因

そもそもですが、食いしばりとはどのような状態か知っていますか?歯を噛み締めるようにすることを食いしばりというのですが、実は食事の時間を合わせても通常であれば歯と歯が接触している時間は20分ほどです。話している最中も歯が接触することはありませんし、何もしていなければ常に歯と歯は離れています。つまり、歯というのは接触していないのが通常の状態なのです。

よく食いしばりは強く噛み締めることを指すと思いがちですが、少し違います。力を入れて噛み締めなかったとしても、普通に生活をしている中で歯と歯が接触しているのであれば、無意識のうちに食いしばりを行ってしまっていると考えてください。

その食いしばりが起こる原因としては、ストレスや緊張が考えられます。ストレスがあると、交感神経が優位になるため、口周りの筋肉が緊張しやすく、食いしばる状態になりやすいのです。

ストレスを少しでも緩和するために、無意識のうちに食いしばりをしているという考え方もあります。また、噛み合わせが悪いことでも食いしばりをしてしまうケースがあるため、食いしばりが気になるという方は、まずは歯医者さんに相談して原因を特定することをおすすめします。

2.歯の食いしばりをやめる方法

歯の食いしばりをやめる最も効果的な方法はストレスをなくすことです。ストレスをなくすことは、歯の食いしばり以外にも健康的に生活をする上で欠かせません。しかし、ストレスとはすぐになくなるものでもありません。環境や人間関係などを簡単に変えることができればいいですが、簡単ではない方がほとんどでしょう。

もちろん、ストレスをなくすように意識をすることも大切です。しかし、それを意識しすぎると、新たなストレスの原因になってしまうかもしれません。そのため、ストレスをなくす以外の方法で歯の食いしばりをやめることができないか考えていく必要があります。

最も簡単で効果が高いのは、マウスピースを装着することです。マウスピースを装着すると、食いしばりを行ったとしても歯へのダメージが少なくなります。日常生活の中では、食いしばりを意識してやめることもできますが、寝ている間はそうはいきません。実際に意識するだけで日常生活での歯の食いしばりを抑制できた人もいますが、寝ている間は食いしばりをしてしまっていることがほとんどです。

無意識のうちに行ってしまう食いしばりに対して、最も効果がある治療法となっているのがマウスピース装着といえるでしょう。

他には筋肉の緊張をほぐすことも効果的です。頬の筋肉がこわばっているのが食いしばりを行う原因なので、ストレッチによってそれをほぐすようにしてください。軽く運動をするのはストレスを緩和するという意味でも効果が高いです。この方法もすぐに実践できるので、ぜひ試してみてください。

3.歯の食いしばりによる影響

 

歯の食いしばりを行うと、具体的にどのような悪影響があるのかについて紹介いたします。食いしばりを行うと、歯に普段よりも大きな力が加わることになります。それによって、歯にヒビが入ったり、欠けたりする可能性があります。

食いしばるだけでそこまでの影響はないと思うかもしれませんが、歯の詰め物程度であれば簡単に取れてしまうので注意をしなければいけません。自分が思っている以上に、食いしばりによって歯にかかる力は大きいと考えてください。

歯のエナメル質が損傷してしまうと、知覚過敏へと繋がっていきます。力が神経にまで加われば、歯髄炎を起こしてしまうかもしれません。食いしばりによって歯に起こる悪影響は非常に多いです。歯の食いしばりはなるべく早くやめなくてはいけません。

食いしばりを行っているという、自覚症状がない方もいるでしょう。歯医者さんで歯を確認してもらうと、どういった原因で、どういった症状が起こっているのかすぐに確認してくれます。不安な方は一度相談してみてください。

まとめ

いかがだったでしょうか?最後に歯の食いしばりをやめる方法についてまとめます。

  1. 歯の食いしばりはストレスがかかることによって起こりやすい
  2. 歯の食いしばりをやめる方法として最も効果的なのはマウスピース
  3. 歯の食いしばりによる悪影響は非常に大きい

歯の食いしばりを行うことのメリットはありません。早めに治療することを心がけましょう。

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