マウスピースに入れ歯用洗浄剤の使用はNG?マウスピースの洗浄の注意点を紹介

寝ている際の歯ぎしり予防や、矯正でマウスピースを使用している人も多いことでしょう。マウスピースは雑菌が繁殖しやすく、適切に洗浄をしないと歯周病の原因となってしまいます。

この記事では、マウスピースの洗浄方法や注意点を紹介しています。

マウスピースの洗浄方法

マウスピースの洗浄方法を説明します

1.ぬるま湯で洗い流す

食後は毎回、水かぬるま湯で洗い流して洗浄しましょう。

食後にマウスピースを洗い流すことによって、食べカスの付着を防ぎ、口臭や歯周病の予防につながります。

2.歯ブラシと中性洗剤で洗浄する

1日に1度は歯ブラシで洗浄をしましょう。

マウスピースには細かな凹凸があります。

歯ブラシを使用することで、凹凸に入り込んだ食べカスや細菌を洗浄することができます。

中性洗剤を使用して洗浄すると、着色汚れやにおいの解消にもつながり、さらに清潔に保つことができます。

3.マウスピース専用の洗浄剤で消毒する

週に1度はマウスピース専用の洗浄剤を使用しましょう。

洗浄剤は除菌効果があり、毎日のケアでは落としきれない細菌を除菌してくれます。

装着時のにおいが気になる方におすすめです。

洗浄剤を使用する際には、説明書に記載の浸けおき時間を守りましょう。

長時間の浸けおきは、マウスピースの変形の原因となってしまいます。

洗浄後はしっかりとすすぎましょう。

マウスピース用の洗浄剤で落ちない着色汚れは、キッチンハイターの使用もおすすめです。

ハイターを使用する際も、濃度、浸けおき時間をきちんと守り、しっかりすすいでから使用しましょう。

マウスピースはなぜ洗浄が必要なの?


マウスピースはなぜ洗浄が必要なのでしょうか。マウスピースの洗浄が必要な理由を説明します。

1.マウスピースの着色汚れを防ぐ

コーヒーや紅茶、緑茶を良く飲む人の場合、マウスピースに汚れが茶色い汚れが付着してしまい、見た目、美容面に影響してしまいます。

マウスピース装着中はコーヒーや紅茶、緑茶は避けた方が良いですが、飲みたい場合には、週に1回は洗浄剤を使用して、着色汚れを予防しましょう。

2.においの予防

マウスピースと歯の間に食べものが挟まってしまうと、口臭の原因となってしまいます。

食事のたびに、マウスピースを水かぬるま湯で洗い流すと良いでしょう。

また長い時間、マウスピースと歯の間に食べ物が付着した状態が続くと、マウスピースのカビの原因となってしまいます。

3.歯周病の予防

マウスピースを装着していると、細菌が発生しやすく、歯周病や虫歯の原因となります。

マウスピースと歯の間には、どうしてもすき間ができてしまうので、マウスピース装着中は歯周病や虫歯のリスクは高まります。

マウスピースを洗浄することはもちろんのこと、歯みがきを丁寧に行うようにしましょう。

マウスピースを洗浄する際の注意点

マウスピースは正しく洗浄しないと、変形や破損の原因となってしまいます。

ここからはマウスピース洗浄の際の注意点を紹介します。

1.歯磨き粉は使用しない

マウスピースの洗浄は、基本的には歯みがき粉を使用しません。

歯みがき粉には研磨剤が含まれており、マウスピースが傷ついてしまいます。

汚れが気になる際には、食器洗い用の中性洗剤を使用しましょう。

2.固い歯ブラシは使用しない

マウスピースの洗浄には、柔らかい歯ブラシか専用のスポンジを使用します。

固い歯ブラシは、マウスピースの表面に細かい傷がつき、着色汚れや細菌の繁殖の原因となってしまいます。

柔らかい歯ブラシを使用していても、ゴシゴシと強い力でこすってしまうと、マウスピースが傷ついてしまいますので避けましょう。

歯ブラシで落とせない汚れは、洗浄剤を使用しましょう。

3.熱湯を使用しない

マウスピースは熱に弱いため、熱湯の使用は避けましょう。

熱湯を使用するとマウスピースが変形してしまいます。

マウスピースは、必ず水かぬるま湯で洗い流しましょう。

熱湯消毒も行ってはいけません。

消毒したい場合には、専用の洗浄剤を使用しましょう。

4.アルコール消毒をしない

マウスピースはアルコール消毒をしてはいけません。

マウスピースが変形、変色してしまいます。

消毒する際には洗浄剤を使用しましょう。

5.入れ歯用洗浄剤の使用は医師に確認する

洗浄剤は入れ歯用とマウスピース用があります。

基本的にはマウスピース用の洗浄剤を使用します。

入れ歯用の洗浄剤を使用したい場合には、医師に相談をしましょう。

素材によっては、入れ歯用の洗浄剤では強すぎて、変形や変色してしまうことがあります。

6.しっかりすすいで適切に保管をする

マウスピースの洗浄後はしっかりすすいで保管をしましょう。

きちんとすすぎができていないと、細菌が繁殖してしまいます。

ハードタイプの保管方法

ハードタイプは乾燥させすぎると、固くなり破損の原因となってしまいます。

洗浄後、しばらく使用しない場合にはケースに水を入れて保管しましょう。

ソフトタイプの保管方法

ソフトタイプはしっかり乾燥させて保管しましょう。

水分が残っていると、変形の原因となってしまいます。

マウスピースは注意点を守って洗浄しよう

マウスピースを洗浄せずに使用していると、虫歯や口臭、歯周病の原因となってしまいます。

食事のたびにすすぎ洗いをし、1日に1回は歯ブラシで洗浄をしましょう。

消毒をしたい場合にはアルコールや熱湯消毒はせず、専用の洗浄剤で消毒をします。

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