食いしばりの原因とは?どうすれば治すことができるか解説!

歯をついつい食いしばってしまう人はいませんか?無意識のうちに食いしばっていることを指摘されたことがあるという人もいるかもしれません。食いしばりは歯へ負担が大きくかかってしまうので、なるべくなら改善しなくてはいけません。そのためには、食いしばりの原因について理解する必要があります。

本記事では食いしばりの原因について解説いたします。どうすれば食いしばりが治るかについても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

 

1.食いしばりの原因は主に2つある

食いしばりの原因は主に2つあります。食いしばりをついついしてしまっているという方は、これらの中からどれに該当するかを分析してみてください。

まずは精神的要因です。対人関係などで何かしらのストレスがかかっている場合や、緊張したりした場合に食いしばりが起こることがあります。なぜ、ストレスによって食いしばりが起こるかという正確な理由は不明ですが、交感神経が優位になることで口の周りの筋肉が緊張してしまい、食いしばりをしやすくなるなどの考えがあります。

しかし、精神的要因で食いしばりが起こっている場合は、継続しないことも多いです。例えば、緊張する瞬間というのはずっと続くというわけではありません。緊張する瞬間を超えてさえしまえば、食いしばりがなくなるというケースも多いです。ストレスが継続して発生しており、食いしばりが続いているという場合は、根本的な原因を解消することを意識してください。

精神的要因の厄介なところは、歯医者さんなどで治療をすることができないところです。ストレスの原因は人によって違うのですが、それを歯医者さんで解消することはできません。自分なりにストレスが改善されるように考える必要があります。

もう1つの理由が物理的要因です。噛み合わせが低かったり、高い部分があったりすると食いしばりをしやすくなります。精神的要因と比べて、物理的要因は自然に解決することがありません。そのため、しっかりと歯医者さんで治療をして改善をしなくてはいけません。歯医者さんに相談をすれば食いしばりが治ることがほとんどですが、逆に放置するとずっと食いしばりを続けてしまいます。なるべく早く歯医者さんに相談をしてください。

 

2.食いしばりを治す方法

食いしばりを治す方法として、根本的な原因を解消することは大切です。物理的要因であれば、すぐに根本的な要因を改善できるのですが、精神的要因の場合はそう簡単ではありません。そのため、別のアプローチによって食いしばりを改善する必要があります。

最も一般的な方法なのがマウスピースでしょう。マウスピースは食いしばり自体を行わなくするというわけではなく、食いしばりによって歯にかかる負担を減らすことができるアイテムです。食いしばりは歯に負担がかかるからやめるべきなのであって、歯に負担がかからないのであれば行っていたとしても大きな問題はありません。

マウスピースを着用していれば、歯への負担は少なくなります。食いしばりによる歯への悪影響を減らす最も効果的な方法の1つです。

また、イメージトレーニングも効果的です。上下の歯と歯を接触させないように常に意識をします。接触していると感じたら、意識的に歯と歯を離すようにして接触しないようにしましょう。そしてストレッチなどをしてリラックスします。これを繰り返すことで、徐々に食いしばりを行わなくなります。

いろんなアプローチで食いしばりを改善することは可能です。どうしても食いしばりが治らないという方は、歯医者さんに相談をしてこれらの方法を試してみてください。

3.食いしばりが歯に与える影響

食いしばりをすると歯に強い力がかかります。それによって歯が割れたり欠けたりする可能性があるのです。特に注意が必要なのが、詰め物をしている歯です。セラミックなどの歯は縦にかかる力に弱いという特徴があるので、非常に割れやすいのです。詰め物をしている人は、食いしばりにより一層注意しなくてはいけません。

また、歯ぎしりを併発すると歯がすり減る可能性もあります。歯がすり減ると、歯周病の原因となったり知覚過敏になりやすくなったりします。いろんな歯のトラブルにつながる可能性があるので、食いしばりはなるべく早く改善されるようにしなくてはいけません。

まとめ

いかがだったでしょうか?最後に食いしばりの原因について解説いたします。

  1. 食いしばりの原因は精神的要因と物理的要因の2つがある。精神的要因の場合は、歯医者さんで改善するのが難しいが、物理的要因であれば歯医者さんで治療ができる。
  2. 食いしばりはマウスピースで歯への負担を減らしたり、イメージトレーニングでそもそも行わないようにしたりすることで改善可能。
  3. 食いしばりによって歯が割れたりすり減ったりする可能性がある。

食いしばりは大きな歯のトラブルにつながる可能性もあります。食いしばりをしてしまっているという方は、早めに歯医者さんに相談をしてください。

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